久々にブログを書く修士1年のAです.
この春大学院に進み,研究活動やらなんやらに追われていて,趣味的な活動(鉄道旅行)があまりできていませんでした.
息抜きを……ということで先週インテックス大阪で開かれた「鉄道技術展・大阪」に行ってきました.その名の通り鉄道に関する新技術・新製品をアピールする会で,業界関係者や学生が来場対象となっています(訳:趣味人が遊びで来るのはやめてね).
趣味として鉄道好きでもありますが,工学系の学生という身分で堂々と業界研究のため訪れたというお話です.

鉄道の基本的な技術は成熟し尽くした感がありますが,さらなる高度化を目指してさまざまな技術開発が進められています.
会場には興味深い展示が盛りだくさんで,次世代の改札機や車両製造技術,需要に応じて走行経路を自動設定するバス(大阪市で試験運行されているオンデマンドバスの発展型です)など挙げればきりがありませんし,全てのブースを回ることもできませんでしたが,近年流行りのDX,AI活用といった言葉は至るところで見かけました.
本物の駅でやると捕まりそうですが,あえて電車のドアに挟まれたり(人を挟んでも怪我をさせない技術を体験するため)ホームドアによじ登ったり(人が登ったぐらいでは壊れないことを実演)できたのも技術展ならではです.
鉄道のバリアフリー化は,駅へのエレベーター設置で随分進みましたが,ホームと車両の間には段差や隙間が残っています.車椅子での乗り降りのために係員が渡し板をかける光景を見たことがある方は多いのではないでしょうか.
各社この解消に積極的で,ホームが動いて車両に近づいたり,車両から板が出てきてホームからのスロープが出来上がったりする試作品が展示されていました.車椅子やベビーカーでも難なく列車の乗り降りができるようになりますね.こういったものを見るだけでも楽しいのですが,各担当の方と1対1でお話をし,存分にやりとりを重ねられたことが特に貴重な体験となりました.
業界理解が深まりましたし,それ以上に社会を支える技術やものを開発する,運用するような仕事への興味がより強まった1日でした.

それではまた

お久しぶりです。M1の寺垣です。

「ひろがり」の運用が無事に終了いたしました.


運用開始直後には,先輩方が運用の指示を出されていたので,先輩が誰もいらっしゃらない時に,今の私達の代だけでびびりながら運用をした記憶があります.
しかし! 運用終了直前のパスでは,M1のM君が運用指示をテキパキと出していて,あまりの安心感に私は冗談を言い続けていました.
文章を書いていて,成長しているのはM君であって私ではないのでは?という気がしてきたので,運用の話は終わり! 
結局,言いたかったことはですね. 
今年も後輩が増え,ほとんどが後輩という状況になって,自分たちが知識,指示やアドバイスを下の学年に伝えるような立場になったという事をしみじみと感じましたという事でした! 
真面目な話をすると,「ひろがり」の運用というとても良い経験をさせてもらったなと思うので,応援して頂いた方本当にありがとうございました

読書の輪を広げよう
本を紹介するのは久しぶりですね.闇に葬られたものを蘇らせてしまいました.
いつ私の番が回ってくるかなぁ~とワクワクしていたのですが,気が付いたときには無くなっていました… 
コナンの映画や金田一少年のドラマの影響もありミステリーが最近のマイブームです.
なので,ミステリーの紹介をしたいと思います!

1つ目は綾辻行人さんの「十角館の殺人」です
ミステリーでおすすめの本を調べると高確率でヒットするぐらいに有名ではあるのですが,トリックなどが素晴らしく、
本格ミステリーにハマるきっかけとなったぐらい自分の中で衝撃的だったので、紹介しました. 
この本の特徴はなんと言っても,犯人を当てようとする読者を「1行」だけで全てをひっくり返し,「えっ」と思わず声が出そうになるところです.
ミステリーを読んでいてこれほど衝撃的な「1行」は見たことがないので,是非読んだことない人は読んでみてください.

2つ目は「本と鍵の季節」ですね
作者はこの間、直木賞を受賞された米澤穂信さんです. 私が大好きな作者さんです!
前にこのブログで「氷菓」が紹介されていたと思うのですが,この本も同じように高校生が主人公の日常系ミステリーとなってます.
短編集で些細な出来事が謎ではあるのですが,二人の探偵役によって謎が解かれていく様は読みごたえがありました.
読みやすいミステリーだと思うので,普段ミステリーを読まない方におすすめです!

3つ目は森博嗣さんの「すべてがFになる」です.
この本の特徴は登場人物に天才が多数出てくるということです.
私がそういう作品が好きなだけというのもあるのですが,その天才たちの会話や思考回路がとても読んでいて面白いんです!
理系ミステリーであるため,理系分野のトリックが含まれていて,その謎を理系の主人公が論理的思考によって謎解きが行われていきます.
ドラマやアニメ化もされているのでそちらもおすすめです!
このブログを読んでくださる方は理系が多い?気がするので,一度読んでみてはいかがでしょうか?

はい!これであなたもミステリーにハマること間違いなし!
私がミステリーを布教するだけのブログを読んで頂いてありがとうございました.

それではさよなら~

SSSRC 修士1年のUKです。

今年3月に無事大阪府立大学を卒業し、大阪公立大学大学院に「入院」しました。

(ちなみに、大阪府立大学は大阪市立大学と今春に統合され、大阪公立大学が新設されました。)

 

本当はC&DH系で取り組んでいるOS(コンピュータのオペレーション(操作・運用・運転)を司るシステムソフトウェア(Wikipediaより))の開発について書きたかったのですが、知識不足が著しく誤ったことばかりを書いてしまいそうなので、お気持ち表明文を書くことにしました。

 

最初に書いた通り、この春に卒業した大阪府立大学で過ごした4年間を振り返って、SSSRCでの活動、学業、私生活で得られたものについてつらつらと駄文を書いていきます。

 

1. SSSRCで得たもの・「落ち武者」だった4年前の春

大阪府立大学(府大)には4年前、2018年の春に入学しました。皆様ご存知の通り(?)、大阪府立大学の工学域に入学した者の大多数はある共通点を持っています。その共通点とは、「第一志望だった大学の受験に失敗している」ことです。というのも、大阪府立大学工学域は、国公立大学入試の前・中・後期日程のうち、中期日程でのみ入学者の募集をしており(海洋システムだけは例外ですが)、受験者の多くは前期で受ける本命校の滑り止めとして大阪府立大学を受験していたのです。
 
私も京都大学を落ちて府大に流れてきた身で、入学して数ヶ月は「なんでこんなことになったんだ...」と意気消沈していました。結構深く落ち込んでいたのですが、重たい心を奮い起こして、新歓などになんとか参加していくなかでSSSRCという人工衛星を作っている団体があることを知りました。「ここなら不本意ながら入学したこの大学でも価値あることをできるかも」と思って、SSSRCに入ったことを覚えています。
 
その後、SSSRCでの新入生教育の一環で、これまでに習ったことがなかったプログラミングや電子回路の知識を学んでいく中で、沈んだ心も徐々に浮き上がっていき、「府大って良いところかも!」と思うようになったのが1年生の夏頃でした。
 
さて、そんなこんなで4年間をSSSRCで過ごして得たものはたくさんありますが、主なものを挙げると「人工衛星をシステムとして眺める視点」「他者と議論してモノを作ることの楽しさ」「様々な知識や技能を持つ先輩・友人・後輩との出会い」になります。
 
1つ目の「人工衛星をシステムとして眺める視点」について、SSSRCに入るまでは「人工衛星って電車とかの複雑な機械と比べて簡単な機械だよなあ」とぼんやりと思っていました。しかし、「ひろがり」の開発・組み立てに関わったり、衛星設計コンテストでCubeSatの概念設計に取り組んだりする中で、「人工衛星は、その構成要素が協調的に作用しあい所望の動作を達成しているシステムなんだ」と思うようになりました。電源を例に取れば、人工衛星は電気で動作しますがその電気は無尽蔵にあるわけではなく、有限の(しかもそんなに多くない)電力を上手く分け合い動作するよう設計する必要があり、衛星設計コンテストでは衛星で行うミッションの電力を如何に確保するかに苦心しました。また、構造設計を例に取れば、CubeSatという高々牛乳パック程度の空間に如何に機器を詰め込みつつ、ロケット打ち上げ時の振動に耐えられるよう構造を設計するかということも難しい問題です。このように、人工衛星の構成要素は互いにトレード・オフの関係にあることが多く、システムとして眺めなければ上手く人工衛星を設計できないことを4年間で痛感しました。
 
2つ目の「他者と議論してモノを作ることの楽しさ」については、高校生までは専ら学校の勉強と部活動にしか取り組んでいなかったので、SSSRCであーだこーだと先輩や友人と話すことを通して初めて、議論すること・他の人と一緒にモノを作ることの楽しさを知りました。
 
3つ目「様々な知識や技能を持つ先輩・友人・後輩との出会い」については、SSSRCで得たものの中で一番大きな割合を占めています。これまでにご卒業・修了されてきた先輩の知識量・技術力には本当に驚き、感動するばかりでした。また、同級生の友人もこんなことまでもう知ってんの!?と驚くことが多かったです。M1になり、かつて憧れた先輩方と同じ年に近づいていますが、先輩のようになれているでしょうか...。これまでに先輩が築かれてきたものを上手く引き継いでいきたいと思うこの頃です。
 

2. 学業で得られたもの ・「地味な」府大という恵まれた環境

4/11に開かれた大学院の入学式に出席した際に、司会の方(市大卒業)が「公立大学の学生って、良く言えば地味じゃないですか」とおっしゃっていました。おそらく多くの人が「良く言ってないやんけそれ」と思ったと思います。しかし、確かに公立大学、ひいては府大は「地味」だと思います。
 
このことを強く実感したのが、府大の学園祭「友好祭」「白鷺祭」開催時の様子からでした。京都大学の学園祭を例に取れば、森見登美彦『夜は短し歩けよ乙女』で描かれているように、学生が呑み騒ぎ青春を謳歌するというのが学園祭の私なりのイメージでした(京大に進学した友人談では、学園祭時はグラウンドがお酒で大変なことになるそうです)。一方で、府大の学園祭は私の抱いたイメージと反して、「地域のお祭り」のようでした。学生はステージの運営や屋台の運営を担い、屋台の前に連なる列には小さな子どもたちが見られ、道では地域の方たちによるフリーマーケットが開かれていました。この様子を見て、落ち着いた、寛容な雰囲気が府大のカラーなんだなと思いました。(ちなみに上述のアナウンサーの方も慌てて、地味ではなくて落ち着いていると言い直していました。)
 
こうした雰囲気は講義や学生生活にも見られた気がします。例えば、授業や課外活動で話し合う場面でも、互いに優しく、穏やかに話される方が多く、実のある議論を積み重ねることができました。
また、授業内容についても、社会でブイブイ言わせている外部講師を呼ぶようなセンセーショナルなものより、先生方が自身の研究分野について丁寧に説明したり、双方向にやりとりを積み重ねるものが多かったような気がしています。ナチスドイツによるユダヤ人迫害に関するドイツ教科書の記述に関してのみひたすら掘り下げる授業や、双方向的な学習(教職の生徒相談におけるカウンセリングのロールプレイングと議論、特別支援教育のあり方に関する議論)は、強く心に残っています。
 
このように、刺激的ではないですが、地に足をつけて着実に学習を進めることができるのは府大の良さであり、府大での学習を振り返ると、「本当にたくさんのことを学び、考えるためのフレームワークを自分なりに更新できた」4年間でした。また、物事は想像以上に複雑で、世の中にはまだまだ知らないことがたくさんであることを知り、自身の無知・無力感と「まだまだたくさん知ることができる」という希望を強くした4年間でした。
 

3. 私生活で得られたもの・広がった世界

大阪市内へのアクセスが良好、公共交通機関が高度に発達しているという近畿大都市圏の利点を活かして、様々なことを経験できました。特に、学校終わりにライブに行ける、田舎にはないような特殊な商品・娯楽でも気軽にアクセスできることは大きな利点であり、他の受験校でなく府大に流れ着くことができて良かったなあと思う限りです。
 
また、数は少ないですが友人に恵まれ、様々な経験をすることができました。
カラオケでオールしたり買い物したり遠くに遊びに行ったりと、平凡でありきたりですがそれまでの人生では経験しなかったこと・取り逃がしてきたものを多く経験することができました。特に、友人から進められて始めたソシャゲ(プロジェクトセカイ(ボーカロイドの曲が多い音ゲー))にハマったことは大きかったです。ソシャゲやボカロというカルチャーにはこれまで距離を取ってきましたが、ソシャゲを通してこれまでに知らなかった音楽や文化と出会い、世界が大きく広がりました。
 
高校生のときまではあまり積極的に人生を楽しもうとしてこなかったですが、大学に入って様々な人・コトと出会うなかで積極的に楽しもうとする姿勢が自分の中に見られたことは、これまでの暮らしの中でも最大級の出来事でした。
 

おわりに

この4年間は自分なりに必死に色々なことにアタックし、適宜傷つきながらも多くのことを学ぶことができた、充実した学生生活でした。
本来であれば、こうした振り返りは卒業シーズンの桜の季節に書くべきですが、時期を逃し葉桜になった頃にようやく駄文を連ね、振り返りをすることができました。また、お気持ち表明が酷く長くなってしまいましたが、これが将来の自分にとって「mixiの黒歴史日記」とならなければいいなと思う次第です。
学生生活も残り二年を切りましたが、存分に楽しんでいきたいです。
 
3月某日 府大池の桜
新歓とかで花見をした楽しい記憶(そして、新入生と上手く話せない苦い記憶)が頭をよぎる...