三毒と防衛本能を理解して変わりませんか? | 桜井妙の「新ストレスと怒りの調理法」

桜井妙の「新ストレスと怒りの調理法」

★職業:講師 ★専門:ストレスマネジメント アンガーマネジメント コミュニケーション危機管理 ★特徴:「あたま・こころ・からだ」をととのえる ★㈱コミュニケーション・デザイン結 代表

三毒には

人は誰でも呑み込まれ

どこでも、いつでも体験する

私は、そう考えています。

 

三毒に呑み込まれると

ネガティブな言動につながるので

多くの人が必死に排除しようとして

出来なくて苦しみます。

 

ここで考えてみませんか?

 

なぜ

私達は執着・怒り・愚痴に

こんなに苦しむのに

進化の過程で排除せず

それを維持し続けるのか。

 

それは

執着も怒りも愚痴も

私達に必要な

防衛本能が創る産物だから。

では、ないでしょうか?

 

安全安心のために

人は危険を回避します。

いわゆるリスクヘッジをします。

 

でも回避できず

安全安心を感じない状態のときは

 

防衛本能が作動して

敵に対して恐怖・脅威を抱き

それを排除しようとします。

恐怖を排除するためには

エネルギーが必要ですが

怒るという身体反応は

交感神経優位になります。

戦いやすい状態か

早く逃げられるように

エネルギーチャージしますから

人はおこりっぽのです。

 

ウォルターBキャノンは

動物の恐怖への反応して
戦うか逃げるか反応(FF反応)が

あることを1929年に発表しました。

FF反応はストレス反応ですが

同様に三毒の貪瞋痴はストレス反応を

感情に伴う具体的な人間の行動を

指摘していると思えます。

 

 

三毒がストレス反応で

認知からストレスを感じて

三毒が起きるとしても

 

人の智慧と知識を意識すれば

三毒という不必要な

ストレス反応を修正できます。

なんたって

人は主観と客観を

使い分けることでできる

素晴らしい脳みそを持っていますから。

 

ただし練習が必要!

 

これを未来マネジメント勉強会では

やっていますが

そういう私も・・・・

一瞬で三毒に飲みこまれます。

 

三毒はなくせない・・・です。

 

でも、

三毒状態からは抜け出しやすくなり

陰口・言い訳・悪口・愚痴を言うよりも

解決するための即行動を選択します。

 

行動は冷静かというとそうでもなく

やっぱり感情的になりますから

自分も傷つくことが多いです。

執着を逆手にとり、

解決することを諦めません。

執着する項目を変えています。

 

だって

大切な人間関係なら

諦めるわけにはいかない。

 

そして、

大切な人間関係を諦めないことは

自分を諦めないことなんだって

最近気が付きました。

 

かくいう私も

感情が高ぶると愚痴ります。

 

愚痴だとわかっていても

言いたい自分を

受け入れて、認めて、許します。

 

でも、三毒は習慣としては

好ましくないので

悪しきストレス反応である

三毒習慣と日々戦っています。

 

自分の弱さに屈服することも多いです。

でも

くっそー!負けないぞ!!

 

って自分と戦う自分に

結構酔ってます・・・・とほほ。

自分に酔うなんて

超恥ずかしいですが
これが今の正直な私です。