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大手との差を生む「地域密着型フィットネス戦略」

 

 

2025年7月8日(火)

 

 

こんにちは。

サクセス発行人の田村真二です。

 

 

昨日は七夕でしたが、いかがお過ごしでしたでしょうか?

 

 

「令和7年7月7日、婚姻届提出で窓口に多くのカップルが訪れた」というニュースが報道されていました。

 

 

私の住む市でも数日前、LINEで「7月7日は婚姻届提出で窓口が混雑する可能性があります」との通知が届いており、多くのカップルが「ラッキーセブン」にちなんで入籍されたようです。いずれにしても、明るい話題ですね。

 

 

 

 見えない差が「業績」を左右する

 

 

さて、話しは変わりますが、数年前、ある24時間ジムの経営者から次のような相談を受けました。

 

 

「当社の24時間ジムは、エニタイムフィットネスと内容も料金もほとんど変わらないと思うのですが、正直、厳しい経営が続いています。エニタイムと何が違うのか、よくわかりません」というものでした。

 

 

このようなご相談は、私もこれまで幾度となく受けてきました。そして共通して感じるのは、サービス提供者側には「見えていない差」が存在するということです。

 

 

たとえば、ブランド力や全国展開の安心感。また、店舗の立地や外観、スタッフ対応、清掃状態、SNSや口コミでの評判など、一見些細な要素が顧客の印象や「選ばれる理由」に大きく影響しています。

 

 

表面的には“同じように見える”サービスでも、顧客が感じる価値には確かな差があるのです。

 

 

 

 「顔が見える関係性」が最大の武器に

 

 

一方、たった1店舗しか展開していない地元の総合クラブが、同じ商圏内の大手フィットネスチェーンの総合クラブをしのぐ会員数を誇っているというケースもあります。

 

 

その違いは、明確なポジショニングと、地域との関係性の深さにあります。

 

 

大手チェーンはブランド力やシステムの整備による「安心感」は提供できますが、反面、画一的な運営にとどまりがちです。また、スタッフの入れ替わりが激しく、会員一人ひとりの顔や背景把握をしづらい環境にあります。

 

 

一方、地元の1店舗経営のクラブは、スタッフと会員の間に信頼関係が生まれやすく、「あの人がいるから通いたい」「自分のことを気にかけてくれている」といった目に見えない“情緒的価値”を積み重ねています。これは、模倣困難な競争優位そのものです。

 

 

 

 地域との接点が「応援される存在」をつくる

 

 

さらに、地域行事や地元企業との連携、地元メディアへの露出、学校や自治体との協働など、地域との接点を意識的につくり出しているクラブほど、「地域で認知され、応援される存在」になっていきます。

 

 

単なるフィットネス施設ではなく、「地域の健康拠点」としての地位を築くことにもつながります。

 

 

つまり、自社が地域でどう見られているか、何を強みにするのかを明確にし、そこに戦略と施策を集中することが重要になるのです。

 

 

 

 「選ばれる理由」をつくる意志と仕組みづくり

 

 

サービスに差が見えにくい時代だからこそ、大手とは異なる「選ばれる理由」を、意志と仕組みでつくり出す必要があります。

 

 

“自社らしさ”と“地域との絆”の再確認こそが、地域密着型フィットネス戦略のカギです。

 

 

 

 選挙戦に学ぶ、ターゲティングとメッセージ戦略

 

 

現在、7月20日に投開票を控える参議院選挙戦が展開されていますが、各政党の「メッセージ」や「アピールポイント」は、フィットネス企業の戦略にも通じるものがあります。

 

 

大政党は圧倒的なリソースを活かして、認知度と信頼性を広範囲に浸透させる「総合選」を展開します。

 

 

一方、小政党や新興勢力は、特定の層に響く政策やメッセージを武器に、街頭やSNSを駆使して一点突破を狙います。

 

 

選挙もビジネスも「誰に」「どんなメッセージを」「どう届けるか」が支持を得る生命線です。こうした戦い方の違いから学べることは少なくありません。

 

 

選ばれる理由が見えにくくなる今こそ、地域密着型フィットネスは、自社ならではの価値と地域との絆を今まで以上に掘り下げるべきタイミングです。

 

 

「地域の健康インフラ」としての役割を担い、顔が見える信頼関係を育てること。それこそが、大手との差を生み、生き残る力となるのです。

 

 

暑い日が続きますが、どうぞ体調に十分お気をつけてお過ごしください。

 

 

 

それでは次号をお楽しみに!

 

 

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