久しぶりに会う人と世間話をしていた際に、「R100」という映画は変わった映画で、あんなのは初めて見た、という。松本人志監督だから面白いかと思っていったのだが、いろんな意味で日本では珍しい、と友人は付け加えた通り。内容を訊いたら、「まあ、見てみろよ」というので、久しぶりに劇場をのぞいた。席はガラガラである。
SとMをテーマにこれほど入れ込んだのは確かに日本映画には珍しかろう。大地真央や寺島しのぶ等の女優陣が、よくこれほどやるなあ、と思われるほどの熱演。吉本興業等が協力しているからバックはしっかりしているのだが、工業的には大失敗は明らか。
スタッフの中によほどのSとMに興味のある向きがいるのだろう。何に酔うのも結構だが、SとMをこういう形で酔って見せられても、観客は悪酔いさせられる。それを察知した人は近寄るまい。