京都2泊3日、市内を自転車だけで巡る「京都巡礼ライド2024」第2弾。のつづき。

 

現在13:00、知恩院詣でも無事済ませ、次の目的地「金戒光明寺」を目指す。

 

この2年間で計4回の巡礼ライド、市内の主だった寺社仏閣はおおよそ回り(ただし、for修学旅行メジャースポットは避けつつ)ここ最近は「隠れ家的寺社仏閣(そんな言い回しは無い)」を回り始めている。
 
そして今回、これまで避け続けて来た「魔の地」に足を踏み入れる段階まで来てしまった。
 
基本的に平坦な京都盆地に在って、神宮の北側、岡崎に点在するこの2つの「恐るべき突起」は異界への扉。当然、良識ある(≒ヘタレ)ライダーは間違っても近付いたりはしない。
 
「坂を登るくらいなら、たとえ5km遠回りになっても平坦な道を選びますえ」、こんなストイックでアスリートな(?)私が「敢えて」自らに枷を課すのはそう、
 
「もう行くところがなくなってしまったから」
 
これに他ならない。
 
さて、戯言はこれくらいにして進もう。
 
改めてマップを確認。知恩院から北へ、
 
知恩院の前を南北に走る神宮道をひたすら北上。
 
すると段々見えて来る赤い鳥居と平安神宮。
 
神宮前で右折、脇をかすめさらに北へ。
 
岡崎通沿いに知恩院からトータル2kmほど走ればあと少し。
 
金戒光明寺は岡崎エリアにそびえる、「丘以上山未満」の小高い場所に建つ(この山には特に名前はない?)。
そこを岡崎通の南西から上って行くと、
 
金戒光明寺入口の高麗門。その裏側に駐輪スペースがあり、そこから歩いて上がっていく。
上の地図「P」がこの高麗門にあたる。
 
途中に金戒光明寺全体図。結構広そうだ。左下高麗門から上がり、左に折れ進んでいく。
 
左折するとすぐ、途中の山門。
 
13:15 高麗門から350mほど登れば金戒光明寺。通称「くろ谷(くろだに)さん」到着。通称はここの地名、左京区黒谷町から。
 
金戒光明寺は浄土宗大本山。そう、たまたま先程伺った知恩院と同じ浄土宗であちらはその総本山。そしてこちらも「浄土宗七大本山」の一つだというのだからその寺格はなかなか。
 
ちなみに浄土宗七大本山は金戒光明寺を含む以下。
 
増上寺(東京都港区)。
 
先日ビッグサイトで開催された「サイクルモードTOKYO」に行く際たまたま前を通過。
 
善光寺大本願(長野県長野市)。ご存知、長野のカオと言うべきお寺。
 
知恩寺(京都市左京区)。
 
昨年の巡礼ライドの際、知恩院を目指す途中たまたま前を通ったのでshot。
北と東を京大に囲まれ、今出川通沿いに位置する大学の一部かのような立地だ。
 
前を通っただけの場所もカウントして良ければ残り3つでコンプリート。
 
・光明寺(神奈川県鎌倉市)
・浄苑華院(京都市上京区)
・善導寺(福岡県久留米市)
 
光明寺は長谷とか北鎌の方なのかと思いきや小坪にあるらしい。
皆様ご存知、トンネルを抜ければそこは湘南でしたでお馴染み、古くは裕次郎の映画、新しいとこで言えばSD映画版、宮城が原付で事故ったあそこ。そして昔から神霊スポットでお馴染み、「小坪トンネル」の近所だといえばおわかりいただけるだろうか(これが言いたいだけ)。
 
浄苑華院は御所の東にあるようなので次回にでも。善導寺はいつか機会があれば行ってみよう。
 
ということで進みまひょ。
 
先程の全景図では敷地内に数多くの寺院があったが、
 
行ってみるとその大半は入れなかった。
 
仕方がないので敷地内を適当に流し降りていくことに。
 
「せいしまる」という謎のお稚児さんの石像。あとで調べれば法然上人の幼名だそうだ。
 
先程は知恩院で壮年の法然上人に出会い、今度はKIDS法然に。今日はご縁がある。
(この時は全く気付かず帰って来て2ヶ月近く経、今頃書きながら知る)
 
京都市内は当時主流だった臨済宗系寺院が幅を利かせる中で、岡崎界隈のこの一角だけは浄土宗系寺院が多い印象だ(知恩院、知恩寺、法然院、金戒光明寺)。
 
金戒光明寺自体は見るものは少なかったものの、人も少なく落ち着いた場所で良かった。
それにしても、日本人ツーリストすら稀なこの場所に訪れている欧米のツーリストは、(大抵ソロ)一体何でここを知り、何目的でこういうマイナーな(※寺院に疎いミーハーツーリストの勝手な感想どすえ)場所に来ているのか非常に気になるところ。
 
さて、お次は同じくこの山に建つ真正極楽寺 (真如堂)を目指すのだが、午前中の晴天が嘘のように空はどんどん暗く、そして寒くなり。
 
そして!
初日の西本願寺に続き、この後またしても、「Googleトラップ」にハメられることに・・・につづく。