これまで、肌（体）の保湿成分として、NMFが重要な役割があるということを説明してきました。
尿素などは、蛋白質を代謝して出てきた老廃物であるアンモニアを中和して無毒化したものが、体の中では保湿成分として使用されている不思議さも説明いたしました。
今回は、NMFの中でも、実に４２％もの割合を占めるアミノ酸についてご説明いたします。
昨日の投稿では、何でアミノ酸というの？と説明いたしましたので、興味がある人はそちらをご覧ください。
さて、アミノ酸は、どこで作用しているでしょうか？
さすが、味の素さんです。詳しく説明してくれておりますね。
このように角質の中ではNMFが重要な役割をしており、それらは、保湿成分としてだけではなく、体を構成する成分の作成に利用されたりしています。簡単に言うと、リサイクル、リユースされています。リデュースがされておりませんので、３Rならぬ、２Rです。
このアミノ酸は、蛋白質の構成成分ですので、筋肉や血管などの細胞、酵素など、様々な物質に作り変えられて利用されています。
最近では、スキンケアや髪のケアに良いということが分かってきて、安全な成分の一つとして応用されるようになってきました。
そして、体作りにも蛋白質は重要なポイントを占めます。
アミノ酸で体脂肪の燃焼度をアップ！
アミノ酸で代謝を高め、エネルギーを消費する
フィットネスの世界で“脂肪が燃えやすいカラダ”をつくるために、今、注目を集めているのがアミノ酸です。
筋肉の原料であるアミノ酸を補給しながら、ランニング、長距離水泳などの有酸素運動を行うことによって、筋肉の合成が促されて組織が増えます。筋肉が増えることによって基礎代謝が高まり、消費エネルギーが増え、太りにくいカラダがつくられるのです。
次回は、体作りの方法について説明したいと思います。