AI本格化で変わる企業経営、企業は備えを怠るな
2023年12月5日(火)
こんにちは。
ウェルネスビスの田村真二です。
今年もついに12月に入りました。
仕事もそうですが、忘年会やクリスマス、気付けば大晦日・・・になることも多いかもしれませんね。
2023年はAI本格化元年
さて、歴史を振り返ったとき、2023年はChatGPTをはじめとした“AI(人工知能)本格化元年”と(日本では)語られることになるかもしれません。
実際、今年は1年も経たずにAI関連サービスが雨後のたけのこのように生まれましたが、この流れは24年以降、加速されるに違いありません。
こんな時代に社長が、
「AIには興味がない」
「うちのような小さな会社には関係ない」
「AIは詳しい人間にまかせておけばいい」
と考えているとしたら、その会社の先行きはかなり危険かもしれません。
時代遅れというリスク
歴史を振り返ると、時代はいつも、その時々の技術革新や新しいツールが経済活動に非常に大きな優位性を手に入れるチャンスを提供してきました。
一方で、従来の技術やツールに固執しすぎて、時代の流れから取り残され深刻なトラブルに見舞われた企業や個人は数え切れません。
1つ象徴的なエピソードを紹介します。1970年代半ばから80年代にかけてのことです。
世界中のテニスファンを魅了したアイスマン(氷の男)の愛称をもつスウェーデンの英雄、ビヨン・ボルグ。その当時、ボルグは他の選手が皆そうだったように、木製のラケットを使って全仏オープン4連覇やウィンブルドン5連覇など、華々しい成績を収めていました。しかし、彼は当時のトーナメントスケジュールの過密さに反抗し、26歳で突然の引退を表明しました。
数年後、ボルグは再び選手として復帰しました。その頃には、トッププレイヤーたちは皆、メタル製やグラファイト製の木製よりもパワフルなラケットを使用していました。木製のラケットを使い続けたボルグの成績は散々で、格下の選手たちに叩きのめされました。
その結果、メジャーで一度も優勝することなく選手生活を終えました。テニスの技術は秀でていたにも関わらず、勝つために必要なツールが変わったにも関わらず、弱い木製のラケットを使っていたボルグに勝ち目はありませんでした。
ビヨン・ボルグの話は決して他人事ではありません。
例えば、顧客満足度を高めるAI搭載ツールや、業務管理などのプロセスを効率化するAI搭載ツールがあるにも関わらず、慣れ親しんだ10年前と同じツールを使い続けていたりしていないか?
競合の多くが新しいツールを使って生産性を高めている一方で、「ウチの会社は今のままでいい」とトップが決め込み、弱くて役に立たないラケットで勝とうとしていないか?
新しいツールや技術革新を活用せずに固執することは、競争において大きな弱点になります。企業規模の大小を問わず、進化していくことが、未来への勝利の鍵です。
それでは次号をお楽しみに!

