英題:Pelle-No-Tail
デンマーク語題:Pelle Haleløs
フィンランド語題:Pekka Töpöhäntä
【原作者】
イェスタ・クヌートソン(Gösta Knutsson)
【スタッフ】
監督(Regissör):スティーグ・ラッセビュ(Stig Lasseby)
ヤン・イースベリ(Jan Gissberg)
脚本(Manus):レイフ・クランツ(Leif Krantz)
他
【制作会社】(Produktionsbolag)
ティーム・フィルム(Team film)
サンドレウ・メトロノーム(Sandrew Metronome)
トレークレーヴェン(Treklövern)
スウェーデン映画協会(Svenska Filminstitutet)
他
【声優】(Skådespelare)
ペッレ・スヴァンスレス(Pelle Svanslös):
マッツ・オールフェルト(Mats Åhlfeldt)
マーヤ・グレッドヌス(Maja Gräddnos):
エーヴァ・フレーリング(Ewa Fröling)
エーラカ・モーンス(Elaka Måns):
エルンスト=ヒューゴ・イェーレゴード(Ernst-Hugo Järegård)
他
言語(Språk):スウェーデン語(Svenska)
時間(Speltid):81分(81 minuter)
【資料】
IMDb(English)
Wikipedia(English)
Peter-No-Tail (1981 film) - Wikipedia English
スウェーデンのアニメーションは中々見つけられません。
実際にそんなに数多く作られていないんだと思います。
主だったものと言えば、
『バムセ』(Bamse)とか『ロッキー』(Rocky)くらい。
後者は、日刊フリーペーパー連載漫画の3DCGアニメーション化で、
作者であるマッティン・ケッレマン(Martin Kellerman)
自身が主人公のモデルとなっており、
ストックホルムの若者たちから大きな支持を受けているようです。
性描写もあってそこが問題視されたりもしているようですが、
舞台にまでなっているらしい。
話を本題に移します。
『尾無しのペッレ』は、
児童文学者イェスタ・クヌートソンによって1939年に生み出されました。
ペッレは、作者であるイェスタ自身がモデルらしい。
1960年代~1970年代に絵本や漫画となり、
1981年と1985年には長編アニメーションとなり、
1997年には、俳優の演技による実写テレビシリーズになったとのこと。
『尾なしのペッレ - 世界一のクリスマスカレンダー』 - Wikipedia, Svenska
(Pelle Svanslös Världens Bästa Julkalender)
2000年には、その続編である実写長編映画も制作されたらしい。
『尾なしのペッレと大いなる宝探し』 - Wikipedia, Svenska
(Pelle Svanslös och den stora skattjakten)
こちらによれば、
1960年代にもテレビアニメが制作されているというんですが↓
実写版は服を着ているものの、尻尾が付いていたり、
顔には少し『Cats』(劇団四季)を思わせるメイクを施したりして、
言わば半獣人化した姿になっています。
最近では、舞台にもなっているようです。
アニメーションは、とても細かく丁寧に作られていていますが、
個人的にはこういうのが好きです。
キャラクターの動きもかなりあって、とても見応えあり!!
合唱の場面なんか、完全に歌と動画が一致しています!!
日本のアニメでは結構手抜きしますよね?
人間が出てこない時は、
ペッレをはじめ動物達は皆擬人化して描かれます。
ペッレは、尾が無いというより、厳密には尾が短いといった方がいい。
そういえば、今年はこのアニメが作られてから丁度30周年です。
前述の通り、1985年にも長編アニメーション化されておりますが、
それについては別の機会に。
【追記】2021/1/7
YouTube削除されたため差し替え
画像1~5枚目追加
ライフ・クランツ → レイフ・クランツ
『世界一のクリスマスカレンダー』のDVDです。
『大いなる宝探し』のDVDです。
Pelle Svanslös Och Den Stora Skattjakten - Barnfilmer.se
テレビアニメ版(1964年)です。
切り絵アニメーションと思われますが、
聊か手抜き気味なのが残念。