上位を狙え! | Stadiums and Arenas

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スポーツ観戦が趣味の筆者が、これまで訪れたスタジアム・アリーナの印象を綴るブログです。


年末年始の時期の年末年始の時期8試合を2勝6敗と大きく負け越してしまった埼玉ブロンコス。1月は中位から下位のチームとの対戦ばかりでした。

1月12・13日に対戦したのは、鹿児島レブナイズ。ファーストステージではチーム作りが遅れていましたが、外国籍選手を獲得してから急速にチームが出来上がり、レギュラーステージのスタートダッシュに成功したチームでした。予想通りとはいえ、苦戦しましたね。両日とも前半はビハインドでした。1日目は逆転することができましたが、2日目は前半に背負ったビハインドが大きすぎて、追い上げ及ばず敗戦。実力的には互角に近い相手ですし、連敗していてもおかしくなかったので、1つとれただけでも良かったです。



次の週は、未だに勝利がない東京海上日動ビッグブルーとの対戦でした。この週の1日目は私も見に行ったのですが、試合内容は少し不満が残りました。東京海上日動は外国籍選手のうちセンターのブライアン・シンプソン選手が欠場していて、完全にサイズ不足でした。もう1人の外国籍選手、アンドレ・マーレーの得点力は脅威ですが、完全にワンマンチームになっていてチーム全体の迫力は欠けていたので、ブロンコスとしても勝たなければならない相手でした。結果、勝つことはできたのですが、自分達で流れを悪くするシーンがあまりにも多く、正直これでは上位のチームに勝てないのも無理はないかなと思いました。

序盤にジョッシュ・クロフォード選手のサイズのミスマッチを生かしてリードを奪っておきながら、第2クオーターや第3クオーターにはファウルの判定に選手達がカリカリして、逆に相手のスリーポイントシュートでファウルをしたり(しかもバスケットカウントで4点プレーにされることもあった……)。リードしているというのに、なぜ自らリズムを悪くするのか……。落ち着いてプレーしていれば、第3クオーターぐらいで試合が決められたと思います。ディフェンスでも、ハードワークはしますがやみくもに走り回っているだけというシーンも相変わらず目立ち、相手にパスを回されると混乱したり、速攻に対してマークがついていなかったり……。最終的にはこの相手に80点以上取られましたからね。クロフォード選手も、背は高いですがリバウンドに対する反応が遅かったり、パスを察知していなかったりと反応が悪いシーンが目立ちました。

とはいえ、この週は取りこぼすことなく連勝し、翌週は平日に岩手ビッグブルズを迎えての対戦となりました。1試合目は第1クオーターで13-28と大きく水をあけられ、試合の残りでこれを何とか追い上げて3点差の勝利。2試合目も、一進一退の攻防から第4クオーター開始時に負った5点のビハインドを追い上げて勝利しました。東京海上日動戦同様に、慌てさせられながらも最後は寄り切るところに地力を感じることができましたが、やはり試合運びの拙さは拭い去れませんでした。

ちなみに、ビッグブルズとの試合はブロンコス史上初の深谷ビッグタートルでの開催となり、木曜日と金曜日の開催であったにもかかわらず、1日目で600人、2日目はなんと1000人以上のお客さんが入りました。自治体のサポートがしっかりしていて、深谷市在住・在勤の方は500円引き、小中学生は無料ということにしてくれたようです。告知もしっかりやってくれて、名物マスコットのふっかちゃんも来てくれたみたいです。このPR能力がブロンコスにあれば……。とはいえ、埼玉北部は県のバスケどころなので、巡業がうまくいってよかったです。

苦しみながらも連勝すべき相手に連勝し、迎えた岐阜スゥープスとの一戦。12月はこの相手に1試合不覚を取り、いい流れを絶たれ、その後迎えたリーグ上位の相手との対戦を落とし続ける結果になってしまいました。その後はスゥープスも状態を上げており、12月の時ほど連勝が簡単に期待できる開いてでなくなっていました。1試合目は延長戦に突入した末に敗れましたが、第2試合は全クオーターでビハインドを背負わないという内容で勝利。細かいところを言えばまだまだ課題はありますが、この相手に充実した内容のいい試合ができたことは、自信を持ってもいいことだと思います。12月のときよりは価値のある1勝1敗です。

次は、アイシンAWアレイオンズ安城東京サンレーヴス豊田合成スコーピオンズとの対戦です。特に、直近で当たるアイシンAWはゲーム差1でブロンコスの真上の順位にいるチーム。相手は直近の週にレブナイズに負けていますし、ブロンコスは流れがいいので、彼等を追い抜くことは不可能ではないと思います。そして、いい流れを継続して現在2位の豊田合成との試合を迎えたい。

11月の末につかみ損ねたいい流れが、ここにきてやってきました。ここで結果を残せなければ、1年が終わったときに「いいシーズンだった」と言って終わることはできないでしょう。昨年は大事なところで勝てず、非常に悔しい思いをしただけに、今年はぜひともいい形でレギュラーステージの終盤戦を迎えられるよう、期待しています!

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