社会的ジレンマ | 桜井妙の「新ストレスと怒りの調理法」

桜井妙の「新ストレスと怒りの調理法」

★職業:講師 ★専門:ストレスマネジメント アンガーマネジメント コミュニケーション危機管理 ★特徴:「あたま・こころ・からだ」をととのえる ★㈱コミュニケーション・デザイン結 代表

囚人のジレンマ

これが一個前のBLOGに書いてある事で
心理学で学びます

ジレンマdilemmatとはどっちに行ったらいいか分らない状態の事
2つの選択肢が存在し、そのどちらを選んでも何らかの不利益があり、
態度を決めかねる状態のこと

囚人の問題を
お金に換えて何度もゲームをした事があります

すると

最初は協力する人が多いのですが
一人でも非協力してお金を多く得るのを見ると
人はどんどん裏切って非協力を選択します

それも、こういう人も出てきます
協力し続けるのですが
最後の最後に裏切るしっぺ返しをする

わずか10円だとそうならないのですが
100円くらいの金額になると
そんな事が起こります

この心理は
3・11に何故逃げられなかったのかとか
何故人はルールを破るのかとか

その心理が理解できます

良し悪しばかり考えるとこの問題の本質が見えなくなります

人は・・・一人で自分のポリシーを貫くのは
とても難しいのです

たとえばゴミの分別
自分だけ分別して公共の利益に協力する

でも近所の人で分別しない人が出てくる
すると・・・少しずつ分別しない人が増えてきて
皆が分別しないのになんで私だけが分別するの?となり

結局ゴミは増え、町は汚れ、税金を失います

本当はAの協力がBESTなんです
でも、孤独な状態いなるとそれを貫けず
集団に従おうとする
あるいは自分を頑なに守るために
自分の利益だけしか考えなくなる

これは・・・誰もが持つ心理です

私はゴミは捨てませんが
赤信号のとき、車いなかったりしたら渡ったりする時あります
それを何回かやってしまうと、どんどん平気になっている自分い気づき
顔が青ざめた事がありました

私の行動は明らかに人に影響を与えるのです
誰かは私を見て「自分も赤信号でも渡ろう!」となってしまう

自分だけでは生きていないのに・・・

兼子さんは絶対にAを選び続ける強さがあり
走れメロスのように走り続ける方の一人です

良い影響も私たちは受けるから
悪魔の囁きに負けないで、自分の志もS字カーブでぴしっと決めたいですね

ではハイヒールセミナーに行くために
ちょっとおしゃれしますね