藻岩山ヒルクライム S-2クラス3位 | 桜伐ル馬鹿梅伐ラヌ馬鹿

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北海道のサイクリング好きのブログ。

時間が経ってしまったが、6月7日に藻岩山ヒルクライムに出場、S-2クラスで3位だった。
タイムは14分40秒。去年よりも30秒ほど遅い結果で、満足とは言えない状況だった。

理由は二つ。
①減量できていない
②走りが温かった

①は自分の不摂生が原因だ。ヒルクライムレースの結果の決して少なくない部分は、コースに立つ前に決まっていると思う。
去年よりも5kg重く、増加した出力をもってしても急坂ではペースが上がらなかった。

②については悔いが残った。
去年は同じクラスで先行している選手の姿を確認できたので、その選手を最後まで追って「自分一人ではこんな強度は出せない!」と言えるくらい追い込むことが出来た。
それに比べて今年はマイペースだった。確認できる範囲に同じクラスの選手の姿が無かったのが原因と言えば原因だが、それならクラス関係なく前を追って抜いていくことを目指せばよい。
精神的に温く、限界を越えて追い込むことが出来なかった。気持ち的に、コースに立つ資格が無かったのではないか…?
レースに向けてメンタルをどう作るか、そこも訓練しなくてはいけない。


レースでは、前にエリートクラスがいてその後に並んでのスタート。
4kmで330m登る急坂だが、序盤は比較的緩い区間がある。ここで自分よりも遅いペースの人が3人ほど横に並んでコースを塞いでいた。後ろから声をかけて無理やりにでも前に出れば良かったのかもしれないが、「ここで抑えれば後に力が残せる」等と、4kmのレースではあり得ない様な事を考えてしまい、今思うとここでも温さが露呈していた。

1km地点から3km地点あたりまでは直登。ここは一定ペースで回した。
心拍は190を超えていて、決して低い負荷ではない。
そのままペースを維持して最後の急坂に。このあたりで心拍を何度か見たが、何故か全て198だった。
良く覚えていないが、最後の急坂でダンシングでアタックした横の選手と同じタイミングでシッティングでトルクを上げて並走。自分の方が座っている分長持ちしてその後のダンシングにつなげて、最後は息も絶え絶えになりゴール。最後は人と競ってそこそこ頑張れたと思う。

数値を見てみると、平均心拍188、最高202とそれなりに上げられているが、そういう事ではない。自分のマネージできる範囲での最高水準に過ぎない。
ブルベではないのだから、もっと普段は開かない扉をあけるような強度で走らなければいけなかったと思う。


機材はいつもの695だが、タイヤとチューブは決戦仕様のGPスーパーソニックとフライウェイトにした。
軽いとは思うが、はめる時点でペラペラ感がすごい。チューブも薄いのでリムとの間に噛みこみそうになる。心臓に良くないので、レース本番以外では自分は絶対使う気に慣れない。
レース後は自転車仲間の皆さんと100km弱走ったが、今までで最高の集中力で路面の小石をよけた。少なくとも普段使いには、GP4000Sの方が圧倒的に良い。