土曜 | 疲れたおじさんのブログ

疲れたおじさんのブログ

もう少し頑張って数年後は海外ノマドを始めます

気合をいれて5つ目の論文の作業を初めて早速おかしなデータを見つける。学生は基本、少ない労力で学位を取りたいので、なるべく最低限の実験量とギリギリのクオリティで作業を終わらせようとする。最悪の場合はデータの重複もあり(という学位審査には何度も遭遇している)、まあつまり完全にアウトなのだが、バレなければよくて、バレても「ああ、忙しくてミスをしました」と言えば済むので誰も気にしていない。つまり私のように細かくデータを調べて指摘するのはとてもとてもとても煙たがれる。空気読めよ、と。もちろんこのようなデータの扱いは、個々人にとっては些細なことかもしれないが全体がそういう傾向であるとその社会の外部からは信用をされなくなる。で、「こういうことを繰り返しているとこの国のサイエンスが信用されなくなるから良くない」と言うと、当然のように嫌な顔をされて、キレたり、その後は無視されたり、されるのであった。ということで、自分の学生以外はデータの信憑性についてはチェックしないことにしている。

 

という状況でため息をつきながら作業を続けているのであった。何のために何の研究をしているんだろうね。

 

百年の孤独は4分の1を読み終わり、物語はひたすら平面に進んでいくような印象をうける。単純で興味深いエピソードがひたすら積み上がっていくのだが、これらの関係を忘れてしまうと物語の行き先を見失う。なので、一気に読まないといけない。

 

あとはFACTの3巻を買ってきて昨夜読んだのだが、この漫画はどのように受け取られているのだろうか。陰謀論を信じてしまう人、というか、陰謀論によって生きがいを維持できる人たち、について描かれているのであるが、では陰謀論を信じない場合はどのようなハッピーな人生をおくれるかは、今のところ描かれない。救いようがない気がするのだがどうなるのだろう。どうやら次が最終巻。まあでもオススメです。