理解できないから「すり合わせる」のさ | 桜井妙の「新ストレスと怒りの調理法」

桜井妙の「新ストレスと怒りの調理法」

★職業:講師 ★専門:ストレスマネジメント アンガーマネジメント コミュニケーション危機管理 ★特徴:「あたま・こころ・からだ」をととのえる ★㈱コミュニケーション・デザイン結 代表


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「価値観が違う人」

「感性や感覚の違う人」

社会で生きていくということは

コミュニケーションでこれらの「違い」を理解して

すり合わせをする必要があります。

でも、そもそも
「理解」は簡単ではありません。


他人を完璧に理解できる人なんて
いないんじゃないかと思います。

出来ることは

理解する努力をして理解したとつもりになる

くらいなんじゃないでしょうか。

完璧に理解していなくても
同じ方向を向いていて

喜怒哀楽がある程度共有できたら

十分幸せな気がします。


それをするためには理解できない部分を

「すり合わせる」ことが必要になります。


「すり合わせ」の意味をWikiで調べると
ガラスや陶器などで作られた2つの器具の部品が
密着するように材質を摺って作られた接合面のこと。
フラスコなどの口と蓋の部分が
少し削るとガラスでも密着します。

コミュニケーション
すり合わせは身を削る痛みを伴う調整と合意。
価値観、感性、感覚の違う人間と
平和な空間を構築するためには痛みも覚悟する。

自分のわがままを通したり

相手を屈服させるのではなく

双方ともに身を削る覚悟が必要で

そのことにより、強力な人間関係が生まれる

 

そんな風にも考えられます。


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AさんとBさんがの異なった意見をすり合わせる
協力しなければいけないときは

Aさんの意見をBさんが我慢して聴くのではなく
Bさんの意見をAさんが妥協して譲歩するのではなく
AさんとBさんは相談して「A+B」の意見を作り
協働できるようにすることかもしれません。

例えば
家で食事を作るとします。


Aさんが和食を食べたい
Bさんはイタリアンを食べたい

もっと具体的に言うと
Aさんのイメージは蕎麦を食べたい気分で
Bさんはトマトソースのピザを食べたいとします

どちらの好みを満たすことは難しいので
二人とも頭の中のイメージを
少し削って柔軟にしたら

 

和風タラコパスタとか

イタリアン豚丼とか
二人の食べたいものをミックスしたメニューも

食事なら可能ですが・・・

 

仕事のやり方やライフスタイルは

すり合わせるためには

 

自分の文化が習慣に執着しないで

新しく二人が自分のこだわりを少し削って
譲歩して生まれる新しい方法を

必死に考えて試してやってみる。

と書くのか簡単ですが
価値観、感性、感覚が全く違うときは
違う方向を向いているのと同じです。

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でも考え方を変えると
違う方向を向いて

違う間置換で違うことを考えていて
違う感性や感覚を理解しあえることできる

それが人間なのかもしれません。



応援しているミュージシャンのshowmoreが

三枚目のアルバム「ssek」を間もなく発売します。
その中の曲の一部が公開されました。