■Rare Rare File154『サラサラヒツジ』
[ケツロッティの目]羊といえば、くるくると縮れた羊毛を全身にまとった姿がおなじみだ。しかし、ごく限られた高原地帯でのみ確認されている「サラサラヒツジ」は、その常識を覆す。全身を覆う毛は絹糸のように長く真っすぐ伸び、風が吹くたびに美しくなびくことから、現地では「草原のシルク」とも呼ばれている。この毛並みを保つため、彼らは泥や雨を極端に嫌い、晴れた日には何時間も毛づくろいを続ける習性を持つ。また、仲間同士で互いの毛をとかし合う姿も観察されており、その光景はまるで高級ヘアサロンのようだという。近年では美容業界からも熱い注目を集め、「サラサラヒツジの近くを歩くと髪までサラサラになる」という噂まで広まったが、残念ながら科学的な根拠は確認されていない。それでも美しく長い毛並みを風にたなびかせる優雅な姿は、多くの研究者や観光客を魅了し続けている。