今年も、本当にあと少しのところまで来ました。


冬至の日。ここ近年の我が家は、ほうとう風おうどんが定番となっています。

なんきん(かぼちゃ)、にんじん、だいこん、うどん…「ん」がつくことで「運」がつく、ということで!豚肉も入れるから、麺がないと豚汁みたいな感じです笑。

今年の冬至も、具沢山のおうどんで身体をあたためつつ、これからの健康と良い運を祈りながら、美味しく頂きました。



クリスマスは、次女のお誕生日でもあります。

当日の夜は塾もあったりするので、週末にケーキを焼いて、家族でお祝いしました。

生クリームをたくさんホイップして、イチゴもふんだんに。ホイップをたっぷり塗ったから隠れて見えないけれど、スポンジの間にも、たくさんイチゴを詰めて並べました。


お部屋を暗くして、ろうそくの火を灯し、家族で手拍子しながら「お誕生日の歌」を歌いました。

ケーキは、それぞれ自分の食べたい量をお皿に取り、各自セルフでホイップやイチゴをお好みで足しながら、みんなでむしゃむしゃと。

食いしん坊な、とても楽しい時間です。

余ったケーキとホイップは、主役の特権で、次女が翌日、翌々日と食べ続け、お楽しみが続きました。


家族の誕生日に、自分が元気に立ち会えることが、とても嬉しいです。


次女は、剣道部の部長に加えて、この秋からは生徒会役員にもなりました。ますます忙しい中学校生活を送っていますが、なんだか楽しそう。


14歳、元気に楽しい一年を過ごせますように。

私は、これからも応援し、見守り続け、彼女のしあわせを願い続けられますように。


ご所望のプレゼントは、72色のオイルパステルでした。

お誕生日、おめでとう。


試し描きに、なぜか目玉焼き。

描き心地いいみたいで、良かった。

 

ちなみに、長女のクリスマスプレゼントのリクエストは、ReFaのヘアブラシでした。ReFa、人気ですね!



冷たい雨が降るイヴとなりますが、

皆さま、あたたかくして、楽しいクリスマスをお過ごしください♪








今週は、週明けにCT検査があり、昨日は無事に抗がん剤治療(7クール1回目)も受け、今年の治療納めとなりました。次の予約は、年明けに。


7月の入院から、今の薬剤での治療が始まり、夏から2週間に一度の通院ペースが続きました。


朝7時に家を出て満員電車に乗り、都内の大学病院へ。毎回の採血、採尿、レントゲン、主治医の診察。全てが無事に済めば、化学療法室で抗がん剤投与へ。

抗がん剤の投与も3時間。終了後、会計を済ませ、家で服用する薬たちを受け取りにいく。朝から、それぞれに長い待ち時間があったりするので、院内のコンビニで軽く遅い昼食を済ませると、帰りは夕方以降のラッシュにぶつかることもある時間帯。


体調不良や体力低下もある中で、この通院を守れて、続けてこられたこと、今は、とてもホッとしています。


主治医の先生からも、「副作用も続く中で、良く頑張られました。来年も安定した状態を作れるように、頑張っていきましょう」とお言葉を頂きました。


「安定した状態」。CT検査の結果は、前回9月に受けたPET検査の画像とほぼ同じ。がんが小さくなることもなく、消えることもない。

でも、増えていなかった!ここが重要で、非常に喜ぶべき結果でした。


もし増えていたら、また新たな治療へと移行し、入院することになる。年末年始を前に、その懸念は、とりあえず無くなったんだ。

自分にとっても、家族にとっても、とても嬉しいことでした。



ところで、週明けに受けたCT検査の日。

私の検査が終わる頃を見計らって、昨年11月に入院した際に同部屋で一緒だった、がん友さんが病院にわざわざ会いに来てくださり、お茶しました。

がん友さんは、お住まいが都内で、病院まで電車一本で来れるとは仰るものの、本当にありがたいことでした。


同部屋でご一緒してから、既に1年が経ちました。LINEのやり取りを続けつつ、前回お会いしたのは4月。

その後は、がん友さんが新たな治療で5〜6月に2ヶ月近くご入院したり、7月からは私が新たな治療で入院となったりの、すれ違い。

ようやくお会いできた、とても嬉しいタイミングでした。


副作用あるあるや、ステージ4肺がん患者の日々の心境あるある、それでも楽しみを見つけて、あまり気にし過ぎずに過ごしていきましょう、と、お互いの趣味の話、家族の話、実家の話まで、あれこれ楽しくおしゃべり。

気がつけば、病院内のカフェ・ド・クリエで5時間もお茶していました笑。


がん友さんは、私よりひと回りちょっと上の、人生の先輩でもあります。そんな知見から多くを知り腑に落ちたり、一方で歳の差を感じない考え方の近さのようなものも感じられます。


また是非お会いしましょう、次回はどこが良いかしら?と、いくつか候補場所は出ましたが、

「結局、私たち、ここで会うのが一番過ごしやすくて気楽かもね」と、笑いながら、そんな話に落ち着きました。



本当は、もともとLINEグループを3人でやり取りし、前回4月にお会いした時も、もう1人いらっしゃって、3人で会っていました。

その方は、春以降に病状がどんどん深刻になっていき、食欲も減退していき、入退院を繰り返していきました。それでも、私は外来が一緒になったタイミングで、6月にもお会いできました。

私が7月後半に退院後、入れ替わりで入院され、7月末を最後に、その後はLINEの既読もつかなくなり、その方の消息はわからなくなりました。

でも、昨年11月に同部屋でご一緒した時も、LINEのやり取りでも、お会いできた時も、いつでもお気持ちが元気で、「どんな状況にあっても、楽しんで参りましょう!」と、よくおしゃべりし、決して諦めず、本当に前向きな方でした。


とても素敵な、がん友さん達。

出会えたことに、心から感謝をしたいです。



来年も、家族や、ピアノや、お友だちとの交流など。自分なりに楽しみたいことを、自分なりの元気で楽しめますように。

↑こちらは先日、次女の中学のママ友さん達とランチ。ひたすら子供の話、学校や先生への愚痴云々。

生ビールも進みました。



↑今日の午後は、おやつに主人と喫茶店へ。 

「今年も1年、治療、よう頑張った!」と、労って頂きました。

素朴な感じの小倉ホイップサンド。

中に、あんことバター。コーヒーと相性抜群に合うので、あんことコーヒーの組み合わせ、好きです。


















週末、高校時代の友達2人が私の地元へ来てくれて、3人で会いました。


利用したお店は、先月に主人と記念日のお祝いをしたフレンチのお店。本当は、今回のほうを先に予約していたのですが、主人に「そのお店行ってみたい」と言われ…1ヶ月の間に同じお店へ2回も行くことになってしまった…。

↑大根のポタージュ。言われないと大根だとは気付かないくらいで驚きましたが、癖もなくまろやかでとても美味しいです♪



来年7月、高校の学年単位の大規模な同窓会が開催される予定です。母校では、卒業後30年経った学年の同窓会が行われるのが、毎年の一大行事らしいです。

そんなに人が集まるのかなぁ?と思ってしまうけれど、毎年200名近い参加者がいるのだとか。一つ上の先輩方も今年の7月、盛大に無事執り行われたようです。


学年の人数は当時、1クラス約45人×10クラス。その中で知ってる人なんて、ほんの一握り。しかも30年振りに会う人なんて、名前出てこない…誰…とかあるだろうし、私は全く行くつもりなかったのですが、今回会った友人たちは参加するらしい。「病気のこと、体調のこともあるだろうけど、行こーよ行こーよー」と誘われ、私も行く方向に傾いていきました。

その頃、元気でいられますように。


友人たちとの会話で、「もう一度高校生をやれるとしたら、何の部活に入るか」が話題になりました。

私は、やはり吹奏楽部に入る気がするけれど、やったことない楽器がいいと答えました。(やったことある楽器は中学でトランペット、高校でクラリネット。もしできるなら、ユーフォニアムをやってみたいかな。木管ならテナーサックスかなぁ。中低音の響きが好きなのかも)


友人たちはそれぞれ、当時軟式テニス部とバドミントン部だったのですが、次も運動部に入りたいし、次も個人スポーツがいい!と言ってました。

なるほど。それに比べると、吹奏楽部は大所帯で、もろにチーム部活。部活選びにも、いろいろな価値観があるなぁと思いました。



ちなみに、年次はだいぶ違うのですが、母校の卒業生には俳優の佐藤健さんがいます。以前からあるあるだけれど、高校の友人たちと会うと「佐藤健」というワードが必ず一度は出る気がします。

今回も…特別なファンではないけれど、出てるとつい観るよね、なんとなく応援するよね、という話になりました。

埼玉の端っこの、あんな地味な県立高校で、あんなキラキラした人がいるなんてね、と。

第一線で活躍し続ける俳優さん。同じ高校出身であることを、なんとなく誇らしく思える存在って、素晴らしいなぁと思います。



というわけで、会話の流れで高校の同窓会に参加する気持ちへ転ずるという、来年も自分なりに元気であり続けたい、と思う大きな目標の一つができたのでした。

自然とそう思わせてくれる、心優しき友人たち。感謝!です。







12月に入り、無事に抗がん剤(6クール2回目)の投与を受けました。冬の乾燥もあり、副作用の皮膚障害(指先の痛みや身体の痒み)は強まってきているものの、体調が投与を受けられる状態に安定していることに喜び、感謝しています。


週末、ようやくクリスマスツリーを出しました。

割と大きめ(180cmくらい)なので、オーナメントの飾り付けも楽しい時間です。りんごの実とトナカイさんが、もう少し欲しいかなと思いながら、毎年そのまま。

2025年も、あと少し。本当に早いですね。



少し前に、流行語大賞が発表されました。

きっと世間的には、「働いて×5」か「国宝」か「ミャクミャク」だろうなと予想していたけれど、ノミネート語の中で、個人的にはダイアン津田さんの「長袖をください」をめちゃ推してました。


「水曜日のダウンタウン」の名探偵津田シリーズが大好きで。私は、この1年間、津田さんの「長袖をください」に何度笑わせてもらったことか。表情も最高です。

私の中での流行語大賞は、「長袖をください」です。


来週から2週続けて、水ダウで名探偵津田シリーズの新作が放送予定なので楽しみです。それに伴い、TVerで過去作も視聴可能となっているので、第1〜3弾まで、家族と夕食時などにちょこちょこ観ては、ゲラゲラ笑っています。

(先々週の水ダウ企画で、津田さんと劇団ひとりさんが電気イス対決をしていて、お2人の芝居がかったやり取りが面白かったのですが、それを伏線として名探偵シリーズに突入したのも嬉しいサプライズでした)



M-1グランプリの決勝進出者9組も発表されました。昨年惜しくも優勝決定戦に進めず4位になった、エバースのお2人が勝ち残っているのが個人的には楽しみだけど、どうかな〜。

少し期待して観たいと思います。


来週は、いよいよ「べらぼう」最終回もある。

ドラマ内容だけでなく、オープニング映像やテーマ曲も好きだった一年。蔦重に元気をもらいました。ありがたやま!


慌ただしい時期ですが、一年の終わりは笑って楽しく過ごしたいものです。



ツリーを飾った後は、主人とお気に入りのお店へ。

埼玉県伊奈町にある、「紡ぎの家 大島 cafe BLANCO」という古民家カフェ。

↓こちらの雑誌に掲載されていて、初めて来店したのが昨年11月。


その時の投稿↓


今回で8回目の来店でした。

とにかく、お食事もデザートもドリンクも、抜群に美味しくて大好きです!

築200年の古民家で、天井が高く温もりある空間。寛ぎやすい雰囲気や居心地が、とても良きです。

すごーくゆっくりしたくなります。(↑↓写真はそれぞれ、過去に行った時のメニュー)


お店では、ハンドメイドの雑貨なども販売されていて、今回スワッグを購入しました。これで800円。

玄関扉に飾りました。クリスマスから、新年へ。

今年もいろいろあったなぁ。



ところで、この「国登録有形文化財 紡ぎの家 大島 cafe BLANCO」さん。

過去に「おっさんずラブ」や「Eテレ ふるカフェ系ハルさんの休日」のロケでも使用されたとのこと。とても素敵なお店なので、埼玉近辺にお住まいの方々、オススメです。









いい夫婦の日(11/22)は、私たち夫婦の入籍記念日でしたが、当日は私がうっかり?福間さんの演奏を聴きに行ってしまったので、翌日お祝いをしました。


(↑メインのお魚料理。お出汁たっぷりのスープリゾットになっていて、具材も豊かで見た目も嬉しく、とても美味しく頂きました。ミモザも程よい甘さで美味しく飲めたし、カウンター席だったので、調理風景も楽しめました♪)




今年もどうもありがとうございました、と言い合って乾杯しました。


結婚記念日については、身内だけで挙式したのが2月でハワイだったり、披露パーティーは4月だったりとばらばらなので、毎年のお祝いは、入籍した11月にしています。


今年で19年になりました。

いつも、主人には感謝しているつもりですが、この1年は私の治療が多く、本当にいろいろと苦労をかけてしまいました。


特に、7月から現在の治療が始まって、8月も体調の良くない日がずっと続いたり、9月上旬には指先の副作用が酷くなって物が掴めなくなりました。

何もできないでいる自分を、本当に不甲斐なく思っていた時期がありました。


この頃、副作用により日常生活であまりに支障が出たため、何のためにがん治療をしているのかわからなくなり、つらくなってしまいました。


「ただ生きてるだけ、存在してるだけで、私は何もできなくて。大変な思いだけさせて、本当に申し訳ないです」と、主人に言ってしまいました。

でも、次に返ってきた彼の言葉には、本当に圧倒されました。


「自分の作った料理を、目の前で愛する奥さんが食べてくれて、本当にしあわせ。だから、全然大変と思わない」


すごいなぁ。自分だったら、そんなふうに思えるだろうか。

朝から、お洗濯やお風呂掃除、長女のお弁当作り。子供たちを送り出して、一日中仕事して、帰りに買い物して帰って、料理して皿洗いとか家事して。 

それに加えて、治る見込みがあるかわからないような、何もできない大きな病を抱えた、重たい存在の奥さんがいて。全部ひとりで抱えて。

そんな先の見えない毎日がしばらくでも続いたら…自分だったらきっと疲弊してしまうと思う。


「あ…ありがとう」と返すのが精一杯でした。彼の気持ちに感動とかいうより先に、ただただ大きく圧倒されたのでした。



こういうやりとりが、日常にある。

これをしあわせと呼ばずして、なんと言えばいいのか。

もちろん、大きな病気になんて罹らないほうが良かったのだけれど、もし病気もせず普通の生活が続いていたら、こういうあたたかさは、感じられたのだろうか。


とにかく、大きな感謝の一年でした。

本当は、こういう感謝って来年の20周年に言えたら良いんだろうけど、来年も生きてるかどうか、わからない。だから今、書いておこうと思います。

来年めでたく生きていたら、その時にまた言えばいいのです。



というわけで、パートナーとの語り合いの曲。

メンデルスゾーン 無言歌集より「デュエット(二重唱)」

YAMAHAのグランドピアノのレンタルルームで動画を撮りました。

双方のメロディを大事に大事に歌いながら、その裏でさらさらとアルペジオ…難しいです!特に後半…汗。


たわいも無い日常の、根底に流れる美しさを感じる曲。そういうものを表現するには、まだまだ長い時間がかかりそうです。


↑↓足立区の舎人(とねり)公園。連休最終日の朝、次女を剣道の試合会場へ送り届けた後、割と近かったので立ち寄りました。日本と思えないような、とても広大な敷地の公園。

美しい景色の中で、朝の冷たい空気と柔らかな陽射しを感じながら、清々しく散策を楽しめました。