3歳でも何角形かすぐわかる!たのしくて簡単な方法 | わくわく!さんすう子育て~幼児さんすうインストラクター曽山桂子のブログ~

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■子どもにとって三角形と四角形は同じ?

子どもの空間認知は位相的認知(トポロジー的認知)から、ユークリッド的認知へと発達します。

これは、スイスの心理学者ピアジェらの研究から明らかになりました。

(ピアジェらの論文はこちらです)

 

小さな子どもは、まず、ある領域の中か外かだけを認識しています。

その内、点などのつながりを意識するようになり、やがて、長さや角度によってさまざまな形を区別するようになるのです。

 

例えば、小さな子どもに三角形や四角形を描いてもらうと、どれもいびつな丸のようになっていることがあります。

 

角の認識が苦手な小さな子どもにとって、さまざまな多角形を区別することは少し難しいことなのです。

 

 

■そんなときこそ遊んで学ぼう!

難しい多角形でも、工夫次第ですぐに理解できて描けるようになる方法を、MICさんすうスクールのカリキュラムの中からご紹介します。

 

~小さな子でも多角形がわかる「てん!ぼう!かっけい!」

 

(3歳3ヶ月男児)

・遊び方

①紙とペンを用意します。

 

②大人は「てん3個、ぼう3本、三角形♪」と歌いながら

紙に点を3個描き、それを三本の線でつなげます。

紙には三角形ができています。

 

③続いて「てん4個、ぼう4本、四角形♪」と歌いながら

紙に点を4個描き、それを4本の線でつなげます。

紙には四角形ができました。

 

④その調子で続けていきます。

「てん5個、ぼう5本、五角形♪」

「てん6個、ぼう6本、六角形♪」

 

その内、「てん7個…」というと、「わかった!七角形!」と子どもが先回りして言うようになります。

そうなったらさらに遊びを展開していきましょう。

 

⑤クイズを出してみよう。

「じゃあ、てん8個なら何角形?」

「てん10個なら何角形?」

「てん100個なら?」

口頭で子どもにクイズを出してみましょう。

わからなくても大丈夫。

そんな時は、一緒に描いてみて答えにたどり着けばいいのです。

 

⑥今度は子どもがクイズを出す番です!

最後に子どもにクイズを出してもらいましょう。

「てん5個、ぼう5本、何角形?」とリズミカルに子どもに歌ってもらいましょう。

「五角形!」と元気よくお父さんお母さんに答えてもらった子は、もっと難しい問題を考えるかもしれません。

 

以上が「てん!ぼう!かっけい!」の遊び方です。

 

この遊びをしていると、図形が何角形かがわかるようになるので、図形の区別へとつながります。ユークリッド的認知へのステップとしておすすめです。

 

 

親子でたのしく遊んでみてくださいね。

 

 

 

 

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