☆サクセスby田村真二
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フィットネス市場、2020年を底に回復トレンド鮮明

 

 

こんにちは。

ウェルネスビズの田村真二です。

 

 

フィットネス業界は、新型コロナウイルスの影響で一時的に大きな打撃を受けました。

 

 

しかし、感染の収束とともに徐々に会員数が回復し、2020年を底に業界全体の売上高も回復トレンドを続けています。コロナ禍で高まった健康意識などを背景に、2024年は過去最高の売上高を更新する勢いです。

 

 

 

 

 

 フィットイージー7月23日にIPO(新規公開)

 

 

こうした中、フィットネスクラブを運営するフィットイージー(本社:岐阜市)は、本日7月23日に東証スタンダード市場と名証メイン市場に新規上場しました。

 

 

同社が展開する施設はトレーニングジムをはじめ、シミュレーションゴルフや個室サウナ、コワーキングスペースなど、さまざまな設備が取り揃えられた24時間営業型の業態です。

 

 

2018年7月の創業以降、コロナ禍にもかかわらず着実に店舗数を伸ばし、今年5月末時点で東海エリアを中心に全国158店舗(直営25店舗・フランチャイズ133店舗)を展開しています。

 

 

2024年10月期の売上高は前期比35%増の60億6,400万円、純利益は同29%増の9億3,000万円を見込んでいます。

 

 

 

 「チョコザップ」「エニタイム」「カーブス」

 

 

ここ数年のフィットネス業界の話題といえば、RIZAPグループが展開する低価格型24時間ジム「chocoZAP(チョコザップ)」が急速な出店攻勢を仕掛け、2022年の1号店開業から今年5月末には1,500店舗、会員数120万人を達成。2025年3月期には、3期ぶりに最終黒字浮上を見込みます。

 

 

Fast Fitness Japanが展開する日本初の24時間ジム「エニタイムフィットネス」も見逃せません。

 

 

今年3月末時点で全国に1,134店舗(直営177店舗・フランチャイズ957店舗)を展開し、2024年3月期は会員数84万人、売上高158億円(フランチャイズを含む売上高は713億円)、営業利益35億円はいずれも過去最高を更新しました。

 

 

女性だけの30分フィットネス「カーブス」などを全国展開するカーブスホールディングスが7月9日に発表した2024年8月期第3四半期決算では、会員数80万人、店舗数1,974店、チェーン全体の売上高はコロナ前を超え過去最高となる605億円、営業利益は前年同期比4割増の44.5億円を達成。

 

 

コナミスポーツ、セントラルスポーツ、ルネサンスなどの既存大手各社も、2021年3月期を底に増収増益トレンドに転じるなど、今後もフィットネス市場の成長トレンドが続くことがほぼ確実視されています。

 

 

フィットネス参加率は5%程度と、欧米主要国に比べて参加率が低い日本のフィットネス業界は、これからも多様なニーズに応えることで、さらなる発展が期待されます。

 

 

 

それでは次号をお楽しみに!

 

 

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