皮肉や嫌味の破壊力!:三毒が選ぶ言葉 | 桜井妙の「新ストレスと怒りの調理法」

桜井妙の「新ストレスと怒りの調理法」

★職業:講師 ★専門:ストレスマネジメント アンガーマネジメント コミュニケーション危機管理 ★特徴:「あたま・こころ・からだ」をととのえる ★㈱コミュニケーション・デザイン結 代表

人はストレスに

うまく対応できなくなると

言動が否定的になります。

まず最初に選ぶ言葉は

皮肉や嫌味や否定が

とても多くなります。

 

無自覚に無意識に

それを言ったり書いたりします.。

 

皮肉や嫌味は

相手にも不快感を与えますから

 

親しい関係では

「なんでそんなこと言うの?」

と指摘されます。

 

そのときに

「え?言葉どうりの意味だけど・・・」

という具合に

自分の言葉の意味の正当性を主張し

自分の心の闇をごまかしたりします。

皮肉や嫌味は逃げ道のある
巧妙なコミュニケーションスキルですが
使う目的は歪んでいますから
健全なコミュニケーションは作れません。

これは英語で説明したほうが

わかりやすいです。

 

映画を見ていて気付いたので

ネットで調べました。

ネットで見つけたページ

「英語の意味に裏がある」

貼り付けておきます。

 

thank you for your help 
(手伝ってくれてありがとう)
→ 手伝い不要、余計なお世話ですので

 

thank you very much 
(本当にありがとう)
→ 何てことをしてくれてるんですか…

 

thanks a lot 
(本当にありがとう)
→ 何やらかしてくれてんすか

 

thank you for making my life just perfect

 (わが人生をまさに完璧なものにしてくれてありがとう)
→最悪だ!台無しだよ台無し!

 

 

青い文字は本来の意味ですが

赤い文字は人の心の裏側の意味です。

映画では赤い文字の意味で
不快な表情で、Thank you と嫌味を言っていました。

 

人は何を言うかではなく

どのように言うかで

相手にどう伝わるかが決まります。


Thank you を不快感たっぷりに言うだけで
意味は逆転します。

 

 

Thank youという

肯定的な言葉でさえも

人を傷つける言葉の剣になるのです。

も同様です。

嫌い!という言葉も

優しい声のトーンで愛情たっぷりに

き・ら・い♪(#∪。∪#)

と言えば全く逆の意味で伝わります。


 

覚えておいてください。

 

あなたが言う皮肉や嫌味の言葉は

他者は攻撃だと見なします。

攻撃されて気分が良い人はなどいません。

自分のことを攻撃してくる人のことを

「好き」とか「一緒にいたい」「仲良くしたい」

と感じる人などいません。

 

あなたがタレントでテレビで話すなら別ですが

あなたが会社や家庭で皮肉や嫌味をいうとき

あなたの皮肉や嫌味は

あなたの想像以上の破壊力で

周囲の人を傷つけます。

ストレス発散で言った

些細な皮肉や嫌味は

大切な人間関係を一瞬で壊します。

 

人前だと言い方に注意する人も

書き言葉だと簡単に皮肉や嫌味を

書く人がいます。

 

巧妙に書いても

どんなに胡麻化しても

FBやSNSやLINEで

人は前後の文脈から

嫌味や皮肉で書いていることを

きちんと読み取ります。

 

そして

文字の嫌味や皮肉が最悪なのは

何度も何度も読めるので

読み手は何度も不快感を

体験します。
 

文字による皮肉や嫌味は

人間関係の修復を
難しくさせます。

 

さらに

書き言葉の場合は

読み手の心の状態により

真逆の意味に受け取る場合も

多々ありますし

 

ストレス状態の人は

不健全な解釈をしがちですから

あなたの些細な皮肉や嫌味は

言葉の暴力とみなされます。

 

さきほどの英語の言葉

thank you for your help 

と本当に感謝して
(手伝ってくれてありがとう)

という意味で書いているのに

 

ストレス状態で人を信用できない人が

その言葉を読むとき
「手伝い不要、余計なお世話です」

って言ってるに違いないと

不健全な解釈をします。
 

さて、

私は皮肉や嫌味なんか言わない!

と思っている人も

あなたはやっているかもしれません。

 

それは

自己憐憫(じこれんびん)や

自己卑下(じこひげ)の言葉です。

 

 

明日は

自己憐憫や自己卑下の言葉について。

つ・づ・く

 

 

 

ラジオ mind trip
で紹介されていたポーランドの音楽です。

日本語に聞こえる歌詞の部分があり

ちょっと妄想中・・・