冬至 って何でしょう? | 桜井妙の「新ストレスと怒りの調理法」

桜井妙の「新ストレスと怒りの調理法」

★職業:講師 ★専門:ストレスマネジメント アンガーマネジメント コミュニケーション危機管理 ★特徴:「あたま・こころ・からだ」をととのえる ★㈱コミュニケーション・デザイン結 代表

昨日は冬至でした。
一年で一番昼が短い日が冬至です。

昨日かぼちゃを食べてゆず湯に入った方も多かったのでしょうか?
冬に少ない野菜の栄養を取り、身体をあたためたのは
人が持つ本能的なリスクマネジメントだと思います。

中国の太陰暦で冬至は暦の起点だったそうです。
韓国でも昔は冬至を1年のはじまりと捉えて、
1月1日の元旦に並ぶおめでたい日とされたそうです。

冬至に食べるものも違うようで、韓国ではあずき粥を食し
中国では北の方は餃子を食べるとありますが
餃子が生まれる前は餛飩 (わんたん)だったという記述をネットで読みました。

どちらもその国の方に聴かないと真実は分かりません。

三重県伊勢市の伊勢神宮内宮(ないくう)宇治橋前で22日、
大鳥居の真ん中から昇るご来光を拝む「冬至祭」があったそうです。

太陽が現れる一年で一番短い日こそ
人は心から太陽の恵みに感謝できるのかもしれません。

YAHOOニュースによると

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古代の人々は、太陽のエネルギーが弱まる冬至を、
太陽がいったん死んでまたよみがえる日と考えた。

 冬至の時期に人々は太陽の復活を願って
神祭り(太陽の死と再生の儀式)を行い。
食物を恵む太陽に農耕儀礼をささげ
古代の人々は感謝を表した。

このことが、『古事記』や『日本書紀』に記される、
太陽神アマテラス大神の“天岩戸隠れ”に顕されている。

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という考察があるようです。

イギリスでは
夏至・冬至にはストーンヘンジに
Druids(古代から伝わるドゥルイド教を真剣に信奉する現代人)の方を中心として集まり、
日の出を祝う習慣があるそうです。

冬至の習慣のあるなしは国や宗教によって違うようですが

まだ文字も何もない頃は
人は自然と一体化して色々なことを感じていたように思います。

日が一番短い冬至は、日本では日差しが増えるのと比例して
暖かくなるわけではなく、どちらかというと冬本番が来るイメージはありませんか?

太陽を信じるのではなく、目の前の寒さしか感じないのは
私達が五感に鈍くなり、太陽を見なくなったからからだったりして・・・。

冬本番ですが、実は春の始まりだと考えると
なんだか一日の感じ方が違います。


冬至は地球にとって大きなターニングポイントの日なことは間違いありません。
人間にもターニングポイントの日として昨日を振り返るのはいかがでしょう?

今年も残りあと9日
後9日ではなく、昨日新年が始まったとイメージして
新しく調える日が今日から既に始まったと思うと・・・

掃除がとても美しくさわやかに思えます・・・。

 
※写真は小林宏之危機管理専門家がコックピットから撮った夜明けです。