第74回函館チャレンジラン 2時間55分59秒完走 | 桜伐ル馬鹿梅伐ラヌ馬鹿

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5月28日、74回になる函館チャレンジランに参加してきた。
自分としては3回目の参加だ。エアロバーは無し。
結果は2時間55分59秒での完走。前回よりも4分程短縮できた。

前日は夜行バスで札幌から。当日朝5時ころに新函館北斗駅前につき、そのまま参加した。

出発は7時35分の最終グループ。
元北海道選抜の方々やPBP完走者、エリートクラスの上位レーサーの方など、錚々たるメンバーと一緒のグループだった。

【往路】
往路はスタートの北斗市市ノ渡児童公園から渡島中山峠を越えて厚沢部を通り江差に向かう55kmの道のりだ。
天候は雨。風向きはほぼ全区間向かい風。

自分はトレーニング目的で追い込むために参加していたので、他の方には迷惑かもしれないと思いつつ、渡島中山峠の登りで先頭に出た時はFTPペースで牽きまくった。一緒に走っていたMさんの話だと、350W程は珍しくない感じで進んでいたようだ。
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峠ピークまでの15.1kmは平均31.9km/hで28分27秒だった。
この道は見た目平坦に見えるのでついつい頑張る気になって踏んでしまうが、一応300m弱登っているのでスピードを保つと負担がかかる。
アウターでケイデンスを維持していったらガシガシ脚の筋肉を使って脚がきしむような感覚があった。
本来往路でこんな負荷をかけるべきではないのだろうが、トレーニングと自分の限界を探る目的があったので、続けてみた。
今年の長距離TTでの経験などから、この位ならまだ大丈夫だし後で持ち直すかなという感覚はあった。

この無茶なペースのせいでそれまで10人位にまで膨らんだグループが崩壊し、自分と超人Aさんの2人だけに。ピークの数km手前で先行する別の2人と合流してしばらく4人でのペース走となった。
合流した2人のうち1人は高校生レーサーで気合が入っていた。

雨風があったのでダウンヒルは抑えめで。それでも核心部で平均56.2km/hは出ていた。去年の9月は平均66.2km/hだったので、今思うとかなりのペースだったようだ。

下り終わって平坦をペース走していると、登りで遅れた方がトレインを組んでサクッと自分たちをぶち抜いていった。
向かい風の中これに乗らない手はないので、ご一緒させて頂いた。
ここからは先頭交代しながらガシガシ進んだ。
先頭に出た時は40km/h位はキープしたと思う。風があってここも負荷がかかったが、まだ脚が終わるような状況ではない。
下ハンを握って前乗りになり、脇を絞ってコンパクトな姿勢で踏んでいった。
この踏み方は今までやったことが無かったが、先頭や独走では役立ちそうだ。良いものを見つけた。
走り終わった後にMさんと話していると、姿勢が低いから後ろについても結構風が来るという事だった。グループライドではあまりやらない方が良いかもしれないが、レースでは良いだろう。

江差に入ってからは風がますます強くなりスピードダウン。出力は保てたと思う。
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折り返し地点でスタッフの方に番号札を渡して折り返し。

【復路】
復路は追い風。ゴールはスタート地点より少し手前で、50kmの道のりだ。
5名ほどで折り返し、追い風の中ハイペースで峠へのアプローチに入った。
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緩やかな登り基調だがペースは良い。自分は脚が回復してきていたので、先頭に出た時はFTPペースで回しまくった。脚を使い切るつもりだったので、支障が出るギリギリ手前まで先頭交代せずガンガン牽いていった。キツくはあったが、楽しかった。
中山峠アプローチは22.3kmを37分58秒。平均36.7km/hだった。
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峠手前でMさんと離れAさんと2人になり、峠直下ではオールアウトするために自分がさらにペースアップして単独になった。トレーニング目的で走っているのだから最後まで出し切らなければもったいない。

峠の下りは平均2%の緩いものだったが、踏めるだけ踏んでいった。13.2kmを16分44秒、平均47.7km/hだった。
最後の数kmは腰の痛みが出てまともにトルクをかけられなかった。レースでこれが出たら終わりだろう。

ゴール地点ではバナナを頂き、すぐ後にゴールされたAさん、Nさん、Pさん、Mさんと自転車談義。
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今回も参加してよかった。ここまで目的を絞ってオールアウト狙いで走ったのは初めてだったが、エキサイティングだった。自分の体力も少しわかった。

走行中はソフトフラスクにエナジージェルを入れて500kcal程摂った。

スタッフの皆さま、今回も楽しませて頂きました。有難うございます。
また参加させて頂きます。

【帰路】
帰りは北斗から黒松内まで走り、黒松内で一泊。走行中は腰と背中の張りがひどかった。
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翌日蘭越まで回復走し、電車で帰った。
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蘭越の辺りでは、残雪の山並みが美しかった。雪の白と新緑のコントラストを楽しむことが出来る5月後半までが、実は北海道のベストシーズンなのかもしれない。