銅メダルの重さ | 桜井妙の「新ストレスと怒りの調理法」

桜井妙の「新ストレスと怒りの調理法」

★職業:講師 ★専門:ストレスマネジメント アンガーマネジメント コミュニケーション危機管理 ★特徴:「あたま・こころ・からだ」をととのえる ★㈱コミュニケーション・デザイン結 代表

女子バレーボール銅メダルおめでとう

メダルを取る事は世界の3位以内に入るのですから
本当に凄い事だと思います 

私が若いころは
日本のバレーは男子も女子もとても強かったです
そえが少しずつ勝てなくなって、気が付いたらメダルは遥か遠くなりました
日本が弱くなったのではなく
どの国も技術が上がったのだと思います

当たり前だった物を失うときのショックは
挫折感と失望感と焦燥感が全て襲ってきます

その感覚は、 前の会社の時様々な事でいろいろな時に感じ
とても苦しい経験をしました
名誉を失うときの惨めな気持ちは言葉になりません
 
そして辞めた後でしたが
自分が入った会社が破たんするときには
自分の土台が足元から消えていく感覚がしました

その時に
失ったものの価値や意味や重要性が
痛いほど理解できたように思います

人生では誰もが
こんな経験をするのだと思います

若さを失う事も大きなショックを伴いますから
出来た事が出来なくなったとき
ようやく若さが何だったのかが分かります

若いときには当たり前すぎて
それがどんなに素晴らしいものかも分かりませんから
失ったときに初めて分かるもので誰もが経験するものです

若さはもう手に入りませんが
たくさんの経験と知恵を得て物事の理解度が変わり
人生の深さと味わいを心から感じられるようなりました 

子どもの頃は見方も感じ方も未熟でしたから
実はオリンピックを見ても銀メダル以上しか
かっこよくないと思っていました・・・・

銅メダルなんて
見た目もよくないし
なんでそんなに泣いて喜ぶの?って

オリンピックに出ることはすごいとは分かっていても
愚かな批評家でそんなバカな感覚を感じていたのを思い出します
今考えると、狭い視野と思考しかありませんでした

今は 
銀メダルや金メダルを取った選手よりも
銅メダルを必死にとった選手と抱き合って涙したいです



今日生きている事はどんなに貴重で
今日の出会いがどれほど奇跡的なのか
しみじみと身体全体で分かりますから

銅メダルがどれほど素晴らしく
28年間取れなかった多くの人の涙がある事を
よく分かります

銅メダルに心から感動できる今は
メダリストもメダリストじゃなくても頑張っている人も
抱きしめて一緒に涙を流し感覚を共有できます 

そんな事を感じられる私は

ひょっとすると
若いときの一日よりも
今一日の方が密度が濃く幸せ度が大きいかもしれません




人は必ず又名誉を取り戻せるし
努力は人を裏切らない事を学び
私の明日も又意味が変わります




銅メダル本当におめでとう!
心からおめでとう! 


感動を
学びを

ありがとうございます