【4年生の想い】 石井美咲 『史上最高の4年間』 | 立教大学体育会サッカー部日記

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立教大学体育会サッカー部のマネージャー日記です☆
2013.3~


《4年生引退企画〜4年生の想い〜》

本日3人目を担当するのは人よりも感情表現が苦手なマネージャー石井美咲(錦城高校)です。
実は嬉しくて楽しくて、実は怒っている。
そして実は誰よりも内に秘めた熱い気持ちを持っているマネージャー。

「書きたくない〜」と駄々をこねていた彼女がついに4年間の想いを綴ってくれました。
常に選手のことをよく見てよく考えてチームに尽くしてきた彼女の気持ちとは。ハンカチのご用意をお忘れなく。



☆Vol.27 石井美咲☆
『史上最高の4年間』





「黒髪清楚ぶってる系女子。その見かけに騙された後輩たちを従える「美咲会」をいくつも設立するやり手。裏の顔は…(笑)
元々サッカーをやっていた彼女の本職はサイドバックで、健太(4年山本健太)よりクロスがうまいとの噂。少し薄めのスポドリで4年間部員の為に尽くしてきた彼女は今何を思うのか。必見です!!」(4年 竹中俊介より)

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いつもマネージャー日記をご愛読いただき、ありがとうございます。




奥ゆかしい女性に見えて意外とがめつい岩瀬涼果からご紹介に預かりました、4年MGの石井美咲です。


涼果の言う通り、自己顕示欲が全くないので、今自分のブログを書いているということ自体がとても恥ずかしいです。

まとまりのない文章になってしまうと思いますが、今私の感じていることを書こうと思います。




マネージャーをやっていると言うと、「よく人のためにそこまで頑張れるね」と言われることがあります。


確かに、仕事内容だけ聞けば全部チームのため、選手のためです。私たちマネージャーが1番に望んでいることはチームの勝利で、そのためにできることなら何でもしたいと思いながら過ごしてきました。



しかし、最初からそんな風に思えていたわけではありません。


入部当初は与えられた仕事をこなすことに精一杯。正直チームのために自分に何ができるかなんて考える余裕もなく、目の前の仕事をミスなくこなすことで頭がいっぱいでした。


しかし、そんな思いとは裏腹にミスは連発。毎日のように怒られる日々が続きました。



そんな私の横でマネージャーの先輩方が、常にチームのために今何をするべきかを考えて行動し、完璧に仕事をこなす姿を見て、自分の無力さを痛感し、私なんてチームにいてもいなくても変わらないんじゃないかとよく思っていました。



辞めたいな、と思うことも正直ありました。

大学生にもなって何やってるんだろうと思ったこともありました。



でもそんな時にも辞めないでいられたのは、

みんなの笑顔が見たい

という思いがあったからだと思います。



不安なこと、辛いこと、悩んでいることがあっても、グラウンドにいけばみんなの笑顔が見られる。それだけで私は幸せでした。頑張ろうと思えました。



マネージャーという役職についている限り、チームの勝利に直接関わることはできません。実際にピッチに立って、プレーをして、結果を出すのは選手たちです。


でも、そんな選手たちが思う存分サッカーができる環境を作ることになら、マネージャーという立場にいても貢献できるのではないかと思えるようになりました。きっかけは分かりませんが。



SNSを使ってなるべくたくさんの観客を動員するとか、モチベーションアップビデオを作成するとか、どんなに暑くても冷たい水を提供するとか、私にもチームのためにできることがあることに気が付きました。

それからは、どんな仕事にもやりがいを持って取り組めるようになり、自分もサッカー部の一員だと思っていいのかなと少し自信が持てるようになりました。



しかし、4年間を通しても、私が憧れた先輩方のようなマネージャーにはなれなかったと思います。今でもミスはしてしまうし、その度に同期に助けられています。


引退まであと少し。後輩に残せるものはわずかかもしれませんが、3年前に私が憧れたように、こんなマネージャーになりたいなと少しでも思ってもらえるマネージャーに近づくことが私の最後の目標です。





サッカー部に入部し、頼れるかっこいい先輩方、生意気だけど可愛い後輩、なんだかんだ優しい同期、そして同期のマネージャー由佳と涼果に出会えたことは、私の1番の自慢です。



今でも私たちのことを気にかけてくださっている先輩方、「関東」という最高の場所に私たちを連れて行ってくれた1つ上の先輩方、サッカー部の活動を見守り続けてくれた保護者の方々、卒業してからもずっとサッカー部のために時間を割いてくださるOBOGの方々には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。



そして、特に同期のマネージャー由佳と涼果には感謝してもしきれません。2人には沢山迷惑を掛けました。

2人に比べて私はミスも多く、私のせいで2人まで怒られることもありました。でも、何があっても嫌な顔せず助けてくれて、励ましてくれて、一緒に頑張ろうって言ってくれて、こんなに素敵な同期に出会えて私は幸せです。

2人がいなかったらここまでやってこれなかったと思います。ありがとう。





ベンチで選手の会話を盗み聞きして笑ったりできるのも、寒い中自転車を漕いでグラウンドに向かうのも、1番近くでみんながサッカーをしてる姿を見ることができるのもあと5日。

最後は勝って、みんなで笑顔で引退できるよう全力でサポートします。




ここまで自分の思っていることを長々と書いてしまいました。

同期のブログを読んで、私が伝えたいことはなんだろうとずっと考えいましたが、かっこいい言葉は思いつきませんでした。



ただひとつ、選手には



試合に勝ったら選手と同じくらい嬉しくて負けたら同じくらい悔しい、リハビリから復帰した選手が試合に出ると感動するし、頑張ってる姿を見ていた選手のカテゴリーが上がると嬉しいし、下がると悲しい。



マネージャーもそんな気持ちなんだよということだけ分かってほしいなと思います。



マネージャーには分からない選手の気持ち、選手には分からないマネージャーの気持ちがあるのは当然で、だからこそ分かり合えない問題は必ずあります。それは私がこの4年間で感じたことです。



「口うるさいマネージャーだな」

と思うこともあると思います。でも、それも全てチームや選手のことを思って言っているということだけ分かっていてくれたら、それだけで私は嬉しいです。




今シーズン果たせなかった「1部昇格」という目標を、後輩たちにはいつか必ず達成してほしいと心から思っています。

ずっと応援しています。



大学の4年間を立教大学サッカー部で過ごせて幸せでした。私史上最高の4年間でした。



笑顔でみんなとお別れできることを祈っています。





次は、最近「中学聖日記」の黒岩くんにどハマり中の、我らがチーフマネージャー栗原由佳です!

個人的には大学に入って1番最初の友達であり、大学生活の4年間、常に私の隣にいてくれたような気がします。


サッカー部1サッカー部を愛している彼女は、一体何を語ってくれるのでしょう。

ご期待ください!




同志社・立教定期戦(3年生)

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4年マネージャー 石井美咲