2006年に経済産業省が提唱した
社会人基礎力の中にもあります。
メンタルヘルスの問題も
アンガーマネジメントの問題も
根っこの問題はストレスです。
ストレスも怒りも
扱い方を知らないために
私達はマイナスの影響を恐れたり
プラスの部分を活用できていません。
なんともったいことか。
社員がストレスなく働き
大きな成果を出しているのは
ネット通販靴店のザッポスです。
ザッポスをご存知ない方は
「ザッポスの奇跡」で検索してくださいネ。
(Amazonを震撼させたネット通販靴店です。)
一言でいうと
楽しい職場作りをしたら
顧客は社員の神対応に感激し
それを知った社員も感激
社員は主体的で充実して働き
顧客はさらに良いサービスを受ける。
というような感じです。
こんなことは日本では難しい
と日本企業の経営者は考え
経営者が楽しい職場を作ってくれないから
私達は楽しくないのだ
と日本人の従業員も考えがちです。
単なるペーペーの社員のひとりでしたが
会社が楽しくければ意味がないので
色々なことを主体的にやりました。
どの活動も一人で自分で思いつき始め
少しずつ仲間をひきずりこみ
結果的に職場は楽しく明るくなりました。
ことの経緯はこうです。
ある日テレビを見ていました。
テレビ神奈川というローカル放送です。
市民サークルでハンドベルを楽しんでいる
というような内容でした。
指導者がいてその方が横浜F大の教授でした。
見た瞬間。
そうだ!クリスマスにハンドベルやってみよう!
と思いつき、速攻で調べることにしました。
すぐ番組に出ていたF大学に電話。
F大学教授とお話して情報収集をしました。
でも
コネクションはありませんでした。
見ず知らずの大学教授にコンタクトしました。
幸い、テレビを見た後だったこともあり
F大学の先生は電話懇切丁寧に
説明してくださいました。
また運よくその先生の教え子が
丁度J社のCAになったそうで
私と教え子が重なったのだと思いますが
J社の名前のおかげもあって
対応してくださったのだと思います。
なんとも失礼で恐ろしい行動をした私。
でも私の頭の中は、
楽しい仲間の笑顔が具体的に浮かび
楽しい職場にしたいという強い衝動を
もはや押さえることはできませんでした。
調べると
本格的なハンドベルはうん十万円と高額でした。
会社に「買って~♪」とおねだりできる訳はなく
安価なミュージックベル(2万円)の存在を知り
楽器店で即自費購入。
ここまでの期間は2日。
購入してから初めて自分のアイデアを
親しい友人CA達に打ち明けました。
ノリがよくてすぐ行動する友人を選んで。
ノリがいい友人なので
「きゃー面白そう!」で盛り上がり
ミュージックベルを二人で鳴らしてみました。
ここで友人に告白・・・。
「あのね、私高校から美術専攻。
楽譜よくわかんないかも・・・」
「えー。そうなんだ。大丈夫だよ妙ちゃん。
私ピアノ少しやってたし~!簡単な曲やってみよう
じゃあ、口で言うね。から。せーの。
ミードミードミードレー
レミファレーミドーレーミードミードミード」
ベルについているのはAとかBとか
私には意味不明のアルファベット。
友人も行動が早いので
ベルにドレミファソラシドというシールを貼ってくれて
すぐに一緒にベルを振りました。
今初めて知るその曲のタイトルはこれ。
タイトルも何も知らず、ゆっくりベルを振りました。
音楽をよく知らない私が見よう見まねで
この曲が演奏できたことに大興奮。
この興奮のまま。
フライト帰りの友人達に声をかけ
試食ならぬ、試しハンドベルをやってもらいました。
疲れているのに、どのCAも
子どもみたいにキャーキャー言って
ノリよくやってくれたのを思い出します。
体験の後
私のアイデアを話しました。
「ねえねえ 一緒にクリスマスでゲートでやってみない?」
こうやって仲間を募りました。
この続きは明日にしますが・・・。
12月24日決行のわずか一か月前の話です。
練習もしてないのに、やることだけを決めましたが
皆の顔はこの段階から生き生きしていました。
ストレスマネジメントは
職場が楽しいことが重要で
楽しい職場にはパワハラ・モラハラの言葉は
耳にしなくなります。
楽しくなければ職場じゃない。
これは私の一貫した価値観です。
ザッポスほみたいなことは出来なくても
プチザッポスの会社の雰囲気は
不可能ではありません。
つ・づ・く