中3の3学期の時、突然頭の中にメロディが浮かんできた。
そのメロディというのが、如何にも「どこかで聴いたような、
でも何という曲か分からない」という不思議な曲なのだ。
その曲について、色々な人にメロディを口ずさんで「こういう曲って知ってる?」
と聞いてはみたものの、皆知らないという。
まあ、当時は発表の場自体無かったので別に大丈夫だったのだが、
もしこの曲をちゃんと作って発表したら、「盗作」で訴えられるのではないかと凄く恐れた。
さてどうしようか?と悩んでいた時、1993年にいいアイデアを思いついた。
「そうだ!!『お尋ね者』ならぬ、
『お尋ね曲』にしてはどうだろう!?」
つまり、作った曲が、いかにもどこかで聴いたような感じだけど、
何という曲なのかどうしても分からない。
もし知っている方がおられるのであれば、教えてください、
という触れ込みで紹介すれば、盗作したのだと誤解されて
訴えられるような心配がない。
「お尋ね曲」は、
後に「どこかで聴いた曲」シリーズに名称変更。
しかし、同じ名前のホームミュージックシリーズが
あるのを後日確認。
どちらが先にそう名乗ったのか、よく分かりません。
「どこかで聴いた曲シリーズ」に名前を変更した年も
はっきりと憶えていません。多分、1995年前後。
相手方が商標登録していたらヤバイな。
でもまあいいか・・・。
この発想は何気に凄いことではないかと自画自賛したものの、
誰からも賛同を得られていない。
「どこかで聴いた曲第1番」(1988年)について
冒頭で述べた、中3の時に頭の中に浮かんできたメロディを、楽譜に書いてみた。
実は、若い頃は伴奏作りが苦手で、物凄く時間が掛かったりする。
この曲の伴奏作りも苦労した。
画像に示したのは、1998年に書いたもの。
でも、分かる人には分かるが、最低でも腕が3本以上無いと弾けない、
実質ピアノ連弾曲となっている。
ピアノ独奏用に書き直さないといけない。
この曲の9~10小節のフレーズが、服部克久さんの「記念樹」(1993年)
と同じだったりするのだが、「どこかで・・・」は当時、全く表に出していなかったので、
全くの偶然だ。
例の「裁判」の件だが、個人的には服部さんは悪くないと思うのだが・・・。
似た様なフレーズが溢れているからね。
この曲は、PCの作曲ソフトを使ってピアノと管弦楽のための版(1997年)を作り、
「こたつ派」展(1997年)の会場にて流された。
この曲をネットにupしたい所だが、作曲に用いたのは、
Macintosh Performa 6310 と Hello! Music! 2.0 (YAMAHA) なので、
xp用の作曲ソフトを改めて買って打ち込みなおさないといけない。
いつup出来るか分かりませんが、余り期待はせずに、気長に待っていてください。
「まだ見ぬ世界」(POPSシリーズ、2000~6年)
について
画像に示したこの曲については、後日説明します。
というのも、長すぎる文章が余り歓迎されないという事をよく知っているからです。
出来るだけ短く纏めたいとは思うのですが、どうしても長くなってしまう。
そんなわけで、今回はこれで終わります。
追記
ちょっと重要な事を書き忘れていたので、追記させて戴きます。
頭の中にメロディが浮かんでくるというのは、時々あります。
勿論、既存の曲かどうかは分かりません
(しかし、いかにもよくありがちな旋律ではある)。
以前は、鍵盤の前に行くまで必死で記憶しておこうとしておりましたが、
それだと大半が忘れてしまうので、今では、
音程がずれててもいいから兎に角すぐに採譜する様にしています。
絶対音感があるとは思っていませんが、鍵盤で確認すると、
意外と殆ど間違っていない。
実は今、「インスピレーションをアートする」という壮大なアート計画を推進中。
「頭にメロディが浮かぶ」というのを、
そのアート計画の中の一つとして組み込んでいます。
具体的にどういう事をするのか全然決まっていないのですが、
一応そういう計画をしているとだけここに書いておきます。