大阪の有名ホテルによる偽装メニューが問題となったことをきっかけに、とんだミソを付けたものといわざるを得ない。
それも短期間ではなく、中には7年以上もそのままだったというのも解せない。
その間には味覚にはうるさい専門家も何人か来ているはずだが、どこからもクレームが出なかった。つくづく味覚について考えさせられる。
先ごろ出先で喉が渇いて、弘済会で水を買った。輸入ものの名の通った水で、100mlが100円。キャップのところには何やら紙が挟んである。抽選でTシャツが当たるというものだった。Tシャツなぞどうでもいいが、この水で100円とは高すぎるのではないか、というのが率直な感想である。近ごろでは東京の水も良くなった感じで、ミネラルにあまり頼るまでもないのではないか、とさえ思う。そんな普段に飲んでいる水と、100mlが100円の水との差異がそれほどでもないのだから、偽装メニューにだまされるのも無理はないか?!
酒造組合中央会の「日本酒で乾杯推進会議」の百人委員エッセイに、NHKで「東京地酒物語」を放送した際、「やわくち」を東京局が開発していた話を出した。坂口謹一郎氏からその時のレポートを誉めて頂いたエピソードも添えた。
その「東京地酒物語」ではさらに東京の三軒の蔵元の紹介もしている。写真にあるのがそれで、丸真正宗、多満自慢、沢の井の三蔵元を訪ねていて、それぞれの社長にもインタビューしている。北区の丸真正宗は地下130メートルの井戸水で明治時代から仕込んでいて、取材した当時は柏崎からの杜氏が勤めていた。
福生の多満自慢の石川さんはこの放送の後で市長になられた人で、その後、私のアメリカへの酒視察ツアーに同行されたこともあった。沢の井の社長は岩清水の仕込水のところを案内してくれたが、総じてどの蔵元も「水」がいいのである。水がいいことは人間の住める最低条件だから、これからも水を大切にしてほしい、というのが私の最後のコメントだった。






その「東京地酒物語」ではさらに東京の三軒の蔵元の紹介もしている。写真にあるのがそれで、丸真正宗、多満自慢、沢の井の三蔵元を訪ねていて、それぞれの社長にもインタビューしている。北区の丸真正宗は地下130メートルの井戸水で明治時代から仕込んでいて、取材した当時は柏崎からの杜氏が勤めていた。
福生の多満自慢の石川さんはこの放送の後で市長になられた人で、その後、私のアメリカへの酒視察ツアーに同行されたこともあった。沢の井の社長は岩清水の仕込水のところを案内してくれたが、総じてどの蔵元も「水」がいいのである。水がいいことは人間の住める最低条件だから、これからも水を大切にしてほしい、というのが私の最後のコメントだった。






久しぶりに会う人と世間話をしていた際に、「R100」という映画は変わった映画で、あんなのは初めて見た、という。松本人志監督だから面白いかと思っていったのだが、いろんな意味で日本では珍しい、と友人は付け加えた通り。内容を訊いたら、「まあ、見てみろよ」というので、久しぶりに劇場をのぞいた。席はガラガラである。
SとMをテーマにこれほど入れ込んだのは確かに日本映画には珍しかろう。大地真央や寺島しのぶ等の女優陣が、よくこれほどやるなあ、と思われるほどの熱演。吉本興業等が協力しているからバックはしっかりしているのだが、工業的には大失敗は明らか。
スタッフの中によほどのSとMに興味のある向きがいるのだろう。何に酔うのも結構だが、SとMをこういう形で酔って見せられても、観客は悪酔いさせられる。それを察知した人は近寄るまい。
SとMをテーマにこれほど入れ込んだのは確かに日本映画には珍しかろう。大地真央や寺島しのぶ等の女優陣が、よくこれほどやるなあ、と思われるほどの熱演。吉本興業等が協力しているからバックはしっかりしているのだが、工業的には大失敗は明らか。
スタッフの中によほどのSとMに興味のある向きがいるのだろう。何に酔うのも結構だが、SとMをこういう形で酔って見せられても、観客は悪酔いさせられる。それを察知した人は近寄るまい。