知的財産 | 桜井妙の「新ストレスと怒りの調理法」

桜井妙の「新ストレスと怒りの調理法」

★職業:講師 ★専門:ストレスマネジメント アンガーマネジメント コミュニケーション危機管理 ★特徴:「あたま・こころ・からだ」をととのえる ★㈱コミュニケーション・デザイン結 代表

スポーツの技術には
特許も商標登録もありません(たぶん)

技に自分の名前が残りますが
それを侵害して勝手にその技に自分の名前をつける人もいないので
やっぱりスポーツマンシップが土台にあるのでしょうか?

セミナーや研修は
ハードではなくてソフト部分でお金を頂くものですが
セミナーの名前には商標登録する人もいるようです

私のやっているセミナーは殆どがオリジナルで
自分しか出来ないと思っているので
コンテンツはいくらでも教えますが・・・

ある時、その方の勉強にと教えた私のオリジナルで考えたコンテンツが
一週間後その方のセミナーのコンテンツとして使われ
お金を取っていたとき寂しく思いました

でもそのコンテンツの深い部分は理解していないので
表面的なスキルやゲームとして扱っていてそれも残念でした

少しでも仕事を一緒にやっている人は
私がコンテンツやアイデアを出して開発した場合も
仲間だから必ず報告して仕事をしていますが
知らない間にその人のコンテンツとしてセミナーをやっている話を聴くと

私は決して禁止しないのに
何故黙ってやるのだろうと悲しくなります

実は私のテキストを使っているんですと
事後報告を受けるときに
言ったらいくらでも許可するのに
何故先に言ってくれないのだろうと
ある時深く悩みました

好意でその方のために無償で提供する場合も
そこでビデオを撮られたり
無償なのに何時間もやってくださいと言われたり
一言もお礼がなかったりすると
ガッカリしてしまいます・・・・


でも

これが私が直面すべき私の問題であり
その方達に罪はありません


私が人から嫌われたくないために
NOと言えないで我慢してしまう言動があるので
それを気づくために目の前にそう言うことが現れます


あぁ・・・私は善人ぶりたかったんだ・・・
あぁ・・・私は感謝されたかったんだ・・・
あぁ・・・私は被害者の気持ちを味わいたかったんだ・・・
あぁ・・・私は報われない気持ちを経験したかったんだ・・・

全ては私の無意識が意図して
その学びが出来るよう
同じケースを引き寄せます

同じ事が続いたら
原因は外ではなく自分の内側にあるので
徹底的に自分の影と対峙して
その影を理解し、その影も私の一部だと
その影を感じるときの感覚に集中し
静かに受け入れていくと

ふっと全てが消えていきます

私が損ばかりしているので
見るに見かねた私の元上司から
知的財産なのだからもっと大事にしなさいと
アドバイスを受けました


そのアドバイスが変に嬉しくて

あぁ・・・私は誰かに心配されたかったし
     叱ってもらいたかったんだ・・・


そんな事に気が付きました


元上司の言うように
私のコンテンツは私の努力と汗の結晶です
自分の努力と汗を軽んじると
もう一人の無意識の私が深く傷つきます


私が私自身を大事に出来なければ
私は他人を大事にできない
すっと・・・そう心が定まったら
嫌われてもいいから自分を大事にしよう
そう芯が定まりました 

ご先祖様から渡された命のバトンですから
残りの命の火が燃え尽きるまで
自分のミッションを貫いていくために 
自分をもっと大事にします

NOをハッキリ言えたらストレスは減りますから
残りの人生のすべてをかけて
コンテンツに集中するべくNOも言います

私の課題だった人生の引き算と割り算を
しっかりやっていこうと

そんな事を思ったお盆の朝でした