家族改善していますか? | 桜井妙の「新ストレスと怒りの調理法」

桜井妙の「新ストレスと怒りの調理法」

★職業:講師 ★専門:ストレスマネジメント アンガーマネジメント コミュニケーション危機管理 ★特徴:「あたま・こころ・からだ」をととのえる ★㈱コミュニケーション・デザイン結 代表

私が仕事で初めてお目にかかる場合
とても緊張するし
どういう話をするのかも意識して話題を選びます。

家族と話をする場合。
とてもリラックスしていて
話の流れは全く意識しません。

だからこそ
家族とのコミュニケーションを改善しています。


家族は甘えあう存在。
わざわざコミュニケーションスキルを使う意味はない。
あり方だってあるがままでいいじゃん!と
心の底で何か努力することへの抵抗があり
改善を怠っていませんか?

しかし
コミュニケーションを勉強すればするほど
家族とのコミュニケーションの重要性を感じます。

私が不快を感じる場所は
案外家族との言葉のやりとりや態度。


私が居心地の良さや幸せを
最大に感じる場所も家族。

日々の状態管理は家族との状態が
大きな影響を与える。

つまり毎日の土台は家族との関係性が
気分の土台になっているのに
案外無頓着で例外のように気を抜いている。

コミュニケーション改善は
家族との毎日のコミュニケーションの状態をよくすること。
やっと気が付き「改善」に入りました。


つまり喧嘩になりそうな部分や不快を感じる部分を
逆に計算してプロセスの修正をやっています。

改善だから「問題」を改めるだけ。
全てのコミュニケーションに気を遣っていたら
それこそリラックスできません。

過去と他人は変えられません。
家族を変えることもできません。

変えられるのは常に「私」だけ。
私が意識してやっているのは
ネガティブな関係性になりそうなときだけ。

言葉を呑み込み、丁寧に選んで話す。
顔の表情を気を付ける。
やってみて気が付いたのは
意識的なコミュニケーションの効果です。

ネガティブコミュニケーションが起きそうなのは
頻度はせいぜい一日にわずか1回程度です。

売り言葉に買い言葉。
売り表情に買い表情。
売り態度に買い態度。

最初に売らなければいいのです。
そして売られても買わなければいいのです。

家族の場合は、
ネガティブコミュニケーションのトリガーに気を付けて
マイナスの芽をすぐ摘めばいいだけです。
元々プラスの芽はお互いの共通利益。
ポジティブコミュニケーションを育てやすいのも家族ならでは。

なーんだ。

こんな簡単なことに
ずっと気が付きませんでした。

方法に気が付いた誰かが
すぐ変えればいいだけ。

私が変われば家族も変わる。
家族も言葉や表情を選ぶようになり
聴く耳と目を持ってくれるようになりました。

家族の支えこそ
大きな心の土台になり
エネルギーの源。

まずは家族から。
小さな一歩ですが、たぶん効果絶大な大きな一歩です。