‹No.6›相生道と危険技 | 相生道名古屋練習会〜螺旋〜

相生道名古屋練習会〜螺旋〜

愛知県名古屋市で相生道(そうせいどう)という武道を練習中!突き・蹴り・投げ・武器あり!カジュアルな武道を目指してます


#徒然相生道

<6>相生道と危険技


金的、目潰し、肘、関節技etc…


現代格闘技ではルールとして禁止されている危険技を相生道では習うし、場合によっては使用して稽古を行うこともある。


しかしながら、相生道の試合でもこれら危険技はほとんど禁止である。


では何故、上記の技は禁止なのか?


答えは単純である。

使用した場合、相手に不可逆的な怪我を負わせる可能性が非常に高いからだ。


一族郎党を守るために修養し、命懸ける時代の話ならいざ知らず、現代社会では互いに切磋琢磨し、同じ道を往く仲間達にそんな怪我をさせる意味はないのである。


僕個人としても、危険技を嬉々として行う輩と一緒に練習をしたいか?他の人と練習をさせたいか?と言われれば絶対に嫌だ。


そして武道を稽古すれば分かると思うが、危険技を使わずとも他の技で十分に制することは可能である。

というよりも、他の技を上手く使えなければ危険技も同じぐらい上手く使えないのは自明の理だと思う。


これはあくまで個人的な考えだが、危険技を使わないと倒せない相手などおらず、

まるで武器を持った子供のように、危険技を使いたい自分がいるだけである(若しくは使ったら勝てるという傲慢な自分)


相生道には危険技が沢山ある。それらを使わず学ぶことは自分の心の弱さを認め、克己心を鍛えるための修行の一つなのかもしれない。


また次の機会があれば何故学ぶのか?を書いていこうと思う。


ここまで読んでいただいた皆様に感謝を。

#相生道