家内が入院し、生活が一変。
そして、退院へ
家内が急性リンパ性白血病と診断され、あっという間に骨髄移植をするに至り、2022年6月末に退院して自宅で家族全員が生活できるようになりました。
しかし、準備も大変でした。移植後は、これまで獲得してきたあらゆる感染症にたいする免疫が消失した状態にあります。
そのため、感染予防が何より大切で、移植後に亡くなってしまう死因の大きな要因として、感染症があるのです。
退院前に行ってきた対策
・エアコンの洗浄
・お風呂の洗浄
・お部屋の掃除
・家内専用部屋のための配置換え
私は寝るところがないので、子供たちと寝ることにしました
・トイレ、洗面所などで使用するタオルは、ペーパータオルを用意する
とにかく、帰ってきたあと、呼吸、食事などから感染症を起こさないようにすることに全力を注ぎました。
退院後の家内の食事
・生の肉、魚等は厳禁
・食事は必ず加熱処理を実施する
・使用する食器の殺菌もしっかり行う
・水分は積極的に取るようにし、自分専用のペットボトルを準備すること
・オーガニック製品(生野菜など)は危険なので食べないこと
・納豆、ヨーグルトなどの菌のいる食事は厳禁
その他
・目薬を使用する場合は、使い捨てを
・歯ブラシは、毎月交換
・家の中でも適度な運動をする
・外出しても良いが、マスクは必ず着用し、工事現場には近寄らない
・埃っぽいところには行かいない
・人が密集するところには行かない
・ウィッグもしばらくは必要になる
・退院後は、計画的にワクチン接種を行うが、コロナ、インフルエンザなどの致命的な感染症になる可能性があるものについては、家族も積極的にワクチン接種を行っておくこと
・家を掃除するときは、家内はホコリを吸い込まないように、距離を置くようにすること
・
その他、詳しい資料は、こちらをご覧ください。
https://www.med.osaka-cu.ac.jp/labmed/entmanual.pdf
(引用:大阪市立大学医学部附属病院7階血液内科病棟)
退院後は、しばらく毎週通院し、状況を確認することになります。
毎週、通院と処方箋をもらって薬をもらうので、それなりに費用もしばらくかかります。(免疫抑制剤が処方されているので、高額療養費の適応を受けて、毎月健保に還付の申請をしておりました)
そのため、私の生活は、まあ大変でした。もう、パパ大変。
5時半 起床
長男の弁当作り、洗濯
長男を起こす
7時 次男、三男を起こす
家内の朝食準備
8時 次男、三男を学校に送り出し、ゴミ出し
急いで出勤
(お昼ごはんは、家内に自分で作ってもらいました)
16時半 会社には理解を頂き、毎日1時間の早退
17時半 帰宅&買い物
夕飯準備
家内の衣服の洗濯
19時 子どもたちが入浴
夕飯を食べてもらっている間に自分が入浴
入浴後は、お風呂の掃除
食事を済ませて、学校行事などを家内とチェック
22時 家族は就寝
ビールを飲みながら、メールチェック
24時 就寝
だいたい、こんな生活でした。
とにかく、家内の食事には気をつけて、離乳食みたいな食事を毎日作り続けました。
7月の下旬からは子どもたちは夏休みに入るため、ある意味学校がないためにお弁当作りからは開放され、家内の生活については子どもたちにも手伝ってもらいました。
退院後は、1ヶ月は毎週通院をしておりました。
家内も大変です。血液が足りないのに、毎週採血して、状況を確認。
赤血球が少ない、血小板が少ないなどの理由で、輸血したこともありました。
しかし、通院後、約一ヶ月で、血液検査の結果、赤血球、白血球、血小板の数値は基準値ギリギリではありましたがクリアしたということで、8月に入ってからは2週間ごとの通院となり、これだけでもかなり楽になりました。
(骨で血球が作られて、血液となって循環しているというのは本当に不思議ですね)
しかし、なんと夏休み中に、次男が部活でコロナをもらってきてしまいます。たまたま発熱外来で受診できたため、確定後、直ちに隔離。隣で寝ていた私がやばいと思い、発症する前に買い物など必要なことをしておきましたが、私も翌日発症。
長男:自分の部屋
三男・家内:家内の部屋で、端と端に離れて寝ることに
次男・私:子供部屋で隔離
長男には、大活躍してもらいます。食事(実質、ほとんど弁当でしたが)、洗濯、買い物をしてもらい、三男にはゴミ捨てや、家内の身の回りのお手伝いをしてもらいました。
おおよそ、一週間の隔離生活を行って、なんとか家内他、家族には感染らず済みましたが、私は結構怠惰感が酷く、その後体調が戻るまでには2週間ぐらいかかりまりましたでしょうか。
その後、徐々家内は回復していきます。
続きは、また後日。