『いらっしゃいませこんにちは』問題 | 妄想印象派 自作のイラストや漫画、アニメ、音楽など

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「いらっしゃいませこんにちは」


この言葉を検索すると、この言葉に関する考察が色々と出てきます。

この言葉に対する違和感を感じているのは私だけではありませんでした。


私がこの言葉に初めて遭遇したのは、確か2001年頃にコンビニでだったと思います。

しかし、この問題について考察しているページの一つを見てみたところ、

1990年代には既に使われていたそうです。


最初、何で違和感を感じるのかよく分からなかったんですけど、

私がネットをやり始めた5年程前にこの問題について考察しているページをみてみた所、

「いらっしゃいませ」という言葉は目上の人に対する挨拶語なのに対し、

「こんにちは」は自分と対等の人に対する挨拶語だからだいう考察をしていて、

「なるほど」と思いました。

そのページが何というページなのか?

5年も前の事なのではっきりとは憶えていないのですが、

多分、名古屋薫さんのコラムだろうと思います。

http://www.nn.iij4u.or.jp/~nhc-kao/back_n/She-Mail990118.htm

で、私自身も他にも違和感の理由というのを見出しました。

一つの挨拶に二つの挨拶言葉を入れる余計さも感じたのです。


私は多分、コンビニで働く事は無いとは思うんですけど、

もしコンビニの店員になったら「いらっしゃいませこんにちは」を言わされるのだろうか?

嫌だな~。

「いらっしゃいませ」だけだと店長に怒られるのだろうか?

等と、余計な心配をしてしまいました。


上記リンクには”追記”も書いてあったのですが、

「全然違和感無い」という人もおられるそうで・・・。

多分、『ルーズファッション』やってるような若い世代だろうと思うんですが(偏見?)。

『腰履き』と「いらっしゃいませこんにちは」は、何かノリが似ているというか。

若い世代はこの言葉に慣らされていると思うので、

違和感を余り感じてないのでは無いですか?

『刷り込み』ってヤツですよね。

理屈でこの言葉のおかしさを説明したとしても、「違和感無い」と感じていれば、

彼らは批判の言葉に同意しないのかも知れません。


『語尾上げ言葉』を思い出しました。

1990年代に、それまで語尾上げしていなかった言葉の語尾をやたらと上げる言い方が

いきなり登場し、最初は違和感感じてましたが、

今では慣らされてさほど違和感感じてない自分がいます。

内心「嫌だな」とは思っているんですが・・・。


だれが「いらっしゃいませこんにちは」を発明したのだろう?と思って調べてみると、

とあるコンサルタント会社だそうで・・・。

http://homepage3.nifty.com/tak-shonai/intelvt/intelvt_036.htm


今現在(2010年)でも、この「いらっしゃいませこんにちは」は聞かれます。

耳障りには違いないんですけど、「そういう言い方はヤメロ!!」等と”説教オヤジ”みたいに

言う程では無いし(マニュアルに従っただけの人に文句を言うのは筋違い)。

「勝手に言わせておけば」とも思うんですけど、もし止めさせたいのならば、

「いらっしゃいませこんにちは、という言い方をやめてください」等と

アンケート用紙にでも皆で書けば良いかも知れません。

この言い方の評判が悪いのだと、この言い方を推奨している人達に目に見える形で

伝わると思うんですけどね。

逆に、新しい言い方に対して批判する人を「おっさん臭い」「ダサい」みたいな方向に

持っていくのも”卑怯”です(気の弱い人は”同調圧力”に屈して従う)。

如何にも、自分は時代の最先端を行っている、みたいな”姑息さ”を感じます。





【日常言葉の不思議エントリー】

”キモカワ”の定義がよくわからんのだが・・・

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10725854982.html

熊(くま)と発音する時「く」にアクセント付けるか「ま」にアクセント付けるか(2002.8.26)

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10661618828.html