熊谷スポーツ文化公園陸上競技場 | Stadiums and Arenas

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スポーツ観戦が趣味の筆者が、これまで訪れたスタジアム・アリーナの印象を綴るブログです。

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熊谷スポーツ文化公園陸上競技場
開場2004年
収容可能人数15392人
アクセス(すべて国際十王交通バス)陸上競技場入口バス停(熊谷駅~犬塚路線)より歩いてすぐ
くまがやドームバス停(熊谷駅~くまがやドーム路線)より徒歩約5分
熊谷スポーツ文化公園バス停(熊谷駅~熊谷スポーツ文化公園路線)より徒歩約10分
赤城神社バス停(熊谷駅~葛和田路線)より徒歩約10分
※試合の規模によっては国際十王バスが臨時便を出す

(写真は全て、2017年12月10日ジャパンラグビー・トップリーグのパナソニック・ワイルドナイツ宗像サニックスブルースの試合より)





上:外観
中:メインスタンド
下:バックスタンド

その名の通り、埼玉県熊谷(くまがや)市の熊谷スポーツ文化公園にある陸上競技場である。

2004年に埼玉県で行われる国体のメインスタジアムとして、前年度にオープン。埼玉県の県庁所在地はさいたま市だが、適当な土地がなかったことから熊谷市に白羽の矢が立った。その分施設は立派で、日本陸連第一種公認を受けているため、競技レベルの陸上競技の全国大会が行える。2011年には陸上競技の日本選手権を主催した実績もあり、毎年男女の東日本実業団対抗駅伝競技会(全国大会の予選)のゴール地点となっている。その施設の立派さゆえに、ナショナルトレーニングセンターの投擲競技の強化拠点に認定されている。隣接する補助競技場も日本陸連三種公認であり、県大会レベルであれば補助競技場だけで公式戦が主催でき、埼玉県の陸上競技界の中心地となっている。







上:オーロラビジョン。
中:北側ゴール裏。背後にくまがやドームが見える。
下:補助競技場。

収容可能人数は15392人。LED式の立派なオーロラビジョンもついているので、Jリーグ1部の公式戦も主催できる(J1リーグの公式戦会場になるには、最低15000人収容可能で大型スクリーンがなければならない)。競技場の開場以来、大宮アルディージャが1年に1回は公式戦を行い、2010年代にはアルディージャだけでなく浦和レッズの天皇杯の試合会場になることも増えている。それ以外だと、Jリーグではザスパクサツ群馬栃木SCFC東京のホームゲーム主催実績がある。




上:熊谷ラグビー場
下:くまがやドーム

この競技場がある熊谷スポーツ文化公園は、陸上競技場以外にもラグビー場、ソフトボール場、屋内アリーナ(くまがやドーム)、多目的運動広場、インラインスケート場、ピクニック広場、ジョギングコース、セラピーガーデンなどがある。特にラグビー場は、競技レベルの様々な大会の会場になり、2019年のラグビーワールドカップのときにも会場になったのでラグビーファンの間では有名である。2017-18シーズンはこの大会に向けて改修工事を行っているため、このシーズンに限っては、トップリーグや大学ラグビーも熊谷での公式戦が陸上競技場で行われた。

観戦環境に関しては、メインスタンドの方がバックスタンドと比べて高さがあり、客席の傾斜もある。バックスタンドに座ると、メインスタンドよりもピッチが遠く感じられるので、出来るならばメインスタンドで観戦したいところ。メインスタンド中央部には屋根がかかっており、日よけになってくれる(雨よけになってくれるほど大きな屋根ではないが)。

なお、熊谷市には、熊谷さくら運動公園という別のスポーツ公園があり、混同しやすいので注意されたい。これらの公園には両方とも陸上競技場があるので、特にタクシーで来場される場合、どちらの競技場なのかしっかりと伝える必要がある。ちなみに、熊谷スポーツ文化公園は埼玉県営、熊谷さくら運動公園は熊谷市営である。

最寄駅はJR高崎線と秩父鉄道秩父本線が止まる熊谷駅だが、ここから路線バスで15分近くかかるので交通の便は悪い。路線バスは週末は19時過ぎに最終便が出てしまうが、Jリーグの試合を主催する際(特にナイトゲームの場合)には駅から臨時バスが発着する。周辺に食事のとれるところが何もないのも辛いところである。Jリーグのイベントがあるときには出店があるので助かるが。ただ、上野か新宿からは1時間で来れる上に、熊谷駅発の週末の終電は11時過ぎなので、首都圏在住のアウェーサポーターのナイトゲーム日帰り遠征は可能。もちろん、熊谷は埼玉県でも有数の観光地である秩父・長瀞への玄関口なので、一泊してゆっくり観光しつつ試合観戦という楽しみ方もできる。また、熊谷スポーツ公園には常設と臨時の駐車場を合わせると2800台が停められるので、自家用車での来場もしやすい。

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熊谷スポーツ文化公園陸上競技場の紹介(熊谷スポーツ文化公園公式ホームページより)