眠気について | 桜伐ル馬鹿梅伐ラヌ馬鹿

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北海道のサイクリング好きのブログ。

最近数年ぶりに自転車走行中の眠気について考える機会があったのだが、結局以前達したのと同じ結論になった。

【眠気に対処すべきではない】
自分は600を初めて走った時、夜中の北見峠から上川町へのエリアで幻覚というか見間違いというか、そういうのに遭遇したことがある。
仮設のガードレールを支えるカエルの形の枠が休憩している自転車乗りグループに見えたのだ。恐らく睡眠不足が原因として絡んでいる。
こういう経験をしたことがある人は自分だけではないと思う。夜中自転車で走ることのない人に対してエクストリーム系体験談として話すのなら一定のインパクトがあるかもしれないが、冷静に考えるとここまでの状況はアウトだ。

ただでさえ路面状況が昼間よりも見えにくい夜間に、ベストな集中ではない状態で走っているのだから、落車の危険も高まっている。
その危険が現実化した場合、自転車は一発で全損、自分の体は良くて全治数か月悪ければ死亡、家族に深い悲しみを与え、人を巻き込んだ場合はその人の人生も壊しかねない。落車というのはそういうものだろう。レースなどで周りの状況の影響もあって避けられずにということもあるだろうが、状況を自分でコントロールできるサイクリングでは危険が高まった時点で走行はやめるべきだ。
だから、眠気が出た状態でそれに対処するということ自体自分は間違っていると思う。

パフォーマンスも眠気が出ると下がる。仮に何らかの理由で先を急ぎたい状況だとしても、眠気が出てしまうと踏めなくなって明らかにペースが落ちる。そうなった時点でマネジメントのミスだ。
結局眠気が出てしまったらその場で寝るしかない。


【予兆の予兆の段階で対処する】
発生してしまったら諦めて寝るしかないが、その前の段階での対処はあり得る。
眠気に敏感でいようとすると、早い段階で予兆を感じることが出来るようになると思う。自分も少しそうなった。
眠気の予兆の予兆みたいなものを感じるようになるのだ。普段よりも瞬きが少し多くなる、何か景色の見え方が違う気がする、目線の動きがいつもより少しバラつくなど、普段と若干違った挙動が出てくる。

走行を継続するにしても、その時点でカフェインを摂ったりガムを噛んで口を動かしたり、頭を覚醒させるための手を打てば集中力が下がらずに済む場合がある。
長距離走る人はそのあたりについて、それぞれのノウハウを持っていると思う。

それでも基本的には予兆の予兆の段階で休憩して走行をやめるのが良いと思う。




結局、眠気が発生した時点で諦め、走行はやめるべきだ。