The Greek alphabet in the Roman type.
The first time I wrote the Roman type Greek alphabet, when I was junior
high school student.
The clean copy in 1998 for the individual magazine.
The Cyrillic "Russian" alphabet in the Roman type.
The first time I wrote the Roman type Cyrillic alphabet, when I was junior
high school student.
The clean copy in 1998 for the individual magazine.
中学と高校の理科系や数学系の教科書の巻末にギリシャ文字のアルファベット表があるのだが、それは、数学記号としてギリシャ文字がよく使われていたりするからだ。
それはともかく、中学生時代、ギリシャ文字の小文字が、フリーハンドみたいにいい加減な感じで美しさのかけらも無いのに甚だ納得が行かなかった。
同じ頃、NHKの「ロシア語講座」を見ていて、キリル文字(ロシア文字)特有の文字の小文字の殆どが、大文字と全く同じ形である事にも納得が行かなかった。
違うのは、せいぜい「б」「ф」位だろう。
ローマン体には大体の法則性があり、例えば、小文字の縦棒の上先端部分は平べったくならず、アラビア数字の「1」の上先端部分の様な形になるのだが、ロシア特有の文字の小文字は、大文字と同じ、平べったいのだ。
そこで、教科書の余白に、自分で納得いくようにデザインし直した文字を鉛筆で書き入れたりした。
時は過ぎていき、1998年に個人誌を自力で制作しようと思い立ち、この問題を取り上げたのだった。
「特学いちねんせい」(1999年1月発行)である。
1998年に改めて清書しなおしたギリシャ文字とキリル文字を、同誌に掲載(画像がそれである)。
キリル文字のデザイン改変に関しては、その斜体(イタリック体)を参考にした。
何故なら、どういう訳か、斜体はちゃんと小文字らしいデザインなのである。
つまり、私のやった事は、斜体を真っ直ぐにしただけなのである。
同デザインは、2007年5月発行の私の作品集「文化の自給自足」(パラノ工房)にも再掲載した。
まあ、こういう事をやったからといって、何も変わらないとは思いますけど。
自分で勝手に作って勝手に納得しているという、「自慰」のようなものです。