その「東京地酒物語」ではさらに東京の三軒の蔵元の紹介もしている。写真にあるのがそれで、丸真正宗、多満自慢、沢の井の三蔵元を訪ねていて、それぞれの社長にもインタビューしている。北区の丸真正宗は地下130メートルの井戸水で明治時代から仕込んでいて、取材した当時は柏崎からの杜氏が勤めていた。
福生の多満自慢の石川さんはこの放送の後で市長になられた人で、その後、私のアメリカへの酒視察ツアーに同行されたこともあった。沢の井の社長は岩清水の仕込水のところを案内してくれたが、総じてどの蔵元も「水」がいいのである。水がいいことは人間の住める最低条件だから、これからも水を大切にしてほしい、というのが私の最後のコメントだった。





