デスビの謎 | メタルLのブログ

メタルLのブログ

愛媛県の車屋さんです

以前のギャランのデスビの謎失火問題が

ずっと気になってました・・・

解決したわけじゃないんですが

ふと自分の中で、デスビについて新たな発見が・・・

(自分の中で、です口笛

 

これ、SR用のデスビローターです

電極の幅が広いですよね!?

これ、確実に火飛ばすために

こんな形状なのかなぁ・・・なんて、何気なく

思ってました

 

でも、これが、ECU制御で点火コントロールするには

とても重要な要素だったんです

 

ローターを上から見ると

電極の幅が約30度です

 

キャップ側ですが、4気筒なんで

90度間隔ですね

 

 

仮に、左上を1番として右回転するとします

30度幅の黒い影がローターです

 

 

んで、仮に、中心がSR基準の

標準点火時期15度だったとします

これは、もう機械的に強制で回されているんで

デスビ本体をズラさないと変更できません・・・

 

 

 

ん?? じゃぁ点火タイミングはどうやって

コントロールしてるの???

 

もちろん、ECUですが

もう少し突き詰めてみます

ECUから点火時期30度で指令が出たら

ローターがこの位置で点火ですよね!

 

じゃぁ40度で指令が出たら

多分、こんな感じですが、飛ぶと思います・・・!?

去年の記事内の

一番近い場所に雷が落ちる、アレです

 

じゃあ、点火時期60度だとどうなる???

ど、ど、どっちに飛ぶか分からない!!

って、点火時期の最大値は常にモニタリングされて

るんで、60度なんてありえないんですがドンッ

 

もう一度、最初の図を

ローター幅しか火が飛ばないと仮定したら

この設定では

進角+15度:遅角-15度しかコントロールできません

なので、+側の進角がもっと欲しい場合は

中心だったイニシャルの点火時期を

左下方向へズラしておかないといけません

 

おそらく、純正ではそうなってるんじゃないかと

思います(面倒なんで、確認してませんびっくり

 

要するに、この、30度も幅があるローターは

点火タイミングの幅を確保するためだったんですね!

実際は、電極から離れても

火は飛ぶので30度+アルファですが・・・

 

4気筒なので90度間隔だけど、6気筒だったら

もっと狭くなる・・・・

考えだしたら恐ろしい時計

 

ギャランに携わってなかったら

デスビについて、こんなに考えてませんでした

よくよく思い返せば、デスビのフルコン使用を

セッティングしたのは2,3台のもんです

L型やってる人とかなら当たり前の事かも

しれませんが・・・

 

ダイレクトIGなら、好きなタイミングで指示すれば

そのまんま点火でしょうけど

デスビ機構だと、機械的な部分があるから

あまりに過激な点火時期だと

思った通りに点火されてない可能性もあるかもしれません

 

まだまだまだまだまだまだまだまだ

勉強ですね・・・ショボーン

そして、ますますますますデスビが嫌いになりそうです٩(๑꒦ິȏ꒦ິ๑)۶