5月4日函館200完走 6時間46分 | 桜伐ル馬鹿梅伐ラヌ馬鹿

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北海道のサイクリング好きのブログ。

5月4日に北斗市運動公園発着で開催される函館200に参加し、完走できた。6時間46分での認定だった。

使用機材はMadone SLRにVanqush8。エアロバーは無し。

 

 

 

前日、5月3日の21時ころに小樽を出発し、岩内ルートで現地入りしての自走参加だった。

小樽を出発したのは雨上がりのタイミングでまだ路面はウェット状況。チェーンルブが持って行かれてブルべ中はジャリジャリの状態だった。

函館200本戦のためのアクセスで力を使い切るわけにはいかなかったので終始無理のないペースで巡航した。

落部辺りでは真っ暗な水平線がオレンジ→青と明けはじめ、母港に帰るイカ釣り船の灯りがポツポツと浮かんで美しかった。

現地入りしたのは6時過ぎ頃だったか。確かその時点でMONSTERは2本飲んでいた。

 

確か2018年に参加した函館200では函館のサイクリングでお会いする方が多く参加されていて、序盤はチャレンジランかのような高速トレインで皆でPC1で10分以上オープン待ちをした。

今回はコロナの影響で函館の方は参加もそこまで多くなかった様で、少し寂しかった。

 

とはいえ、参加者の皆さんとお話などしてスタートを待つ時間は久々の感覚で楽しいひと時だった。

 

【スタート~PC1知内】

この日は基本的に西風が吹いていたので、この区間は向かい風基調だった。

下ハンを握って巡航に入り淡々とPC1を目指した。ここからは本戦開始なので力を残すことだけを意識する必要はない。

思いのほか速いペースだったようでPC1のローソンではオープン待ちをして補給だけ摂って出発。オレンジジュースが美味しかった。

 

【PC1知内~PC2松前】

この区間は特に無理せずに走ったのだが福島以降、白神岬周辺の向かい風がかなりキツかった。

AndeanではなくMadoneにしてよかった。

PC2の松前ではかなり長めに休憩した。ざるそばとおにぎり、加えて時間的に眠気が予想されたのでMONSTERの500を摂取。

座って食事をしている最中にも蕎麦の容器が吹き飛ばされそうで大変だった。

 

【PC2松前~PC3上ノ国】

この区間がこの日のクイーンステージだった。

向かい風~横風に強く吹かれ、松前以北のアップダウン区間でのペースが上がらず、苦しむ時間が長くなった。

ここのアップダウンは勾配は緩めなのだが1つ1つのサイズが大きい。追い風基調なら速度をキープしたまま乗り切りやすいのだが向かい風だとすぐに失速しエアロポジションで淡々と上る時間が長くなる。

時間的にはちょうど昼前、前の日から徹夜で行動している中で疲れも出やすいタイミングだった。天気は良いのだがそれを楽しむ余裕はなかった。

何とか集中は保つようにしたものの、変速のタイミングが雑になり、余計な体力を使った。この日一番の反省点だ。こういう事はしてはいけない。

久々に、「ロングはキツい」と実感した。この後走る50km、100kmが長く感じた。

 

【PC3上ノ国~ゴール】

上ノ国に着いた時は、やっと解放された、という様な気持ちだった。ここまでにかなり時間がかかっただろうなと思い時計を見ると12時前だ。

スタートが7時だからまだ5時間も経過していないことになる。ライド内容を考えると思ったよりも短時間で来れている。

よくある事だが、辛かったから時間がかかっているだろう、と思っても腐らずに続けていれば意外とスムーズに行っているものだ。

ここからゴールまでは67km。補給やトイレの時間を除いて、1時間50分台で走り切れば6時間台でのゴールとなる。

小さめの山が1つあるものの追い風基調。

せっかくなら6時間台を出しておこう、という事で補給を摂ってすぐにペース走を開始した。補給はどら焼きとZONEだったか。

 

脚が元気な状態ならどんどんトルクをかけてスピードの乗せられるが、この日のこの区間ではそれは難しく、脚に来ない範囲で回していった。

登りではシッティングとダンシングを使い分け、下りはエアロポジションで回して木古内までの11kmの区間は44.8km/hでKOMだった。

この時点で6時間台でのゴールはかなり確率が高くなっていた。木古内~北斗の舗装と交通状況は他に類を見ない様な厳しい物だという事が解っていたので、そこからは無理せず走った。

 

ゴールにはかなり消耗してたどり着いた形だったが、6時間46分でPC3で急遽設定した目標は達成した形だった。最終区間は1時間40分程で走ったことになる。

 

ゴールではピーターさんに写真を撮って頂いた。有難う御座います。

走り終わった時点ではキツさで呆然としていたが、その理由は前日からの徹夜ライドよりも、PC3から突如強度とペースを上げた事が大きかったと思う。

身の丈を超えて踏むと辛い目に合うのだ。

 

ゴール後はこれ以上ない程ゆっくりと五稜郭の定宿に避難。

翌日は輪行での帰宅となった。

 

函館200を開催してくださったスタッフの皆さん、お話しさせて頂いた参加者の皆さん、有難う御座いました。

楽しい1日を過ごさせて頂きました。