山本祥一朗の酒情報 -53ページ目

山本祥一朗の酒情報

山本祥一朗の酒情報

今や亡くなって久しいが、山口瞳の著作は今読んでも面白い。

安かろう旨かろう食べ歩き、私は「飲まずにいられない」、ビールの利尿作用、ウイスキーの飲み方、などにはじまる本は『衣食足りて』(河出書房新社)のものだ。山口瞳は初めはサントリーの広告制作に携わっていたが、後に『江分利満氏の優雅な生活』で直木賞を得てから作家となった。この本は同氏が没後に、あちこちに書いたものを編集してある。

「飲まずにいられない」では、飲みに行くとき、普段より不機嫌になるのはなぜか?とか、ウイスキーの飲み方は何通りあるか?などは細かに分析して書いてある。サントリーに勤めていた頃に編集していた『洋酒天国』は、経済的に恵まれない文化人を援助する目的もあったことなどを、ざっくばらんに書いている(写真にあるのはマティーニが旨いとされるサンボアの暖簾にサインしてある山口瞳のサインと、サントリー時代に同僚と柳原良平)。

大星岡村の「名門フォーラム2015」は東京交通会館12階で9月8日に開かれた。

当社の挨拶状には「年末の最需要期を含む秋冬シーズンに先駆け、弊社が総力をあげ、少しでもお取引酒販店様に有益な情報を提供できるような展示試飲会にしたいと感じております」とあった。
・酒は大星三宝市(会場限定販売特別商品)
・取引先本格焼酎メーカー試飲コーナー
・取引先国産ワイン試飲コーナー
・輸入ワイン会場限定特価販売
・取引先清酒メーカー試飲コーナー
・プレミアム焼酎限定セット受注
・取引先輸入ワイン試飲コーナー

以上の案内を事前に送付していた。カットは当社取引先の蔵元(日本酒と食品)。
9月7日にベルサール新宿セントラルパークで「静岡県地酒まつり」が催された。主催は「静酉会」、若手の蔵元の集まりである。
これまでの会場とは違って600人が一度に収容できる広い会場である。

参加蔵元は下記の17であり、それぞれの出品酒の説明が細かに書いてあるのが渡される。
それぞれの酵母についても、山田錦、美山錦などが並ぶと思えば、静岡酵母、自社酵母など独自の酵母で出品したものもあり、中にはそのような説明も一切無くて、ただ「飲みあきない酒造りを目指す」とだけ書いてあるものもある。

それぞれの蔵元が、自社に合うツマミとしたものが並べてあり、それをつまみながらひと通り試してみたが、実にバラエティに富んでいて興味深かった。

蔵元同士は仲良くあっても、それぞれが自己主張だけはしっかりしている「和して同せず」とはこのことではないか。