前日、前後不覚で寝入ってしまい、朝食はいつもより遅く午前7時半からになりました。朝から快晴です。放射冷却で冷え込んだものの日差しが当たって気持ちのいい朝です。2日目のスキー練習は、昨シーズンの終わりに買った新しいスキーとブーツですることにしました。今まで使っていたブーツとソール長が少しだけ違って、ビンディングの付け替えができなかったので(ねじ穴が干渉するため)、新しいブーツを使うときはスキーも新しい方を使います。

 

新しいブーツはNORDICA(ノルディカ)のAll MOUNTAIN(オールマウンテン)GPX130というモデルです。今まで使っていたNORDICAのDOBERMANN(ドーベルマン)WCEDT130と硬さは同じですが、ラスト(靴底の最大幅)が98mmと3mm広くなっています。

 

WCEDTは編み上げブーツになっているインナーを履いてから、インナーごと足をシェルに入れるタイプでした。GPXも同じようにインナーを履いてからシェルに足を入れようとしたのですが、朝のマイナス5度のゲレンデでは、硬くて全然入りかけしません。WCEDTは底が狭くて上が広くなっています。それに対して、GPXは上が狭くて底が広くなっています。上から見たところではGPXの方が幅が狭いブーツに見えます。ブーツの構造が違っていて、足の入り口に当たる上側が狭いので、WCEDTのような履き方はできないようです。

 

インナーごと足を入れるのは断念して、まずインナーだけをシェルに入れることにしました。ところが、これがまた入りません。GPXのインナーはコルクが入っています。シェルにインナーを入れようとしても、インナーのかかと部分のコルクが硬くて入らないのです。インナーの上部(すねを包むところ)を棒のように細く絞って、上から力ずくで押さえつけてなんとか入れることができました。ブーツを履くだけで20分くらいかかってしまいました。マイナス5度なのに、早くも汗だくです。次回からは暖かい室内でシェルにインナーを入れておくようにします。

 

GPXのインナーは熱成形して足に合わせるようになっていますが、ぼくは熱成形していません。熱成形しなくても、だんだんコルクが足になじんでぴったりフィットするそうです。特に当たる部分もないので、時間をかけてなじませることにしました。履くのには苦労しましたが、履いてしまえば、快適なブーツです。欲を言えば、ラストがもう少し狭くて、WCEDTと同じ95mmだと言うことなしですが、そうすると履ける人が限られてしまうので致し方ないでしょう(ぼくも履けないかもしれません)。

 

スキーはELAN(エラン)のBLOODLINE(ブラッドライン)181cmです。サイドカット90-64-80、R31.2と、今どき珍しく細身の直線的な板です。今まで使っていた板が幅広だったので、今までは幅広の板に95mmの細いラストのブーツ、新しい組み合わせは細身の板に98mmの幅広のラストのブーツと対照的な組み合わせになりました。

 

1本目、フラットを滑ると、前日と同じように気持ちよくターンできました。雪質がいいということもあるとは思いますが、要するに、うまく滑れないのは、スキーやブーツのせいというよりも、スキーへの荷重の仕方の問題ということですね。PCP代表の栗田興司さんに指導してもらったリアライン・トレーニング(蒲田和芳・広島国際大学教授提唱)で膝が内倒しないようにしたスクワットを練習し、膝小僧が前に出ないスクワットでくるぶし荷重を習得した効果が出ていると思います。

 

午前中は、こぶの中でのターンの練習をしました。左の股関節の動きが悪いことがわかったので、その点に注意しました。ストックワークとスクワット動作との連動がまだうまくいっていません。これは次回以降に練習したいと思います。

 

3連休の初日で快晴とあって、ゲレンデは人でいっぱいです。下部ゲレンデが開いていないので、みんな上部ゲレンデに来ます。前日、ゲレンデの真ん中に作ってしまったエア台を壊して、人通りの少ない別の場所に作り直したのは正解でした。

 

午前11時に昼食休憩をとりましたが、レストランは早くも超満員。そそくさと席を空けて、正午からエア練習をしました。日差しで当たって暖かいので、ゴアテックス3レイヤーのウェアの下は、スキンズ1枚です。つまり、保温効果のないぺらぺらのウェアの下に肌着1枚ということです。

 

エア台のスペックは最終的に、飛び出し角度30度、アプローチの斜度30度になりました。平均斜度20度くらいの緩斜面に作りましたが、急いで作ったせいもあって、けっこうな「かっくん台」になってしまいました。キッカーをもう少し前に出してトランジションを長くできるとよかったのですが、これも練習と思って直さずに飛びました。

キッカーで体が前のめりになったり、体がつぶされてしまったりして、なかなか思い通りに軸が作れません。「かっくん台」は難しいです。ツイスターを入れるまでだいぶ時間がかかりましたが、しっかり踏むことを意識して、なんとかダブルツイスターができました。

 

あとは問題の着地です。着地で力が抜けてしまうとターンに入れないだけでなく、膝を傷めることにもつながります。思い切り踏み込む着地を試してみました。

 

トランポリンでは、演技を終えた後の着床で、チェックと言って、全く跳ねずに止まらなければなりません。これが初心者にはけっこう難しくてなかなかできません。ぼくがコツを教えるときには、思い切り踏み込むように言います。初めてトランポリンをする人が、高く跳ぼうとして、思い切り踏んでも踏んでも全然上がらないというあの動作をするのです。高くジャンプした後、着床時に思い切り踏み込むのは少々怖いのですが、それを怖がらずに思い切り踏み込むと、不思議なことに、全く跳ねずにピタリと止まることができます。

 

同じ感覚でジャンプの着地で力の限り踏み込んでみました。なかなかいい感じです。少なくとも膝が痛くなることはありません。踏みきりも全力、着地も全力です。動作が中途半端になって、力が抜けるとけがのリスクが高まります。

 

昨日も今日も、よく滑り、よく飛びましたが、今までのように膝が痛くなることはありませんでした。スキーをしない日、家でスクワットなどの基本練習をしっかりとやっておけば、まだまだ練習を続けられそうです。

昨日(6日)、平日ですが、休みをもらって今シーズン初滑りに白馬八方尾根スキー場にやってきました。本当は5日から来る予定だったのですが、肩から首にかけて痛みを伴う激しい凝りに襲われて、1日延期しました。7日(土)まで滑ります。

さっそくパトロールに顔を出して、あいさつをした後、いつものようにエア台を作成するためのポールを立てた後、まずは今シーズンの初滑りにフラットバーンに向かいました。

夏の間、ウォータージャンプは2回しか行けませんでした。他の練習もあまりできていなかったのですが、週2回ペースのトランポリンとリアライン・トレーニング(蒲田和芳・広島国際大学教授提唱)は続けていました。

特に膝の正しい動きを習得するため、スクワット系のトレーニング(スクワット、シングルレッグスクワット、フォワードレンジ)に重点を置きました。バランスシューズという1本歯が縦に入った下駄のような器具があります。足関節用(赤ベルト)と膝関節用(靑ベルと)の2種類があります。その不安定な下駄を履いて、下駄が揺れないようにスクワットをします。骨盤と胸郭(肋骨)を固定するリアライン・コアという器具も使います。股関節の動きがよくなります。これらの器具を使うことによって、股関節と足関節の動きがよくなり、膝関節が正しい動きをするようになります。

初滑りでその効果が出ました。昨シーズンまでの滑りは何だったのかと思うほど、スムーズにターンができました。今までスキーの前側に圧力をかけることばかりを考えていました。そうするとスキーはよく回りますが、安定しません。スキーばすぐにばらけて、脚が開いていまいます。

スクワットをするときに「膝小僧がつま先より前に出ないように」と注意されます。そうしないと膝が痛くなります。リアライン・トレーニングをするとき、膝小僧が前に出ないように注意してスクワットをしてきました。足のくるぶしに体重をかける感覚です。

スキーのターンでも同じようにスクワット動作をしますが、そのときに足のくるぶしに体重がかかるように脚を曲げると、スキーのテールが押さえられて、スキーがばたつかず、安定したターンができます。スキーが回りすぎないということです。

気持ちのいいターンができたところで、いつものようにエア台を作成しました。雪がいいのであっという間に完成しました。ところが、作った場所はゲレンデのど真ん中。他のお客さんの邪魔にもなるし、もし誰かが飛んでけがでもしたら大変ということで、2本だけ飛んで壊しました。平日ですが、学校が冬休みなのと、上部ゲレンデしか開いていないことで、大勢の人でにぎわっています。7日は土曜なのでさらに人が増えるでしょう。うかつでした。

今季第2作のエア台は、人通りの少ない別の場所に作りました。こちらも緩斜面なので、1時間ほどで完成して、リフト終了まで1時間近く練習できました。7日は一日中でもエア練習できます。


今季初日は、天気はいいし、雪は軟らかいし、絶好のコンディションでした。疲れすぎて、宿に帰ってから電気をつけたままで寝入ってしまいました。2日目も頑張ります。

 大阪ウォータージャンプO-airは6日(日)が最終日でした。ぼくは6日に大阪歴史博物館で開催中の特集展示「本山コレクションの精華」に関連した講演「本山コレクション ペルーの土器の由来」があり、前日の5日(土)もその準備に費やしたので、3日(木曜・祝)がウォータージャンプ練習の最終日になりました。10回行ったら元がとれるシーズン券を買っていましたが、10月29日(土)が今シーズン初のウォータージャンプで、結果的に2回で終わりました。

 

 その最後の練習では、初日の反省点を思い出し、くるぶしに荷重することを意識して飛びました。初日はうまく飛べなかったバックレイアウトですが、2本ほど、うまく回転がかかり、空中でも脚をしっかり締めることができました。1本、キッカーで詰まってしまい、空中に出たところで回転が止まりましたが、なんとか回ることはできました。体を伸ばしてキッカーを踏み続ける感覚がわかったので、今シーズンは雪上でも挑戦できるかもしれません。

 

 6日の講演は無事に終わり、7日(月)の仕事帰り、1週間ぶりにトランポリン練習をするためにアベノETCに行きました。

 

 最近、トランポリンでどういう練習をしているか、書いていませんでした。

 

 回転(宙返り)の練習をする前のノルマである背落ち・腹落ちの連続、クレイドル(背落ち半分ひねり背落ち)の連続はクリアしました。

 

 背落ち・腹落ちは抱え型(タック)なら何回でもできます。空中感覚は完全に把握しました。蝦型(パイク)、伸び型(レイアウト)も練習しています。クレイドルも抱え型(タック)での連続だけでなく、蝦型(パイク)、伸び型(レイアウト)も練習しています。

 

 もう一つのノルマはキャットツイスト(背落ち1回ひねり背落ち)です。高さを上げると、なかなか連続でできないのですが、こればかり練習していると、永遠に先に進めないので、キャットツイストの練習もしながら、後方宙返りの段階練習である三角座りからのプルオーバー、背落ちからのプルオーバーと、前方宙返りの段階練習である四つんばい落ちからの前方宙返り背落ち、四つんばい落ちからの前方宙返り腰落ちを練習しています。

 

 前方宙返り系も後方宙返り系もポイントは上半身を動かさないことですが、どうしても動いてしまいます。ぼくの場合、特に前方宙返りの練習で上半身が前に突っ込んでしまう傾向が顕著です。首が前にかしがないようにする、上半身が前に出ないようにするということを課題にして練習していますが、なかなか悪い癖を克服できません。

 

 四つんばいで落ちた後、前方宙返りで2分の1回転して背落ちするにしても、4分の3回転して腰落ちまたは立つにしても、四つんばいで落ちたところよりも前に着床してしまいます。四つんばいで落ちた後、前方宙返りに入るところで肩が前に出るようです。

 

 宙返りは回転をかける前にベッドを真下に沈めることができないと、ベッドの反発力が抜けてしまい、中途半端な回転になって大変、危険です。しっかりと真下に押して、ベッドの反発で離床してから回転をかけられるように、もうしばらく地道な練習を続けます。

 今年のシーズンオフ(グリーンシーズン)は一度もブログを書いていませんでした。それもそのはず、もう10年以上続けているオフトレーニングが今年はほとんどできていないのです。かろうじて、骨格のゆがみを整えるリアライン・トレーニング(蒲田和芳・広島国際大学教授提唱)と筋力トレーニングを少ししていたのと、勤め帰りのトランポリンを週2回ペースで続けているだけで、ランニングはほとんどゼロ、ウォータージャンプは全く行けませんでした。

 

 夏場のエア練習はこれまで、週末の休みに大阪ウォータージャンプO-airに行っていたのですが、昨年あたりから京都府綾部市の実家の農作業が忙しくなって、休みの週末はほぼすべて実家に帰っていました。おかげで、今年の稲作は一昨年、昨年と違って、ほとんど雑草が生えず、うまくいったのですが、最後の刈り取りのところで、雨が続いて、田んぼを乾かしそこねているうち、稲刈りが遅れた田んぼをイノシシに踏み荒らされ、食い荒らされて、結局、3分の1ほど刈り取りできないまま、強制終了させられてしまいました(今年の収量は昨年の3分の2です)。

 

 もうそろそろオフシーズンも終わりという今日(29日)やっと、今シーズン最初のウォータージャンプの練習に大阪ウォータージャンプO-airに行きました。今年の営業は11月6日までだそうです。10回行ったら元が取れるシーズン券を買っていたのですが、あと1回行けるかどうかというところなので、今年は元を取るのはちょっと難しそうです。

 

 今年はオフ練習ができていなかったと言っても、全く何も考えていなかったわけではありません。

 

 一つはスクワットの仕方です。筋力トレーニングをしたことがある人なら知っていると思いますが、スクワットでは「膝小僧がつま先より前に出ないように」と指導されます。膝小僧がつま先より前に出ると、膝に大きな負荷がかかって、スクワットを続けるうちに、膝の周りが痛くなります。登山をして下山するときや、階段を下りるとき、スキーでこぶを滑るときに、この状態になりがちです。中高年の登山では、下山するときに脚が痛くなって歩けなくなるということが起きます。ぼくは今年の春先、急斜面のモーグルコースで練習したときに、膝が痛くなってしまいました。スクワットで膝小僧がつま先より前に出るのと同じ状態になっていたと思われます。

 

 スクワットで、膝小僧がつま先より前にあるとき、重心はくるぶしより前にあって、土踏まずより前の拇指球(親指の付け根)から小指球(小指の付け根)にかけての部分に体重がかかります。スキーではポジション(スキーに対する重心の位置)が遅れないようにするあまり、足の前側に体重をかけがちです。しかし、この姿勢は膝の周りの筋肉に過大な負担をかけることになり、若いうちなら耐えられても、老齢に近い中高年スキーヤーのぼくにとっては拷問に近い膝の痛みを生じる原因となります。

 

 そこで今シーズンオフは、リアライン・トレーニングや筋力トレーニングをするときに、スクワット(両脚、片脚)で、体重が足のくるぶしにかかるように気を付けています。膝を曲げるときに、股関節も曲げて、お尻を後ろに出すと同時に、上半身を前に傾けます。こうすることによって、膝小僧がつま先より前に出ず、重心がくるぶしの真上に来るようになります。

 

 今日のウォータージャンプ練習では、この体重のかけ方を意識しました。今まで、アプローチ(助走路)で足の前半分に体重がかかるようにしていたのですが、今日はアプローチでもキッカーでも常にくるぶしに体重がかかるようにしました。スキーブーツはかかと側が高く、つま先側が下がっているので、普通に膝を曲げた状態ではつま先側に体重がかかります。ぼくの今までのポジションよりずっと後ろに体重をかけないといけないようです。くるぶしの上に重心を持ってくるポジションだと土踏まずのアーチに体重がかかって、しっかり踏めますね。

 

 このポジションを意識しながら、ストレートジャンプ、ツイスター、ヘリコプターと順番に飛んでいって、最初はよかったのですが、ヘリコプターを何回か練習するうちに、全く踏みきれなくなって、軸が取れず、回れなくなってしまいました。何が悪いのか。ストレートジャンプに戻ってみましたが、ストレートジャンプもまともに飛べません。キッカーの最後の10cmが踏めなくて、体がつぶされているのがわかります。

 

 どうしてかなあと考えてみたら、わかりました。視線の位置に問題がありました。

仮に滑走時、滑走面と平行に遠方を見ていたら、途中で下を向いたり、上を向いたりせず、滑走面と平行の方向を見たままにしなければなりません。アプローチが下向きに20度の斜面だったとしたら、斜め下20度を見たままで滑り下ります。キッカーが上向き30度だったら、斜め上30度を見たままテイクオフします。もしも、キッカーでリップ(キッカーの先端)を見たままでテイクオフすると、キッカーを上るにしたがって、視線がだんだん下方向になります。それにつれて、首も下向きになり、上半身も下向きになりがちです。こうなると、下半身はキッカーの角度に合わせて斜め上30度の方向に進んでいるのに、上半身はそれよりも下向きになって、体が折れてつぶされることになります。力がキッカーに伝わらず、上半身は前傾しすぎて、前につんのめったジャンプになります。

 

 バックレイアウト(後方伸身宙返り)でリップを見たままにすると、腰が曲がったテイクオフとなり、空中に出てから体が伸びるので、キッカーでかかった回転が止まり、そのままでは回転不足となるため、空中で体を曲げて小さくしなければならなくなります。

 

 ということがわかって、ストレートジャンプはきれいにできるようになりました。昨シーズンの終わり、スキーのトップが割れたことを忘れていて、そのまま飛んでいたのですが、だんだんひどくなってトップが滑走面にひっかかりそうになってきたので、バックレイアウトは2本飛んだだけでやめました。キッカーの最後が踏めず、体が折れたり、反ったりしたのは、おそらく、うまく視線を送ることができていなかったせいだと思います。キッカーを上っていくにつれて、視線も上に送らなければならないということでしょう。キッカー上で体が後ろに倒れて早がけになるのが怖いので、どうしても最後までリップを見てしまい、うつむき加減になってしまうようですね。

 

 わずか1時間半の練習でしたが、今日はこんな大きな収穫がありました。一言でまとめると「下を見ると腰が折れる」「上を見ると体が反る」。首を動かして回転をかけようとしたり、早く着地点を見にいったりしてしまいがちですが、まっすぐ前を見たままにしておかなければならないということだと思います。

 白馬八方尾根スキー場での3日間の雪上トレーニングが終了しました。

 最終日の10日(日)は、山スキーでゲレンデを登って滑り降りるバーチカルレースが行われ、上村愛子トークショーなどのスプリングフェスティバルも開催されて、大勢の人でにぎわいました。

 ぼくが練習しているゲレンデも人がいっぱいです。八方尾根スキースクールをはじめとするこぶレッスンが何組もあり、それぞれ10人前後の参加者が、インストラクターの指示に従って、順番にこぶを滑っていきます。バーチカルレースの選手が通り、それが終わるとバッジテストの検定もあって、ピーク時には、3こぶに1人の割合でスキーヤーがいるという激混みとなりました。

 でも大丈夫。エア台はパトロール隊長と相談の上、人がほとんど来ないゲレンデ最下部に作ってあります。

 春雪はスキーが沈んであまりスピードが出ないので、こぶの中での動きを覚えるのに向いています。本来、春雪は軟らかくて膝にもやさしいはずなのに、なぜか今シーズンのぼくは、膝痛に悩まされています。

 八方尾根のこぶは、ターンの後半で長く荷重して、スキーのテールを雪面を押しつける滑り方をするスキーヤーでできたこぶです。トップだけでなくテールでも雪面をしっかりと押さえて、大きなターン弧で雪面を切っていく基礎スキーのカービングの小回りや中回りでできたこぶです。こぶが大きくて、溝が深いので、モーグルのこぶのターンで滑ろうとするとタイミングが合いません。タイミングが合わないまま、無理にターンをすると膝が痛くなります。

 重い春雪を滑って3日目ともなると、膝が疲れてくるのも当然です。この日は最初、深いこぶには入らず、整地をゆっくりと大きく回っていたところ、左ターン(時計の反対回り)から右ターン(時計回り)に切り換えるときに、外足の右スキーが立ったままになっていることに気づきました。

 スキーのトップが左に向いていく左ターンでは、外足は右足、内足は左足で、それぞれ右側のエッジが上がっています。次の右ターンでは、それぞれ左側のエッジが上がっています。左ターンから右ターンに切り換える前に、上がっていた右側のエッジを下げて、スキーを寝かせ、切り換え時には、両スキーがべたっと雪面にはりつくようにしなければなりません。スキーの傾きゼロの状態です。

 切り換えた後、両スキーとも、ターン弧の外側のエッジが上がっていって、スキーが谷方向を向いて真っすぐになったときにスキーの傾き(エッジング)が最大となります。ここから切り換えまでのターンの後半では、次のターンに備えて、両スキーとも、上がっていたターン弧の外側のエッジを下げて、スキーを寝かせていかなければなりません。

 こぶを滑っていて、次のターンへの切り換えが間に合わず、ラインの外に飛び出してしまう失敗は、ターンの後半でスキーを寝かさず、エッジを立てたままにしているということにあります。ターンの切り換え時に、ピンポイントで一気にエッジを切り返そうとしてもできません。事前準備として、ターンの前半で立てたスキーのエッジを後半に寝かせて、切り換えポイントでは、両スキーが雪面にべたっと張り付いていることによって、スムーズに次のターンに移行することができます。

 ぼくのターンはたいてい、左ターンで回り過ぎて、右ターンに切り換えられなくて失敗します。左足の踏み込みが弱いのが原因と思っていたのですが、左ターンの後半で、外スキーの右スキーを寝かせていなかったことにも原因があったようです。

 ぼくがリハビリとして取り組むようになった「リアライン・プログラム」(蒲田和芳・広島国際大学教授提唱)では、足のかかとと小指の付け根(小指球)を結ぶ線を「外アーチ」、かかとと親指の付け根(拇指球)を結ぶ線を「内アーチ」、拇指球と小指球を結ぶ線を「中アーチ」と言います。この三つのアーチを使うことによって、膝にかかる衝撃を吸収しています。

 ぼくはこの三つのアーチを使った動きをスキーのターンに当てはめています。詳細は省きますが、左ターンの後半では、外スキーの右足は、外アーチ(小指球側)で雪面をとらえなければなりません。これがターン前半の内アーチ(拇指球側)荷重のままだと、次の右ターンができません。

 ぼくの場合、左足を内アーチ荷重から外アーチ荷重に移行することは無意識に無理なくできますが、右足は常につま先側に体重がかかっていて、意識しないと内アーチ荷重から外アーチに荷重に移行することができません。

 このことに気づいて、左ターンの後半で、右足の外アーチ側に荷重するように意識すると、右スキーが寝ていき、面白いようにスムーズにターンできました。こうなったら、スキー操作は思いのままです。

 こぶの周りの溝に沿わせてスキーを走らせるのではなく、こぶの上でクイックターンを入れたり、同じ向きのターンを2回続けたり、スキーを大きく回したり、細かく回したりしながら、フォールライン上をまっすぐに滑る練習をしました。深いこぶを滑ると膝が痛くなっていたのがうそのように、楽しくてしかたありません。

 こぶの手前側が登り坂のように上を向いているこぶ(いわゆる受けこぶ)は、ターンの後半でテールが本来描くべきターン弧よりも回りすぎているためにできます。テールでこぶの手前が押さえられて沈むことによってできたこぶです。そのこぶのバンクにスキーを沿わせてターンしようとすると、テールが下がりすぎて、スキーのトップがラインの外側に飛び出してしまいます。それを無理に戻しながらターンしようとしたのが、膝が痛くなった原因の一つでしょう。

 この日は、急斜面の深い自然こぶを滑りながら、急斜面のエア台でジャンプというハードな練習を繰り返しましたが、ターンで膝に無理がかからないよう用心したので、膝は痛くなりませんでした。

 エア練習の課題は、依然として、着地後のターンへの入りです。緩斜面ならなんとかできますが、急斜面ではまだできません。やり方が完全にわかっていないのと、着地後の速いスピードに体がついていかないせいだと思います。エアを飛ばずに着地点から直滑降して、手作業で山盛りにしたこぶに入る練習もしてみましたが、急斜面ではスピードが速くて、どう動いたらいいのか、まだわかりません。

 というところで、時間切れ。さっぽろ雪まつりの氷の彫刻のように、かちかちに固まった大きなエア台を壊して、無事、今シーズンのスキー練習を終えました。
 今日9日(土)は朝から快晴でした。今シーズンのぼくのスキー練習は、天気に恵まれています。エア台のスペックは昨日のままで、手作りこぶが、手前に4個、ランディングの後に4個に増えました。

 エア練習はいつもと同じくストレートジャンプ。しっかり飛んで、着地した後、スムーズにターンに入る練習です。ただ、いつもと違って、スキーとブーツが買ったばかりの新品でした。。

 スキー板はELANのモーグル用BLOODLINE181cm。今どき珍しく細い板です。細いので、春雪には沈みがちです。なかなか回ってくれません。同じ細い板でも、VOLKLのREBELLION170cmに比べると長い分、トップの沈み込みが少ないので、スピードが出ます。ベンドがしっかり付いているので、まっすぐ滑ります。直進安定性があって、縦に走る板です。

 一方、ブーツはNORDICAのAll MOUNTAIN GPX130。今まで使っていたNORDICAのDOBELMANN WC EDT130は、つま先が低く、かかとの高いEDTでした。GPXの靴底はほぼ水平です。EDTでは、靴底がハイヒールのように前下がりなので、前傾してつま先側に荷重した状態で滑ります。つま先立ちで歩いているようなものです。後ろに体重が移動しても、かかとが高いので、フラットのバーンではテールが雪面を押さえつけ、雪面からの反発で戻ります。GPXのかかとは高くないので、EDTのつもりで滑ると、お尻が下がってしまいます。トップを下げるのはGPXの方がやりやすいと思います。シェルの硬さは同じ130なので、スピードが出ます。

 靴底が前下がりのEDTとの違いに慣れるまでに、少々時間がかかりそうですが、これは想定内でした。問題はフィッティングです。足を入れた感じでは、すっぽりとおさまり、何も調整しなくてよさそうだったのですが、滑ってみると気になることが出てきました。

 GPXは他のブーツと同じように、アッパーシェルの左右の角度を変えるカント調整機能があります。O脚の人は、アッパーシェルを外側に向けて倒します。X脚の人は、アッパーシェルを内側に向けて倒します。要するに、すねが外側に倒れているか、内側に倒れているかに合わせて、アッパーシェルも同じように外側に倒したり、内側に倒したりします。

 工場出荷状態でどうなっているかというと、どうも日本人の標準的な脚に合わせて、O脚ぎみになっているようです。これはEDTでも同じでした。O脚向きでもなく、X脚向きでもない中立の状態の設定で、すでにO脚ぎみにアッパーシェルが外側に倒れています。

 GPXは、ロアシェルに対するアッパーシェルの向きを変えることもできます。ロアシェルのかかととつま先を結んだ線に対して、アッパーシェルがどの方向を向いているかです。これは、滑るときのスタンスで立ったとき、足先が向いている方向に合わせるのでしょう。

 スキーヤーがリフトに乗ったとき、ほぼ全員、スキーのトップが外を向いて開いています。いわゆるがに股の状態です。力を抜いたとき、自然とスキーが開くように、ブーツが合わされているからでしょう。両スキーをまっすぐ向けるには、脚に力を入れなければなりません。リフトで、スキーをだらりと下げた状態では、自然と開くようになっています。

 これがよくわかりません。膝をほぼ直角に曲げたとき、なぜスキーが自然と逆ハの字に開くようになっているのか。最近、スキー場には外国人が多いのですが、スキーが全く開かず、まっすぐ平行になっている欧米人を見たことがあります。日本人スキーヤーがリフトに乗ったとき、ほぼ全員、スキーが開くのは、O脚が多い日本人向けのブーツ設定のせいではないかと推測しています。

 ぼくは膝が悪くなってから、蒲田和芳・広島国際大学教授が提唱するリアラインプログラムでリハビリをしています。変形性膝関節症の原因は、すねの骨が太ももの骨に対して、外を向いていることにあるそうです。脛骨外旋と言います。がに股のO脚だけでなく、膝が内側に入ったX脚も、脛骨が外を向いた状態です。この状態で膝の曲げ伸ばしをすると、膝関節にきしみが生じます。膝を曲げたとき、脛骨は大腿骨より内側を向いていないといけません。

 リアラインプログラムでは、外を向いた脛骨を正しい方向に向けるエクササイズをします。スクワットをするときは必ず、両足のつま先の人差し指と中指の間とかかとを結ぶ線がまっすぐ平行になるようにします。両脚を開いているので、膝を曲げると、大腿骨は外を向きます。一方、脛骨は足の向きと同じく前を向いたままです。外を向いている大腿骨よりも、脛骨は内側を向くことになります。

 膝をほぼ直角に曲げたときに、リアラインのスクワットでは、大腿骨が外を向き、脛骨が前を向きます。スキーはそうではありません。リフトに乗ったとき、脚を少し開いているので、大腿骨が外を向くのは同じですが、足が外を向き、ブーツで固定された脛骨も外を向きます。

 この違いが膝の痛みの原因ではないかという気がしてきています。無理なターンを続けることによって、膝に負担がかかり、疲労が蓄積していきます。硬いブーツなので、なおさらです。春雪や、深いこぶのように、なかなかスキーが言うことをきいてくれない状態では、膝に無理を強いることになります。

 GPXのフィッティングですが、足はどこも当たるところがなかったので、インナーの熱成形は必要ないと思いますが、カント調整とアッパーシェルの向きの調整はしてみた方がよさそうです。リフトに乗ったとき、スキーがまっすぐ平行になる設定がいいのかどうか、一度試してみる必要があります。今回、調整する工具と説明書を持ってこなかったので、来シーズンの課題です。
 またまたやって来ました白馬八方尾根スキー場。そろそろ田んぼの準備もしないといけないので、おそらく今シーズン最後のスキー練習です。

 午前11時ごろにスキー場に到着しました。前々回買った回数券(32ポイント・3100円)が11ポイント残っています。今回もエア台を作って練習しますが、エア台を作るゲレンデまで行くのに名木山トリプル(3ポイント)+リーゼンクワッド(6ポイント)+アルペンクワッド(3ポイント)の計12ポイントが必要です。不足分はアルペンクワッド乗り場で1ポイントにつき100円を現金で支払えば乗れます。その後、アルペンクワッドに3回乗ったとしても追加で支払うのは100円+900円=1000円です。1日券を買えば3800円。今日はエア台作成だけで終わりそうなので、回数券の残りを使うことにしました。

 昼食をとった後、午後1時から作業開始。いつものゲレンデの下部の急斜面に作ることにしました。前日は大雨だったようで、一気に雪解けが進み、ゲレンデの一部に土が出てしまいました。

 でも、エア台を作るところは大丈夫です。ザクザクですが、雪はたっぷりあります。2時間半かけて、30度の急斜面に、飛び出し角度30度、高さ50cmぐらい、幅約130cmのエア台が完成しました。アプローチの斜度、ランディングの斜度とも30度です。ランディングはざくざくで軟らかいので、雪を盛っていません。落差がありますが、衝撃はないと思います。

 結局、エア台と手前に手作りこぶを2個作っただけで、リフトには1回も乗らなかったので、不足分1ポイントの100円を払っただけで終わりました。

 あとは滑って下山するだけです。ふもとまで、圧雪車で雪を寄せて、ところどころ細くなってはいますが、根性で道をつけてくれています。感謝の気持ちを込めて、滑りましたが、またまた膝が痛くなりました。

 今回、雪の状況がわからなかったので、新調したスキー、ブーツではなく、今まで使っていたスキーとブーツで上がりました。雨に打たれて重くなった雪の中を滑ると、膝の外側が痛くなります。おそらく腸脛靭帯炎です。ランナー膝とも言われます。腸脛靭帯がこすれるためですが、使い過ぎが原因だそうです。

 たいらの大会の後、開放されたコースで練習し過ぎたときからです。なかなか治りません。脚の筋肉をあちこちほぐしてはいますが、ハムストリングスが硬くなっていて、思うようにほぐれてくれません。ここが縮こまっているので、脚を伸ばそうとすると、ハムストリングスに膝の周りが引っ張られて痛むのではないかと思います。

 今のところ、根本的な解決策はないのですが、なんとか脚の筋肉をもみほぐしながら、9日(土)と10日(日)の2日間、急斜面でのエア練習を頑張ります。
 とうとうブーツを買い替えました。

 今まで使っていたのはノルディカ(NORDICA)のドーベルマン(DOBERMANN) WC EDT 130というモデルです。2011年2月1日、通常価格9万9750円のところ、1年前の2010年製ということで、40%引きの5万9850円で買いました。

 ノルディカのアルペンレース用では2番目の硬さの130。ナローラストと言って、靴底の幅が95mmと細身です。雪面に力がストレートに伝わり、ターンはよく切れます。靴底に力を効率的に伝えるEDT(Efficient Dynamic Technology)が採用されていて、ハイヒールのようにつま先が下がり、かかとが上がったウェッジ(くさび)になっています。カービングターンでは、ターンの後半でかかとに体重を乗せて、スキーのテールを雪面に食い込ませて、ずれないようにします。つま先側を低くし、かかと側を高くすることで、体重を前に乗せて滑り、ターンの後半で後ろに荷重してテールを抑えるのがしやすくなります。

 ぼくはこのブーツがとても気に入っていました。レスポンスがとてもいいのです。少ない力で無理なくスキーが回り、切れたターンができます。モーグル大会の公式練習でも、みんなが横滑りでコースインスペクション(下見)をした後の1本目は、こぶが埋もれていてコースがフラットなので、とても気持ちよくターンして滑ることができました。

 しかし、EDTのウェッジ(くさび)は、整地のターンでは効果を発揮しますが、こぶを滑るのを難しくしています。つま先側が下がっていて、あらかじめ前に体重を乗せた状態で滑っているので、そこからさらに前に体重を移動して、こぶを乗り越えるときにスキーのトップを落とすのが難しいのです。

 いろいろと考えて試してみましたが、モーグルの大会の公式練習の1本目は気持ちよく滑れますが、2本目、3本目とだんだん掘れてくると、こぶを乗り越えることができなくなります。

 他にも問題はあります。アルペンレースでは、両足を少し広げたスタンスをとります。こぶの中では左右の高さの差があります。両足が開いていると、左右のスキーの通り道に高低差ができて、両脚の曲げ具合を変えないことには、体がまっすぐになりません。左右のスキーがばらばらの動きをしやすくなります。両脚を引っ付けていれば、左右のスキーがほぼ同じ高さのところを通るので、両方のスキーをそろえて動かしやすくなります。アルペンレース用のブーツは少し広げた状態で滑ることを前提にしているので、両方のブーツを引っ付けて滑るのが難しいようです。カント調整でなんとかできないかとやってみましたが、なかなかうまくいきませんでした。やはりアルペンレース用のブーツで、モーグル大会の深いこぶを滑るのは無理があるようです。

 サイズがUK7(26,0~26.5)ではきつすぎて足が入らず、入ったとしても指を曲げたままにして動かせないほど寸詰まりだったので、UK8(27.0~27.5)を買いましたが、リアライントレーニングによって足が細くなったのと、ブーツが足になじんだことによって、ブーツが緩くなってきました。真冬は気温が低くてブーツの締めつけがきついのでいいのですが、春になって気温が上がってくると、インナーブーツとシェルの間にわずかながらすき間を感じます。

 たいらの大会の後、開放されたコースで春雪の深いこぶを乗り越える練習をしたのですが、すっかり膝が痛くなってしまいました。そのダメージから回復しないまま、八方尾根で大きくて深いこぶを滑る練習をして、回復不可能ではないかと思えるくらい、膝が痛くなりました。

 ブーツメーカーのアフターサービス期間は3年間だけです。ブーツショップでも、長くても5年では買い替えてくださいと言われます。シェルが劣化して割れる恐れがあり、インナーもへたってくるからです。今のブーツを履いてちょうど5年になりました。お気に入りではありますが、そろそろモーグルに適したブーツで滑りたいし、膝を傷めては何もならないので、新しいブーツに買い替えようと思ったのです。

 と思って、探したところ、いいブーツがありました。同じNORDICA(ノルディカ)のAll MOUNTAIN(オールマウンテン) GPX 130です。今までは「アルペンレース用に作られているので、アルペンレース以外では使わないでください」というブーツでしたが、今度はメーカーがこぶも滑れるとうたっているモデルです。

 来季継続モデルですが、メーカー希望小売価格9万1800円のところ35%引きの5万9600円(税込)で買えました。ブーツは履いてみないと履き心地などわからないので、ネットショッピングは不安です。しかし、届いたブーツに足を入れてみたところ、何も調整しなくてもいいくらい、ぴったりとおさまりました。インナーブーツにコルクが使われていて、熱成形によるフィッティングもできますが、熱成形しなくても履いているうちに足の熱でコルクが変形して足になじむそうです。

 スキーも新調しました。今まで使っていたスキーはVOLKL(フォルクル)のWall Mogul(ウォールモーグル)の2010年製。それまで使っていたフォルクルのREBELLION(リベリオン)に比べると、幅が広く、サイドカーブがきつくなっています。

REBELLION 2008年
170cm サイドカット(トップ-ウエスト-テール) 89-63-79mm

Wall Mogul 2010年
175cm サイドカット(トップ-ウエスト-テール)105-67.5-92mm

 ウォールモーグルの現行モデルも同じ幅ですが、幅が広すぎるように感じます。エッジの素早い切り返しは、スキー、ブーツとも細い方がしやすいです。このスキーはトップが幅広なので、左右のブーツを引っ付けると、トップの部分が重なります。重さがあるので、ツイスターのようなアップライト系のエアも不利です。

 今シーズンは使い古したリベリオンを再び使いながら、昔のように細いスキーがないかと探していました。現在、モーグルスキーはID oneとHartが人気を二分しています。いずれもウォールモーグルよりは細身ですが、リベリオンよりは幅広です。リベリオンのような細い板はもうないのかと思っていたら、ありました。

ELAN(エラン) BLOODLINE(ブラッドライン) 181cm
181cm サイドカット(トップ-ウエスト-テール)89-63-77mm

 なんと、リベリオンよりも細いではないですか(トップ、ウエストの幅が同じでテールが細い)。今どき珍しい細さです。ラディウス(R=サイドカーブの半径)は30.5mです。ただし、これはショップの表示で、板に印字されているサイズは、サイドカット90-64-80、R31.2となっています。自分でノギスで測ってみたら、92-62-78でした。(いいかげんだなあ)。いずれにしても、直線的な板です。

 スキーのラディウスは近年、大きくなる傾向にあります。アルペンの競技用品規則では、ワールドカップなどコンチネンタルカップ以上の大会のGS(大回転)の男子の場合、R21mだったのが、2007/2008シーズンからR27m(長さ185cm以上)、2012/2013シーズンからR35m(長さ195cm以上)と、より直線的に、より長く変わってきています。サイドカーブがきつくて短い板は回り過ぎてしまい、不安定なので、高速で滑るとけがのリスクが高いためです。

 ぼくもウォールモーグルでは回り過ぎてしまい、まっすぐに滑りにくいと感じていました。ラディウス31.2mの板を選んだのは、サイドカーブのきついカービングスキーから昔年のまっすぐな板に回帰しつつあるスキー界の最新トレンドに合っています。

 メーカー希望小売価格7万3440円のところ、59%引きの2万9990円(税込・送料込)で買えました。スロベニアのメーカーだから人気がないのか、細いスキーがはやらないのか、181cmという長さが敬遠されるのか。ぼくは今まで使っていたスキー(175cm)が回りすぎると感じていて、よりもう少し長いスキーにして直進安定性を得たいと思っていたので、ちょうど願ったりかなったりの板でした。

 ビンディングはマーカーのCOMP14.0EPSを中古で4000円。昨日、取り付けが完了しました。

 自分が求めていたスペックの用具を最高ランクばかりでそろえることができました。ビンディング代の新品価格を2万円として計算すると総額18万5240円になるところですが、出資総額はほぼ半額の9万3590円になりました。それでも高い買い物です。競技用の投資としてはこれが最後になるかもしれません。

 来季はこぶを直線的に乗り越える滑りで、モーグルコースを攻めることができそうです。
 今日3月31日(木)は勤続30年のリフレッシュ休暇(5年間有効)としてもらった1週間の休みの最終日です。昨日深夜、白馬八方尾根スキー場での個人自主強化練習を終えてへとへとになり、何度も何度も休憩しながら帰宅しました。今日は午前中、ずっと寝ていました。筋肉痛はほとんどありませんが、まだ体がだるいです。

 話は昨日に戻ります。八方尾根スキー場での強化練習の最終日でした。前日、山盛りこぶをエア台の手前に10個、ランディングバーンの後に3個、スコップで手作りした全長50mのミニミニコースで、エアへの入りと、着地後のターンへの入りを練習しました。苦労してつくった「きのこの山」のような丸い山盛りこぶは、吸収動作の練習に最適です。最終日、このコースで練習して吸収動作を体得すれば、来シーズン、ぼくの滑りが変わることは間違いなしです。本格的に練習するようになってから苦節10年、今まで大会の度に、こぶを乗り越えることができずに失敗を繰り返してきましたが、やっと日の目を見る希望が出てきました。

 体の疲れは限界に達していましたが、最終日、モーグル人生をかけてがんばるぞと気合いを入れ、前日より30分早く、午前9時半にゲレンデに到着しました。この日も快晴。広いゲレンデの片隅で、エア練習をしているのがもったいないようないい天気です。平日で人が少なく、まだ荒れていないフラットバーンを大回りでかっ飛ばしたくなる欲望にかられましたが、時間がもったいないので、ミニミニコースに直行しました。

 リフトを下りて滑っていくと、圧雪車できれいに固めたグルーミングバーンが続きます。青空の下、気持ちよくカービングターンができます。どこまでも続く圧雪バーン。

 ええっ、うっそお。ICR(国際大会規則)準拠の大きなエア台と、100%純粋手作りこぶがは、跡形もなく、きれいに圧雪されていました。どこをどう見ても、あるのは圧雪車でまっ平らにグルーミングしたきれいな縞模様だけです。

 27日(月)~28日(火)、エア台を作ったゲレンデの中間部、下部を使って白馬八方尾根スーパーリーゼンという小学生のアルペン・スーパー大回転の競技会が開かれました。そのため、26日(日)の夜から、こぶの急斜面が圧雪されましたが、エア台のところはよけてくれていました。それで大会中の2日間、スーパーリーゼンの選手が集まっているスタート地点の上部でエア練習ができたのです。

 大会終了後、大会前に圧雪しなかったところを圧雪したようです。雪をできるだけ長く持たせるためでしょうか。あと1日だったのに、残念です。山盛りこぶ+エア台を使った練習は幻と消えました。でもしかたがありません。みんながスキーを楽しむゲレンデの一角を個人の練習のために使わせてもらえるのは、普通、ありえない話です。

 気を取り直して、パトロールにお願いして、別の場所にエア台を作り直すことにしました。ぼくがいつも練習しているゲレンデは、上部、中間部、下部と、それぞれ約130mずつに分けることができます。今まで使っていたのは上部の緩斜面です。場所にもよりますが、エア台をつくっていたあたりは平均斜度22度、最大斜度24度くらいです。その下の中間部は平均斜度27度、最大斜度32度です。下部は平均斜度29度、最大斜度35度の文字通りの急斜面です。コース幅が広いので、それほど急傾斜に感じませんが、実際にエア台をつくって飛んでみると、ランディングに雪を盛り上げないかぎり、大きな落差になります。下部を下まで滑ると、リフトの乗り継ぎが悪いので、ほとんどの場合、中間部にエア台をつくります。

 中間部で最も急傾斜の32度のところにエア台をつくり、27度の斜面に着地するよう考えました。大会のために圧雪されたので、表面の溶けて軟らかくなった雪の下はかりかりのアイスバーンです。持参のアルミスコップでは歯が立ちません。エア台をつくるにはゲレンデ脇の林に近いところにある軟らかい雪を積み上げるしかありません。最大傾斜のところは林が張り出していて、軟らかい雪を調達するのに好都合だったのです。

 午前10時から作業開始。午前中で作業を終えるには、ランディングに雪を盛る余裕はありません。エア台だけをつくります。ざらめ雪は砂のように流れて固まりません。ゲレンデ脇から、部分的に凍って硬くなった雪をブロック状に切り出して、エア台をつくるところに石垣のように積み上げていきました。アラスカ先住民住居方式と言えばよいでしょうか。この時期のエア台作成は、この方法が一番簡単です。ぼくは行ったことがありませんが、夏の乗鞍岳でのエア練習でも、皆さん、この方法でエア台をつくっているようです。ただ、氷状のブロックは重いので、投げ飛ばすのに一苦労します。

 ちょうどエア台作成に取りかかろうとしていたとき、ちゃんと休みをとっているのになぜか匿名希望の知り合いがやってきました。土日が休みの仕事なのに、平日に休みをとってスキーをするのは「いいご身分やね」と言われそうで、ちょっと気が引けるそうです。社会人がちゃんと仕事をして、休みをもらって、平日にスキーをすることに対する社会の見方を変える必要がありますね。平日にスキーができるのは、平日休みの人か、定年退職したシニア層、春休みの子供たちだけではないはずです。「遊びじゃなくて、大会出場のための練習だから、堂々とスキーすればいいじゃないですか」と言うと、「そうですね。実業団みたいなもんですね」。それは言いすぎ。あなた、スキーで給料もらってないでしょう。

 匿名希望君も、前日、いい感じで練習していた山盛りこぶ+エア台が消失して落胆しているようです。そうですね。あの方式でこぶをつくっているモーグルコースは、日本広しと言えど、わずかしかありません。たった1日、10こぶだけとはいえ、練習ができた匿名希望君は超ラッキーです。この日はエア台作成を手伝ってくれるというので、エア台の手前の急斜面を巻き尺で測って、3.5m、3.5m、3mの間隔で、こぶの場所に横滑りして、雪を寄せて、ターンの目印をつくってもらいました。下地が硬くて、ポールも刺さらないほどです。横滑りで削っても、表面の軟らかい雪が薄くはげるだけで、苦労したようです。

 正午過ぎになんとかエア台の形ができたので昼食休憩。午後1時から再開し、エア台を仕上げて、午後1時半ごろからエア練習を始めました。

 ランディングの斜度は雪を盛っていないので、バーンの斜度27度そのままです。衝撃がこないぎりぎりの斜度ですが、この斜度であれば、足の指の付け根あたりで着地すれば、下地が氷の硬いバーンでも衝撃を受けることはありません。ジャンプが後傾になり、かかとで着地すると、足首から直接、膝に衝撃が伝わります。大きな落差があるので、ランディングで衝撃を受けるのではないかという警戒心から、エアの進入で腰が引けます。そうすると、上体だけが前に出てキッカーでつぶされるか、後傾の着地になってスキーが前に走ってタッチダウンという失敗になります。

 天気予報の通り、午後3時前から雨が降り出しました。上空に寒気があると言っていましたね。エア台より上では吹雪です。エア台を作っているときは暑かったので、肌着1枚になって作業していました。その上に、ゴアテックス3レイヤーの保温材が全くないウェアを来ているだけです。リフトに乗っていても、寒くてしかたがありません。バーンはますます硬くなってきました。匿名希望君もランディングが硬いのがいやのようだったので、スコップでチョップを入れて、林に近いところの軟らかい雪を投げ入れて、上にかぶせました。見事に軟らかいランディングバーンになりました。思いきって飛べます。

 練習も終盤に近づいたころ、上部の緩斜面にできた自然こぶを滑りました。匿名希望君が「スキーを横にしなくても滑れます」と言うので、実演してもらい、ぼくも続けて、縦に滑りました。サングラスに雨粒が付いていて、雪で視界が悪い中、こぶをチョッカリ(直滑降の俗語)したところ、左外足の荷重ができなくて、左スキーが遊んでしまい、雪にとられて、前転しました。ランディングの失敗に備えて、膝を保護するために、両脚にCTiニーブレースを着けていたのですが、太もも部分とすね部分をつないでいる支点のヒンジが出っ張っていて、両脚をひっつけたときに、引っかかったようです。上からサポーターをかぶせて、出っ張りが当たらないようにしておくべきでした。左膝をひねって、前から傷めている外側側副靭帯をまた少し傷めたようですが、幸い、大事には至らず、続けてジャンプすることができました。

 ジャンプのレジェンド、曷西紀明選手によると、こういうのは、けがのうちに入らないそうです。しかし、厳しい局面で、具合の悪いところをかばう動作(代償動作)が出て、悪い癖になってしまう可能性はあります。ぼくの場合は、もともとターンで左足の踏みが弱いという欠点があり、左脚に痛みを感じることによって、ますます左外足の踏みが弱くなるということがあるかもしれません。

 自然こぶを縦に滑るのは失敗しましたが、前日の山盛りこぶを吸収しながら滑る方法を思い出し、この後のターンがぐんとよくなりました。というところで、リフトの最終時間が近づいてきたので、氷の塊でできたエア台を壊して、用具を片付けて、雨の中を下山しました。この日は、ときどきスキーを脱いで、足をぶらぶら振って膝を休ませながら練習したので、転倒して左膝をひねったことによる痛みのほかは、膝の疲れがあまり残りませんでした。

 匿名希望君が送ってくれた映像を見ると、見事にエア台で吸収動作をしています。よくこれだけ体をつぶせるものだと思うくらい小さくなっています。いつもトランポリンの抱え型(タック)で、膝を抱えてできるだけ小さくなる練習をしているせいでしょうか。エア台のキッカーにぶつかるところで、抱え型の姿勢をとり、ジャンプすると同時に抱えの姿勢をほどいて体を伸ばしています。 一つのことを一生懸命練習すると、他のことも同じようにしてしまうんですね。これでは、力がエア台に吸収されて、力強いジャンプにはなりません。

 6日間にわたる個人強化練習が終わりました。いつもわがままな練習を許可してくれているスキー場関係者の方、練習につきあってくださった方、ありがとうございました。ぼくのターンとジャンプは来シーズン、別人のように激変する予感がしています。
 28日(月)にへとへとになり、寝ているときにも、体中が炎症を起こしているのがわかりました。布団の中で、ひょっとしてこのまま体が動かなくなるのではないかと思って、もう練習をやめて帰りたくなりましたが、個人強化練習5日目の29日(火)朝になると、なぜか元気復活。いつものように、起床と同時にホエイプロテインパウダーを飲み、朝食をもりもり食べて、ゲレンデに向かって歩いているうち、体中の痛みがどこかに消えていました。

 それでも、今日はゲレンデのエア台のところに行くだけで、滑りもしないし、エアを飛びもせず、ただコース整備だけをして、休息日にするぞと、心に決めていましたが、上部ゲレンデに上がるリフトからゲレンデを見下ろすと、きれいなバーンを気持ちよさそうにスキーヤーの姿が目に入り、ついつい滑りたくなって、リフトを下りるやいなや、荷物だけ下ろして、フラットバーンを全速力で滑走してしまいました。

 圧雪車でグルーミングした縞模様がごく一部に残っていましたが、リフトの上から見るときれいに見えるバーンも、時間が遅かったので、かなり荒れていて、起伏がありました。ぼくが履いているアルペンレース用のブーツはそういうところを全速力で滑るのには向いていません。あくまで整地を高速で滑るためのブーツです。スキーがギャップに当たると衝撃がもろに膝に響きます。1本だけでしたが、膝がかなり疲れました。春雪の荒れたバーンは滑走禁止ですね。

 雲一つない快晴で、エア台と前後のこぶの表面に直射日光が当たっています。滑るのは1本だけでやめて、ミニミニコースの整備に取りかかりました。前日、直さなかったのですが、エア台の手前の最後のこぶからエア台(リップ)までの距離が8mもあります。平均斜度20度強の緩斜面をはいえ、エア台の部分を掘り込んだので、アプローチの斜度はけっこうあります。平山将大選手もぼくも、8m手前のこぶから直滑降して飛び出し角度30度、高さ約60cmのキッカーでジャンプしていたのですが、ワールドカップなどに適用されるICR(国際大会規則)では、最後のこぶからエア台までの距離は4~5mと決められています。エア台の手前のこぶのピッチは3.5m、3.5m、3mでつくっていました。3こぶで計10mになって、巻き尺で計測するのが簡単なので、いつもこの組み合わせにしています。エア台の手前4.5mにもう一つこぶをつくれば、8m-4.5m=3.5mのピッチになり、ICRの4~5mという規定にも合います。エア台の手前8mのこぶの反対側から雪を落として、エア台の手前4.5mに、もう一つ100%手作り人工こぶをつくりました。

 エア台の手前に作ったこぶは前日まで5個ほどでしたが、さらに作り足して10個にしました。ランディングバーンの後のこぶは1個加えて3個にしました。スタートからエア台までがこぶが10個で35m、エア台からはランディングバーンが15m、こぶが3個で10m、合計50mの超ミニミニコースができました。最大斜度24度、平均斜度22度の緩斜面なので、スタートから最後のこぶまで滑っても、スキーをかついでハイクアップすることが可能です。10分間で1本は飛べます。1時間で6本、2時間で12本、3時間で18本。それだけこぶを滑って、大きなエア台でジャンプすれば、体力を使い果たしてしまうことでしょう。

 コース整備が一段落したところで正午を回ったので、昼食休憩です。スキーを履いていなくても、ブーツを履いて歩いているだけで、膝を少し曲げたままで力を入れ続けることになるので、膝周りが疲れます。レストランでブーツを脱いで、「これはお客様の専用スリッパです。どうぞご自由にお持ち帰りください」という文言に従って、宿泊したホテルから持ち帰ったスリッパに履き替えて、膝を休めました。

 食事をしっかりとって、膝をリラックスさせて、ストレッチもして、先ほどのスコップワークの前に飲んだホエイプロテインをもう一度飲んで、いざ出陣、というときに、休みをとっているのに、なぜかおしのびの匿名希望君にまたも出会いました。この前、白馬に来て、帰ったばっかりやん、と思いましたが、一人寂しくエア練習をしようとしていたところに、まさに救いの神のトレーニングパートナーです。さっそくエア台、コース整備をして、一緒にジャンプしました。

 1本目。前日と同じ位置からスタートしました。エア台の手前にもう1個こぶを加えたので、前日のように高速でエア台にぶつかってつぶされることはなく、素直にジャンプできました。

 ところが、エアに入るまで、スタートから10個のこぶをこなすのがけっこう難しいのです。スタートから斜度がだんだんきつくなって、こぶの手前が大きく掘れてきています。衝撃をうまく吸収しながら、こぶをなめるように滑るのがとても難しいのです。

 雪を盛ったこぶは山のようになっています。山すそに当たる部分の手前がスキーのテールで抑えられたり、削られたりして沈んで深くなります。100%手作りしたのは雪を山のように盛るところまでです。そこをスキーヤーが滑ることによって、山の手前の谷がさらに低くなって、ウエーブが発達します。山を盛った段階では、互い違いに並んだ山と山の間をすり抜けるようにターンしただけでも滑れるのですが、山と山の間がさらに低い谷になると、こぶを乗り越えるための吸収動作をしなければスムーズに滑ることができません。これぞ、ぼくが練習しなければならない課題です。スキーを回しこむのではなく、スキーのトップをシーソーのように上げ下げする動作です。よくモーグルスキーヤーの滑走中の写真で、吸収時にスキーのブーツから前の部分がこぶから飛び出している姿が写っていることがありますが、ぼくはスキーのトップが雪面から離れない吸収動作をしたいと思っています。

 言うはやすく行うはかたし。5こぶ目くらいから後、スキーのトップが下がるのが間に合わなくなり、だんだんとスキーが雪面をたたいてバンバンと音がするようになってしまいます。雪を盛ったこぶでは、こぶの乗り越えるべきところが鋭角になるようです。ここが緩やかだと、ポジションを前にしているだけで、スキーが勝手に雪面の起伏に追従してくれるのですが、鋭角になっていると、意識的にスキーの傾きを変える動作をしないことには、スキーがばたついてしまうようです。

 面白いことに、緩斜面のわずか10こぶとはいえ、エア台の手前のこぶをうまく吸収してエア台に入らないことには、エアの着地後、15mのランディングバーンに続く3個のこぶでターンができません。これがぼくがエアの着地後、スムーズにターンに入れない原因ですね。モーグル選手として基本中の基本です。緩斜面でできないことが急斜面でできるはずもありません。明日は個人強化練習の最終日です。100%手作り人工こぶ+エア台で、基本を身に着けて帰りたいと思います。