☆サクセスby田村真二 -120ページ目

「入会者は多ければ多いほど良い」は本当か?

 

 

こんにちは。

ウェルネスビズの田村真二です。

 

 

早いもので4月も今日で終わり、明日から5月がスタートします。

 

 

話しは変わりますが、経済産業省の発表(4/17)によると、今年2月のフィットネス売上高は、前年同月対比で104.1%でした。

 

 

会員数は前年とほぼ同じ100.3%で、会費収入は同104.6%でした。

 

 

前年の実績は上回っているものの会員数および会費収入ともに、やや減少傾向にある点が気になるところです。

 

 

 

 「入会者は多ければ多いほど良い」は本当か?

 

 

さて、フィットネスクラブの会員数を増やすための3つのKPI(重要指標)は、①見込み客数、②入会者数、③退会者数です。

 

 

フィットネスクラブに限らず、会員制ビジネスに携わっている人の多くは、「入会者は多ければ多いほど良い」と考えています。しかし、私はそう思いません。

 

 

「えっ、田村さん、何言っているんですか?入会者の多いことの何が問題なんですか?」というツッコミが聞こえてきそうですが、入会者の中には、会員として「適切でない」可能性のある人も含まれているかもしれないからです。

 

 

一例を挙げると、上記に該当する人の中には、入会後1年未満(中にはほんの数カ月)で退会してしまう早期退会者が含まれることがあります。

 

 

また、入会者が多すぎると、現場のオペレーションが乱れ、サービスの質が低下してしまう可能性もあります。数字を挙げて具体的にご説明します。

 

 

例えば、会員数2,000名のフィットネスクラブが2店舗あるとします。

 

 

 

 

1カ月後に両店舗とも会員数が20名(1%)増えた場合、一例として入会者数と退会者数は、上図のように異なるケースが考えられます。なお、私がコンサルティングの依頼を受けた企業で、過去にほぼ類似のケースがありました。

 

 

フィットネスクラブAの入会者数(100名)は、フィットネスクラブB(50名)の2倍ですが、フィットネスクラブAの退会者数(80名)は、フィットネスクラブB(30名)の約2.7倍です。

 

 

この場合、どちらのフィットネスクラブの経営や運営がより安定していると言えるでしょうか?入会者数が減少した場合、どちらのフィットネスクラブの方の会員数が減りやすいでしょうか?答えは明らかですね。

 

 

会員制ビジネスにおいて、会員数を増やすためには、入会者数を増やすことだけに目を向けがちです。しかし、退会者数を減らすことにも焦点を当てることが不可欠です。

 

 

入会者数だけではなく、退会者数にも十分注意を払う視点を持つことで、より強固で安定したビジネス基盤を築くことができるでしょう。

 

 

それでは次号をお楽しみに!