夫の墓に入りたくない妻が約60%!? | 桜井妙の「新ストレスと怒りの調理法」

桜井妙の「新ストレスと怒りの調理法」

★職業:講師 ★専門:ストレスマネジメント アンガーマネジメント コミュニケーション危機管理 ★特徴:「あたま・こころ・からだ」をととのえる ★㈱コミュニケーション・デザイン結 代表


今朝のTVで
お墓はどうしたいかという特集をやっています。
「夫と同じ墓に入りたくない」妻は59%だそうです。

理由は様々ですが

・夫の両親の入る墓に入りたくない。
・自分のペットと入りたい。
・自分の両親の墓に入りたい。

色々な意見がありました。

結論は
「日本人は死後の自分の骨の居場所にこだわりがある。」です。

骨にアイデンティティがあるがごとく
自分の骨は、こうするのだ・・・と思う方は多いのですね。

日本人独特の潜在的な価値観?
あの世のことも信じている方が圧倒的だからなんでしょうか?

死んだ先のことまで
そんなに真剣に考えている方が多いのは何故?
終の棲家を「お墓」だと思っているということ?

お墓詣りという文化があり
春分や秋分、お盆にはお墓に行きます。
それが日本の風習で文化です。

だから、当たり前のようにお墓で死後は暮らすと
感覚的に身体に刻まれているのでしょうか?

じゃあ個人でお墓があればいい?
そんなことをしていたら、いつか土地はお墓で溢れてしまうの?
では、外国はどうしているんだろう?

人は死後を信じているのは昔からです。
 

ピラミッドや古墳は、死後使えない財産を入れたり
人まで巻き添えにして埋葬しています。
奴隷は生きたまま王族の墓に埋葬された歴史を想うと
人間は死後の世界までも、執着があります。

お墓をどうするか・・・。


結局
お墓問題は、今の人間関係や家族関係の本音。
これだけが、TVを見て感じた感想です。

死後の骨の場所をどうするかは
今の人間関係がうまくいかない結果の
感情的な理由がとても多いような印象を受けました。

死後は永遠かもしれませんが

そんな先の行ったこともない誰も知らない曖昧な未来よりも

今ここで、
少しでも人間関係やコミュニケーションを改善するセミナーをやりたいなぁ。

心からそんなことを思ってしまいました・・・。