※エントリー最後に【追記】あり。
〇日本の偉大なる発明
『清潔好きの日本人の生んだ最大の発明の一つ』と言われるウォシュレット。
漫画やアニメと共に、世界中から驚きと賞賛を受けていると言われるウォシュレット。
が、Wikipediaを見てみると、実は、医療用や福祉施設用としてアメリカで作られた
温水洗浄便座を、1960年代にTOTOが輸入して販売したのが日本に於ける最初
だとのこと。
何だよ!!
完全なオリジナルじゃないのかよ!!
とちょっとムッとしてしまいました。
よく「独創性がない」と言われる日本。
私はその常識を打ち破ろうと無謀にも画策している1人なのですが、
水戸黄門好き(権威主義的で知名度話題性重視)の平均的日本人は、
日本人が独創性のあるものを作っても余り注目しない(と私は感じます)。
世界一親切でおとなしいのが日本人の長所ですが、
新しいものを中々認めない、受け入れないのが日本人の短所です(と私は感じます)。
因みに、私は欧米人に感覚が似ているとよく言われます。
別に、欧米を崇拝しているわけでは無く影響も受けておりません。
単に新しいものや珍しいものが好きなだけなんです。
自分に正直に生きるのが好きなだけなんです。
寧ろ、戦後の欧米カブレな日本の風潮が嫌いでした。
安易に流される主体性の無さが嫌いなんです。
だから、私は周囲から浮き上がるのです。
またまた話が脱線してしまいましたすいません。
まあ、いずれにしても、『自動車』『アニメ』などの様に、
海外から入ってきたものを改良する技術にはとても優れた才能を有する日本人。
元々は、入浴させる事が困難な障害者や患者の股間附近を清潔に保つ為のものを、
清潔好きの日本の土壌での一般的な普及が見込めるだろうという予想は的確で、
温水洗浄便座を改良し、メジャーな存在にまで押し上げました。
「偉大なる日本人の発明」と見なされても、断然頷けると思います。
開発した坂本鐵司氏は浜松の出身ですけど、浜松と言えば、
「やらまいか」精神で知られています。
あの進取の気質に溢れる浜松です。
ああいう風土が大好きですね。
大正時代に世界初のテレビを発明した高柳健次郎も、浜松(旧・和田村)出身。
〇和式便器用ウォシュレットを見た事が無いけど・・・
所で、何故このエントリーを書いたのかというと、
「そういえば、和式便所用のウォシュレットって見たこと無いな」と思ったからです。
2002年頃にふとそう思いました。
よくビルなどで、洋式便器も和式便器も設置してある便所はありますが、
洋式便器にはウォシュレットが付いているのに和式便器には付いていません。
「これは発明されていないのでは?」と思ったんですけど、
Wikipediaによれば、
既に1996年に和式便器用ウォシュレットが発売されていたとのこと。
>和式では使用しにくいことや一般家庭が洋式への移行が進んだことから
>普及せずに生産が終わった。
残念でした~!!
考えても見れば、流れからして和式用のも普通考えるだろう、と。
>一方で、旅行先などで使用できる携帯タイプは現在も発売されている。
だそうです。
〇取り敢えず、和式用のアイデアを色々と考えていた
私がウォシュレットをまともに使用し始めたのは、実は21世紀に入ってからで、
世間からすれば大分遅いのかも知れません。
ですので、和式便器用ウォシュレットの存在に気付かなかったわけです。
ですから、自分で勝手に和式用ウォシュレットのアイデアを色々と考えていました。
もし何か良いアイデアを思いついたとしても、実行に移さなかったと思いますけどね。
・例えば、便器の後部にウォシュレットの機械を設置するとか。
そのまま真横にスライドさせると尻にノズルがぶつかってしまう危険性があるため、
斜め下にノズルが延びるとか。
でも、便器の底までの距離が短いため、便が大きいと便にノズルが付いてしまう
危険性がある。
位置加減が難しい。
・和式便器の形にくり抜いた台の様にして、
その台の後部にウォシュレットが付く様にすれば、
ノズルが尻や便に付く危険性は無くなります。
台の上に足が乗る様にするので、台には耐久性が求められます。
・或いは、便器の後部が予めくり抜かれていて、
そこにカートリッジ形式でウォシュレットを取り付ける様にすれば、
故障しても交換すれば済むので便利。
・仮設トイレ等は、台や便器がプラスチック製だったりするため、
元からウォシュレットの設置されたものを作るのは容易だろうと思います。
問題点と言えば、和式便器は床に設置されているので
洋式に比べて汚物にまみれやすい危険性があります。
利用者がきちんと利用してくれれば問題は無いのですが、
いい加減な利用者がいると便器が汚れるので、
和式用ウォシュレットも汚れが掛かりやすい。
メンテナンスの人も大変だろうと想像できます。
などと、シミュレートしてみました。
〇販売されている(されていた)ユニークなウォシュレット
1996年に登場し、現在生産中止になっている和式ウォシュレットとはどんなものなのか?
ウォシュレットW(TOTO)
http://www.ck-piping.co.jp/ame_whosyu.html
http://www.ck-piping.co.jp/ame_info1.html
なるほど、和式便器の枠の上からU字型に被せる形式ですか。
便器の枠が少し高くなる感じですが、尻にそれが触れたりしませんよね?
でも、Wikipediaには「使用しにくい」と書いてあります。
どういう感じに使い勝手が悪いのだろう?
中部機材株式会社では、現在も販売しているのだろうか?
生産は中止になったけど、在庫が未だあるとか?
因みに、和式便器の上から便座を被せて洋式便器にしてしまうという
スワレット(TOTO)
http://shop.nihonhome.jp/shopbrand/104/O/
なるものもあるそうです。
でもその場合、便器の後部が段になって下がっているというのが条件です。
因みに、和式便器に無理矢理洋式用便座を取り付ければ、
腰掛形式で長時間の用足しでも疲れない『和洋折衷便器』になると思うのですが。
旅行用簡易式ウォシュレットとはどんなものなのか?
トラベルウォシュレット(TOTO)
TOTO トラベルウォシュレット 携帯用おしり洗浄器 ブルー YEW300#B(Amazon)
同系統のもので
ハンディシャワレ(パナソニック)
というのもあります。
携帯用は、色々なタイプがありますね。
電気を必要としないポンプ式の
シュピューラー(シュピューラージャパン)
とか。
【追記】
和式用ウォシュレットについて、Wikipediaには「使用しにくい」と書いてあり、
それが生産中止の理由の一つとなっているそうですが、
具体的にその理由が書いて無いので、最初は分からなかったのですが、
多分こうではないかな?というのを思いついたんで、追記しました。
洋式用の場合は、噴水の当たる場所が誰でもほぼ一緒なのに対し、
和式用の場合は、しゃがむ位置がずれる場合がある上に、
人の体型によっては、尻の高さも変化するのではないか?と思いました。
なので、噴水の当たる位置がずれる可能性が高い。
それが「使用しにくい」の意味ではないか?と思いました。