皆さんは、
すでに近藤麻理恵さんをご存知ですね。
Photo by Phil
コンマリの魔法で有名ですが
世界に誇る日本の片づけの達人です。
NETFLIXに
「KONMARI～人生がときめく片付けの魔法～」
という番組があります。
（コンマリさんは今アメリカにお住まいのようです。
アメリカで片付けられない方達を
サポートしているようです。）
なんだ・・・片付けの番組？
日本にもあるじゃん。
と決めつけるのは残念です。
この番組は
何をすれば片付けられるかという
スキルを伝える番組ではありません。
どうしたら片付ける気持ちになるか
片付けられなかったのかを深堀します。
何を：WHAT
↓
どのように：HOW
↓
なぜ：WHY
の順番ではなく
WHY→HOW→WHATの順で
心を片付けることから
自主的に進めていきます。
つまり
ゴールデンサークルで
ときめく生活を目指し
家族の心の片づけを見守る番組です。
家族全員で片付けながら
主体的に自分の問題に気づく過程が
描かれていて精神的なサポートに
コンマリさんがなっています。
コンマリさんはそれを全く強要しません。
しかし、彼女の接し方で
一人一人心を整理し始めます。
片付けは人生に通じると言う言葉は
よく見聞きする言葉です。
時に、そういう言葉で精神論を説く人が
部屋が汚い人を
「心が整理できてないからだ」と
一刀両断に切り捨てるように言うのを見ると
心が痛くなります。
片付けられない人には
必ず理由があるからです・・・。
コンマリさんはそれを理解していて
静かに信じて見守り
部屋が片付いていない人を
見下したり笑ったり軽蔑しません。
誠実に真摯に向き合う姿が
掃除ができない人の心に何かを感じさせ
自然に人が変わっていきます。
私もずっと片付けに悩みながら
この１年で大きな気づきがありました。
それは私が片付けに苦しむ理由は
何でも自分ひとりだけで全てを背負い
責任を感じてしまうことでした。
辛いとか助けてと言えないのが
私の欠点です。
助けてくれる人はいるのに
それを言っても理解してもらえないと
「助けて」と言うのを諦めていました。
日本では女性は家事の殆どをやり
男性を支えることが美徳であると
古典的な良妻賢母像が
私を追い詰めてきました。
病気がちな私は
仕事だけでくたびれ果てて
体力的や精神的に出来ないことが
多々ありました。
そのときに感じる思いは
私は無能であるという無力感でした。
そんなネガティブな気持ちで
勝手に箱に閉じこもり
自分で自分を苦しめてきました。
KONMARIの番組で
依頼した家族が片付始めます。
しかし彼女は殆どヘルプはせず、
静かにただ信じてその過程を見守ります。
番組の中で
普段何もしない夫や子どもたちも
初めて家事の大変さに気づき
自分のやるべきことだけではなく
理解や思いやりや協力の大切さと
各自が自立してこそ良い関係が築けることに
自然に気づく心の過程を家族が告白します。
物を捨てるときに
感謝をしながら捨てる姿も感動します。
過去にはその物は必要でした。
その過去を捨てることは
自分の人生を捨てるような気持ちになり
罪悪感や執着を感じます。
でも
人は成長していきます。
体は成長しなくても
人生も生活もどんどん変わっていきます。
感謝は愛情を認識すること。
過去を愛しながら整理する。
大切なのは今ここです。
目指すのは心がときめく快適な未来です。
過去を愛して
今に感謝して
未来に恋をする。
これは
私のセミナーのコンセプトです。
人間関係もコミュニケーションも片付けも
本質は全て同じなのかもしれません・・・・。
人間関係のほうが部屋よりも
ずっとごちゃごちゃしているし
ポイと捨てることなんて出来ないです。
でも、離れたり
違う道をいくことも可能です。
未来のために
人間関係やコミュニケーションも整理整頓して
今ここを生き生きと生きることは可能です。
そのためにも
まずは部屋の片付けから。
今日明日は膨大な紙や書類の整理です。
数日前思い切って
インプラントの手術をしました。
顔がとても腫れていて
来週のセミナーまで腫れがひくのか心配です。
インプラントの施術が全て終了するのは
数か月後ですが
これからインプラントを考えている方に
いつかプロセスをお伝えします。
