B級グルメとなると今や人気コンテンツで、我が大月市にも「おつけだんご」というB級グルメがあり、各地で活躍をしていることであります。
たしかに高級なものではないが、むしろ他人に披露をしたくなるような味わい、それがB級グルメなのかもしれません。
ただ世の中には他人に知られたくない、ちょっと恥ずかしい「味わい」というものがあるかと存じます。
それは自宅などにおいて、ひっそりと食され、決してその存在を表に出すことが無い……。
そういったC級グルメというものが誰にもあることかと存じます。
某グルメ漫画でも、バター醤油ライスやソースライスといったグルメが紹介されていました。

もちろん僕にも有ります(`・ω・´)
その中でも、ムダに体力を消費しまくり、万年飢餓状態であった我が青春の10代後半に愛食していたのが、「ごま油ご飯」であります。
温かいご飯にごま油と味の素を少しかけるだけというレシピもへったくれもない一品。
しかし、ごま油の旨味でいくらでも食べることができるのです。
部活後の夕方のオヤツ(焼そばパンとトマトジュースがお気に入り)から、晩御飯までというわずかな間もお腹が保たない僕にとって、思いついたら、すぐに食べられることができるメニューとして、とても優秀な一品でありました。
つい最近にふと思いついてやってみました。
ただ、味の素ではく牡蠣醤油で味を整え、ネギなどを散らした大人のごま油ご飯でしたが(笑)
ごま油の芳醇な香りが楽しめ、実に良いツマミとなりました。
ただ思い返せば、常に見透かしたように温かいご飯を用意していてくれたのは母親でありました。
温かいご飯があるのを当たり前のように貪り食らっていましたが、決してそれは恥ずかしいグルメでなく、母親の思いのつまったグルメであったと、何十年も経って気づくことでありました。
なんまんだぶ。