アランは“ありがとう”って言ってるわ:イギリス新紙幣エピソード | 桜井妙の「新ストレスと怒りの調理法」

桜井妙の「新ストレスと怒りの調理法」

★職業:講師 ★専門:ストレスマネジメント アンガーマネジメント コミュニケーション危機管理 ★特徴:「あたま・こころ・からだ」をととのえる ★㈱コミュニケーション・デザイン結 代表

イギリスの悲運の天才数学者

アラン・チューリングが

新しい紙幣の顔になるそうです。


 

映画「イミテーション・ゲーム」
(エニグマと天才数学者の秘密)

を二回見ました。

 

この映画は単に天才の運命を描くのではなく

コミュニケーションに関しても

色々気づきがある映画でした。

 

アランは16歳でアインシュタインを理解し

それを応用して問題を解いていたようです。

 

映画では描かれていないのですが

彼はアメリカでノイマンと交流がありました。

 

アラン・チューリング

ジョン・フォン・ノイマン

この二人がコンピュータの基礎を築いたのは

誰もが知るところです。

 

二人はともに

戦争に運命を翻弄されますが

知りたい方はご自分で検索を。

 

映画のネタバレになるので

詳細は書きませんが

考えることが好きな私には

たまらなく面白い映画でした。

 

 

彼は同性愛者でしたが妻もいました。

妻のジョーンは結婚前に

彼から同性愛嗜好を告白されますが

ジョーンはそれを受け入れるほど

二人の愛はとても深いものだったことは

映画でも興味をひかれる部分です。

 

軍でエニグマの暗号解読の仕事を

チームでするのですが

アランはコミュニケーションが苦手で

チームとうまくいきません。

 

チームメンバーを褒めるときも

「こいつは悪くない考えだ」

とストレートに感謝の言葉を言えないのですが

同じチームメンバーだったジョーンが

「彼は『ありがとう』って言ってるわ」と

サポートしてくれる部分は映画でも心に残ります・・・。

 

その後

結局二人は離婚してしまうのですが

離婚後も親友でした。

 

その後色々あって

彼は毒林檎で自殺をしてしまうのですが

彼の死を一番残念に思ったのは

元妻で親友だったジョーンで

 

それはクィーンの

フレディ・マーキュリーと

メアリー・オースティンの関係と

酷似しています。

 

愛のカタチは色々ですが

一人でも魂や心でつながりあえる人に出会い

全てを受けいれ理解されるのも

一つの愛のカタチだと思います。