昨日5/14(木)、抗がん剤3クール目の投与を受けました。


実は、主治医の先生にお会いするまでは、今回の投与は延期してもらおうと意志を固めていました。
もし、今回も投与して、副作用が、麻痺がもっと強く出たなら。もう歩けなくなると思い怖くなりました。

ところが。
この2日前に、胸部CT&脳MRI(共に造影剤使用)検査を受け、この日に結果を聞きました。
なんと、肺内の癌細胞(たくさんある)が、消えているものもあれば、薄くなっているものもあったのです。
(脳については今回も無事、ありがたいことに転移ありませんでした)

ここ1年半くらい、つらい治療が続く割りに、あまり効果がなかったし、更に副作用で手足の痛みや麻痺も強く出て、正直つらくなっていました。

なので今回、ここまで治療効果があったのは劇的で、一気に投与続行へ気持ちが吹き返したのでした。

ただ、主人は「家でも、身体がよろけて危険なことがよくある。家族として見ていられない。せめてもう2週間ほど様子を見て延期させたい」

話し合いが続き、結局、痺れの原因である「パクリタキセル」という薬剤を30%減薬に変更で、4剤投与となりました。

この日の病院も待ち時間が長く、診察も話し合いが長く続いたので、ようやく12時半に点滴開始→18時半に点滴終了。

続いて、白血球値の低下防止のためのジーラスタ ボディポッド(お腹に刺す自動投薬装置。27時間後に自分で針を抜く)を装着してもらい、会計、お薬をもらって19時に病院を出ました。朝6時半に家を出て、やはり長い一日でした。

主人は、病院が終わる頃に会社から戻ってきてくれて、一緒に今回はタクシーで帰宅しました。

今は、投与初期におこる倦怠感や軽い吐き気などの症状があるので、処方された吐き気止めを飲んで、ゆっくり過ごしています。


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さて、投与の2日前に行われた検査の日。友人の1人が病院まで会いに来てくれました。

幼稚園〜中学まで同じの幼馴染で、彼女とは中学のとき同じ吹奏楽部で、楽器(トランペット)も一緒でした。会うのは、このとき以来↓


GW中に連絡をくれて「体調が落ち着いてる期間、お茶でもどうかな?浦和まで行くよ!12日とか、どう?」と。

「体調は落ち着いてる時期なんだけど、その日は午前中に2つ検査、午後イチに皮膚科の予約があってさー」なんて言っていたら、「じゃあ、私が病院に行く!」と。


「大学病院の待ち時間が読めないことは重々承知だし、待ち時間に隣に座って、話し相手にでもなって、退屈な待ち時間が少しでも紛れるかもしれないなら、行く!  でも疲れちゃうだろうし、気が進まなかったら、遠慮なく断って!」と。


いやいや、こちらこそ病院に来てもらうなんて申し訳なさ過ぎる!と言ったけれど、私も『会いたい人に会える時に会う』のは、とても重要な信条だと思う。

自分からだったら、この状況でなかなか切り出す勇気は無いだろうなぁと思い、そんな申し出をしてくれる友人の勇気に感謝して、「本当に当日、気が向いたら!」と、病院で会うことになりました。


友人は、11時過ぎに病院に来てくれました。

検査に入っていた私は予め場所を伝えておき、11時半前に2つ目の検査が終わり、合流できました。

院内のカフェ・ド・クリエで、パスタのランチセットを一緒に、とても楽しいおしゃべりができました。そして、午後の皮膚科の待ち時間と、会計の待ち時間までも。本当に感謝したいです。


私は娘が2人だけど、友人は息子くんが2人。

私の娘たちが、性格的に男子に近いと指摘されたり笑。

娘たち2人とも受験生、友人の小6ご次男も中受するので、受験生あるあるな話だったり。

実家や親の話題だったり。


病気の話題についても、一般的に友人等と会った時、医療従事のお仕事や病の経験をしていなければ扱いづらい話だろうと、なんとなく避けることも多い中で、(それが大人の気遣いのようなものだと、自分でも思ってしまうし)、


彼女は、様子を伺いながらも率直に聞いてくるし、きっとそれが自らの知識にもなって、相手への更なる寄り添いに繋がっているのだろうなぁ、と、会うたびに感じます。

いつも楽しく会話をしながらも、心から敬服しています。


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ここからはピアノのこと。

もし、抗がん剤を投与したなら、また体調不良や麻痺の悪化が出たなら、ピアノもしばらく弾けないかもと、前日の5/15に自宅の電子ピアノで練習し、2曲の動画を撮りました。

間違いだらけで、お聴かせしていいのか、わからないですが。


・ショパン「ノクターン18番 Op.62-2」

まだまだ練習中で、最初の1ページ目のみです。


・シューマン 子供の情景「見知らぬ国と人々」

シューマンの曲は、3月のリサイタルで聴いた三浦謙司さんの演奏に感動して、自分でも弾いてみたくなりました。素敵に弾くのは程遠くとも、弾いていて、とても癒される曲です。



我ながら、よくこの状態でピアノを弾くよなぁと思います。指先は、痛みもあるけど、麻痺で動き自体がすごく鈍くて遅いです。

例えば、日常生活で。マグカップを片手で持っていると、無意識に手首がクニャッと折れ曲がってしまって、中身が溢れることが、よくあります。

力が入らないせいで。必ず意識を集中して、両手で支えていないと。


足の感覚も麻痺していて、指1本1本の感覚がなく、固まっているように感じます。痛みは感じるのに、不思議です。なので、ペダルも踏めている時もあれば、足がペダルから落ちたり、踏みっぱなしで気づかないこともあります。

全くコントロールできないので、ウナコルダまで使うのは考えられなくなりました。



今まで弾けた曲が弾けなくなってしまったのも多く、ピアノを弾いても正直がっかりすることばかりですが、頭で鳴る好きな演奏の音が、ピアノに向かわせる、と言うことなのかな。


ちなみに、私が今練習しているショパン「ノクターン18番」で最も好きな演奏は、少し前の記事でも載せましたが、ヤクブ・クシュリクさん(ポーランド)です↓

2021年ショパン国際コンクールでの演奏。この時、第4位とマズルカ賞受賞です。

どの演奏も素晴らしいですが、ポロネーズ5番も大好きで、よく聴いています↓


 


今回、私が動画を撮ったのは、他にも理由があります。

GWに、主人と次女で外を歩いていたら、ピアノの先生に偶然お会いしました。


先生に、現状をお話しし、ピアノをなかなか弾ける状況にないこと、前回のレッスンで今後やりたい曲としてお話ししたショパンのノクターン18番を、少しずつ練習しているけれど、弾き方が合っているかわからず…、本当はレッスンに伺えたら良いですが、まだ見て頂ける指状態にない…と話すと、「気軽に動画を送ってくださったらアドバイスしますよ」と仰ってくださいました。


もちろん、レッスンに伺うのを目標にしたいですが、それ以来、少しずつでも練習を頑張るきっかけとなったのでした。



ある日の、ちょっとした出来事が、自分に影響をもたらしてくれることがあります。

そんな毎日を、取りこぼさず大切にしたいし、そういう暮らしができていることが、とてもありがたいと感じます。



長くなりましたが、お読みくださったり、お聴きくださった皆さま、どうもありがとうございました。


近所の埼玉会館へ、N響の埼玉公演を聴きに行ってきました。


今回、主人も一緒でした。

チケットを購入する際、「一緒に聴きに行きたい」と言うので、「え?大丈夫?」と聞きました。 

主人は、クラシック音楽(ピアノもですが)に興味のない人で、オケの曲は特に長いし、爆睡していびきをかいたり、ぐわんぐわん揺れたりしないか心配、の意味で確認したつもりでした。


そしたら、満面の笑みで、

「子守歌にして寝れるから、ええやん!」と、意味わからない返事で、ますます心配になりました。




公演の内容は、こちら↓

今回のお目当ては、リムスキー=コルサコフの交響組曲「シェエラザード」でした。私は、この曲の神秘的でオリエンタルな雰囲気が好きで。

各楽章の冒頭に奏でられる、ストーリーテラー的なヴァイオリンのソロをはじめ、各楽器のソロも多く、特にコンマスの郷古廉さんの生演奏をお聴きしてみたかったのでした。


開演前の様子。舞台袖からなのか、たくさんの楽器の音出しが聴こえてきてワクワクしました。



前半は、ベートーヴェンのピアノ協奏曲 第4番。ト長調で、この日のお天気のように爽やか。

きらきらと、すごく気持ちよい午後を感じました。

ソリストの萩原麻未さんは、2010年ジュネーブ国際コンクールの優勝者。小さなお子さまがお2人いながら、ご主人のヴァイオリニスト成田達輝さんと、仲良く練習されてる動画をSNSでよく拝見していました。

萩原さんのピアノ、柔らかくて流麗!フランスものが合いそう、と思ったら、やはりパリに留学されてました。

ソリストアンコールは、ドビュッシー「亜麻色の髪の乙女」。とても素敵でした。あんなに自由自在に、音色やテンポを操って表現できたら、どんなに心地よいだろうなぁ…と見惚れてしまいました。



後半は、楽しみにしていたリムスキー=コルサコフの交響組曲「シェエラザード」。

郷古さんのヴァイオリンソロが、本当に柔らかで繊細で美しく、ずっとずっと聴いていたかったです。また是非、生演奏をお聴きしたいと思いました。

若くしてN響の第一コンマスになられましたが、佇まいも、動き一つ一つまで、とても端正で素敵なお方でした。


フルートの神田寛明さんの美しくあたたかい音色を今回も聴けたことも、とても嬉しかったです。どの楽器のソロも、本当に素晴らしくて楽しめました。


主人も言ってましたが、普段は長女の吹奏楽の音源を聴く機会が多いので、耳がそちらに慣れています。当たり前だけど、やっぱりプロの一流奏者の皆さんの演奏は、音も技術も表現も、全て違うよね〜、と。

中高生の吹奏楽部の学生さん達も、もっとこういう本物の音を、一度でも聴いたらいいのにと思ってしまいます。ソロもすごいし、オケ全体の演奏も本当に音がしなやかに揃っていて、感動しますね。



リオ・クオクマンさんの指揮も、エネルギッシュで、表現力豊かな動き。オケを引っ張っていく躍動感に、聴衆のこちらも惹きつけられました。


アラビアンナイトの物語を、一緒に旅しているようでした。夢見心地にいつまでも聴いていたくて、終わってほしくない気持ちで聴いていました。

主人も、眠くなるどころか、やはり物語の世界を共に進んでいるかのように感じたり、とても楽しんでくれたみたいでした。


オケ・アンコールは、こちら↑。同じロシアもので揃えたのかな? ポロネーズのリズムが、明るく快活で、聴衆の集中力を最後に解きほぐしてくれたかのようでした。はー、とても楽しかった!



演奏会鑑賞の後は、甘いものとコーヒーが欲しくなります。

ゆっくりしながら、演奏会の余韻を楽しみました。


主人が、「クラシックの演奏会、ひとつ不満がある」と言うので、何かと思ったら「カーテンコールが面倒臭い」とのこと笑。

演奏後、観衆の割れんばかりの拍手で、指揮者やソリストが舞台に出てきて応えたり、舞台袖に引き揚げたり…を繰り返した後、ようやくアンコールの演奏!という流れが、せっかちな彼には待てなくて許せない時間のようです。

「わかったから、はよやれや!」とイライラして仕方がないそうです。


私は、そんなふうに思った事なかったので、面白すぎてウケてしまいました笑笑。私は、そのカーテンコールの間にこそ余韻に浸る時間、と思っていたので。

クラシックの演奏会、ひとりで聴きに行くことのほうが多かったですが、一緒に鑑賞して、終演後の意見交換までを楽しむのも良いものだなぁと、新鮮に感じました。




とてもよく晴れたGWの日に、大学時代の、山登りをしていた頃の友人たちと久しぶりに会いました。

前回会ったのは、おそらく2018年。8年振りの再会でした。
私以外の友人は関東に住んでいないし、それぞれ家庭もあり、気がつけば連絡を取り合う機会も減っていました。

今年こそは帰省のタイミングに会おう!と、固い決意(笑)で、年始から連絡を取り合っていました。



(今年50歳になる学年なので)「ギリ40代のうちに会おう、GWの予定はどうか?」と具体的な話が出たのが、私がちょうど入院中の4月初旬でした。


「せっかくなので、大学のキャンパスで待ち合わせようか?少し大学構内を散歩しよう」という話になりました。


その時、私は既に、抗がん剤治療による副作用の痺れが強く出ていて、ふらつきが強く、百メートル歩くのもやっと、という状態でした。自分が大学内を散歩する姿は、まだ想像もできませんでした。

しかし、その時点では、友人たちに自分の近況は話さず、GWには上手く歩けるようになって池袋まで行く!というのを、自分の中の密かな目標にしたのでした。


退院して日が経つにつれ、杖でだいぶ長距離を歩けるようになっていました。主人も、行き帰りは同行してくれることになり、約束の数日前に、友人たちに近況を簡単に伝えました。

友人たちは、私の地元まで会いに行くと言ってくれたけれども、できれば大学で会いたいし、大丈夫だから、そうさせて欲しいと伝えました。



新緑の美しいこの季節に大学を訪れたのは、本当に久しぶりでした。蔦の絡まる赤レンガの校舎や、木陰のベンチに座って会話が弾むひとときも、ただただ素敵な時間でした。

(↑第一食堂。かつ丼が好きです。この日は閉まっていました)


↑蔦が生い茂る本館(1号館)を背景に、みんなで再会を喜びました。今日会えなかった友人も、またの機会に会えたら良いなぁ。

ちなみに、写真両端のお2人は、部内の同期同士でご結婚したご夫妻で、今回お嬢さまたちにもお会いできました。ご長女は大学2年生とのこと。時の流れを感じるとともに、感慨深さがありました。

大学時代の友人のお子さまが、もう大学生…。

知り合ってからもう、30年です。


その後、同期ご夫妻のご主人のほうとお嬢さまたちは、新大久保へお買い物・食べ歩き等に向かわれました。



ここからは、女子3人で。


写真は撮りませんでしたが、部室棟のほうにも行き、「この辺りで筋トレしてたね」とか、「週3で4kmとか6kmだとか走ってたよね」など、懐かしく振り返りました。



東京芸術劇場から少し大学側へ向かったところにある「キッチンABC」で昼食を。ガッツリもりもり!わんぱくな洋食で、気持ちはすっかり学生でした(笑)。

でも、味は案外こってりとしていなくて、結構いけちゃいます♪

とても美味しく頂きました。


その後はスタバでゆっくりお喋りの時間。

いろんな話をしたけれど、世代的に、親とのお別れや付き合い方、施設等への移行や実家じまいなど、みんなもそれぞれある中で気を揉みながら対応していて、お互いとても励みになりました。


友人たちも、やはり高齢となった親御さんに会いに、実家へ帰る頻度は遠方からでも増えているらしく、これからはもっと定期的に会おう、と約束しました。



↑福島県と長野県に住む友人たちから、それぞれ頂いた、ありがたいお土産。私も、一応伊勢丹に出店している地元の和菓子屋さんのお饅頭をお渡ししたけれど、埼玉の銘菓って何だろうなぁと、こういう時いつも考えてしまいます。


『雷鳥の里』をお土産にくれた友人が、

「南アルプス行った時、雷鳥見たよね?覚えてる?」と。


もちろん覚えてる。

大学3年の夏に、この女子3人で、南アルプスの塩見岳〜間ノ岳〜北岳という3,000m級の山々を、テント泊で縦走しました。

風呂無し、トイレ無し、みたいな、今思えばだいぶ逞しい1週間弱?だったのかな。


最初の塩見岳(3,047m)は好天だったものの、その後はだんだん天気が荒れて、視界は常に真っ白。

暴風雨でテントのポールが折れて壊れたり、稜線を歩くにも暴風に身体が谷底へ飛ばされそうで、重いザックを背負いながら身を低く屈めて歩き続けました。

「これ、遭難とかあるかなぁ?下手したら帰れないのかなぁ」などと頭をよぎる数時間もありました。


ようやく最終目的の北岳(3,193m)にも到達し、いよいよ翌日下山するのみ!というところまで無事に来て、テントも壊れたから山小屋でゆっくり泊まった日。


やっと天候も穏やかに落ち着いてきて、少しガスが晴れてきたね!と、3人でホッと外に出てみました。ガスの切れ間から覗かせる南アルプスの雄大な景色を眺めていると、

「あ!雷鳥!やったぁ!」

とてもかわいい雷鳥さんが、チョンチョン、と、どこから来たのか急に現れたのでした。

この過酷な数日間を乗り越えた、ご褒美かのように。私たち3人の前に現れた、まるで神の使いかのような雷鳥さんだった。

忘れられないよね、と。


そんな思い出話です。 



…ところで、行き帰りに同行してくれた主人は、その間に、雑司ヶ谷霊園〜雑司ヶ谷旧宣教師館〜護国寺〜早稲田〜目白など散策していたそうです。25,000歩にもなり疲れ果てたので、東京芸術劇場の1Fカフェで、おひとり様パンケーキを楽しんでくれたようでした↓

主人の優しさや支えには、いつもですが、本当に心から感謝したいです。






 


病気の話題が続くばかりで、すみません。

でも、これが今の日常で。

病との暮らしのこと、備忘録的に、多くなってしまいます。


こんな内容でも、もしもお読み下さる皆さま。

どうもありがとうございます。

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現在、4種類の薬剤を使う抗がん剤治療(ABCP療法)。

2クール目の投与(4/16)から、1週間が経つ先週水曜のこと。

体調がとても悪く、身体に全く力が入らず、全く起き上がれない日がありました。眠ってしまったら、本当に二度と目覚めないんじゃないかと思うくらい。

気が遠のいてゆく感覚が、一日中ずっと続いて、とても怖くなりました。



強い痺れの副作用で、力が入らず、感覚もなく、やろうと思うことができない日々。焦ると、すぐ膝から崩れ落ちそうになる。

少しのことも、すごく時間がかかってしまいます。


溜まっていたつらさが爆発して、夜、主人が帰ってきたら、泣き喚いて発狂し、「死にたい死にたい死にたい」と叫び続け、落ち着くまで時間がかかりました。


子ども達は塾などに行っていたため、この姿を見せずに済みました。

でも、吐き出す時間があったおかげか、その後は少しスッキリしました。

今後も、溜め込んでしまわないよう、気をつけようと思いました。



そんなことがあった翌日、主人が夕食に、ジャガイモのキャセロールを作ってくれました。忙しいのに申し訳なかったけれど、とても美味しくて、元気が出てきました。

ジャガイモのキャセロールは、結婚して数年の頃か、私が主人の母から教わったメニューでした。確か、小林カツ代さんのレシピだったかな?

「塩コショウはキツめがええよ」と教えてもらった味。それを今度は、私から、息子である主人へ教えて、作ってもらえる。

味の伝授が叶い、尊いものを感じた日でした。


(↓ジャガイモのキャセロールのレシピ↓)




副作用が酷いため、先週は経過観察に2回、そして昨日も、大学病院へ。呼吸器内科と皮膚科、ソーシャルワーカーさんとの面談も。杖歩行は慣れてきたけれど、転倒に気をつけながら、電車通院。


「強い痺れ」が、どんな体感なのか例えて言うならば、長時間に渡って正座を続けて、ものすごく足が痺れてしまった時の、感覚がなくなって立ち上がれない状態と似ているのかな。

それが24時間ずっと続いている感じです。

手も、そんな感じ。


主人にはタクシーを使うよう言われるけれど、ものすごい金額になるし、今の私だと、ふにゃふにゃした感覚の身体で、家の中だって、いつ転倒してもおかしくない。転倒したら、きっと骨折すると思う。

タクシーを使ったとて、きりがない。

 


それと、入院時に1クール目の抗がん剤治療をした時(3/24)の、点滴漏れをした箇所。今だに左前腕の腫れとアザ、痛みが続いています。

捻挫をしたような重たい感じの痛み。


前腕のエコーを撮ったら、どうやら「血栓」ができてしまっているとのこと。パクリタキセルという薬剤を点滴していた時の点滴漏れで、稀に、こういう副作用が起きることがあるそうです。

ロキソニンを毎食後と、ロキソニンテープで、痛みの感じ方は少し軽くなりました。




↑大学病院が終わって、ひとりで地元に無事辿り着き、遅めの昼食を。PARCOのWIRED KITCHENで頂いた日。

ネギトロ温玉ライスボウルを、アボカド増しで。退院したら、こういうの食べたい!と思っていたメニューの一つでした。



幸い、食欲はあるので、何だかんだあっても、食べることを楽しめる。 

とても恵まれていると思いました。



週末の1日目は、主人と、車で埼玉県川口市にある、古民家カフェ「senkiya」さんへ。

もう、GWの始まりかな?早いですね。


代々続く植木屋さんの母屋を、店主さんが4年かけてセルフリノベーションされたのだとか。

ティラミス、久しぶりに食べました。

コーヒーと良く合って、とても美味しかったです。

お店の中は、天井が高く、とても丁寧な造り。ほのぼのした居心地の良さに、心温まりました。お店のワンちゃんが、お庭でだらっとお昼寝してて可愛かったです。

昭和の家屋、懐かしくて好きだなぁ。

お出掛けできて、良かった!



翌日のお昼は、地元の中華屋さんに。

浦和レッズの選手やレッズサポさんも集まる名店「王龍(ワンロン)」。

どのメニューも美味しいですが、野菜タンメンが大好きです。お野菜たっぷり!ちぢれ麺とスープの絡みも激うま。



そして週明け、主人が休みだったので、一緒に行ってみたかった森カフェへ。

埼玉県伊奈町の「杜のヴィエント」。

素敵なオーナーご夫妻のホスピタリティに、気持ちがほぐされて、明るくなりました。


↑そばガレット、初めて頂いたけれど、とても美味しかったです。ガレットの両脇に添えられた、ツナやエリンギを一緒に頂くと、塩加減が絶妙!


↑ケーキは早々に売り切れてしまっていたので、私はプリンを頂きました。


緑に囲まれて、静かな空間に身を置くと、まるで軽井沢にいるかのようでした。また来たいです。



それにしても、ここ数日間、よく食べました笑!

食べることは、生きること。

今は、力をたくさん蓄えておきます。



自分なりのピアノ遊びも、手を動かすリハビリを兼ねて、楽しんでいます。

好きな曲の、弾きたい部分だけを、少し弾いてみたりの、いいとこ取り。

前回の投稿でも書いた、ショパンのノクターン18番の1ページ目や、バラード4番の最初の3ページくらい、とか。すごく限定的です笑。

ヨチヨチした譜読みだし、指も痛いから、本当に雑です笑。鍵盤を撫でる程度の、弱々しい音しか出せないけれど。


それでも主人からは、「ちゃんと弾けているように聴こえるよ?穏やかな曲が続いて、いいと思う」と。ピアノが好きでなく、誰の何て曲とも興味ない彼が、たとえ適当でも、そう感想をくれて、その優しさに感謝します。

とにかく、私の頭の中は、好きな音で溢れて、しあわせです。



(おまけ)

私が入院時に観ていたアニメ「クラシカロイド」を、娘たちもまた今ハマって観ています。

ハチャメチャだけど、やっぱり面白いんだよね〜、と。

ちなみに、OP曲は、布袋寅泰さんが作曲しています。まさにクラシックとロックの融合で、すごくイイ感じなんです↓↓


↓こちらは、「月光」のアレンジ「Song for the moon」次女が気に入っている曲。


長女は、ショパンがお気に入りのようです。

アニメの中では、真っ暗な部屋で、段ボールのミカン箱の中で体育座りをして生活する、引き篭もりキャラ。でもイケメン笑。


アニメは現在シーズン2までありますが、以下、娘たちの会話。

次女「シーズン3来ないかなぁ?そしたらドビュッシーとか、ブラームスとか出て欲しい!」

長女「それな!ブラームス来たら、ロベルトとクララ・シューマンはセットだよな!」


…君たち、クラシック好きじゃないのに、何でそんな知ってるの?と聞いたら、全ては小学生の時に読んだ学習まんがの知識とのこと。

特に、「クララ・シューマン」の伝記まんがの中で、結婚に反対された父と裁判で争ったり、夫のロベルトが自殺を図るシーンが衝撃的過ぎて忘れられなかったらしいです。。


というわけで、娘たち+私、3人お揃いで、こんな可愛らしいクリアファイルを使うことになりました。




3月後半に始まった、4種の抗がん剤による治療(薬剤の頭文字で、「ABCP療法」と呼ぶ)。

2クール目の投与を、4/16(木)に受けました。

当日は、朝6時半に家を出て、湘南新宿ラインはグリーン車両に乗りました。

大学病院で、採血採尿レントゲン→主治医の診察を経て、点滴は10時半頃から開始。7時間かけて、17時半頃に無事投与が終わりました。
白血球の低下を防ぐ、「ジーラスタボディポッド」という、腹部に装着型の薬剤を刺してもらい、無事に帰宅しました(自動投与後、27時間後に自分で針を抜いて取り外す)。


怠さや軽い吐き気でゆっくりする日々です。

腰痛など、身体全体にずーんと重い鈍痛もあるような。


2クール目の投与時も、痺れ対策の着圧ソックス&手袋、冷却はしたものの、身体の痺れは更に強くなりました。

でも、杖で真っ直ぐ歩くだけなら、だいぶ上達しました!まだ、姿勢を変えたり、方向転換や段差だと、たちまちロボットのような動きになります笑。バランスを崩しそうになるので、転倒しないように注意しています。


ブラウスのボタンをはめるのに、すごく時間がかかるようになりました。指先の感覚が、今まで経験したことのないような、力が入らず、どこを何を掴んでるのかよくわからない感覚。

それなのに、2月までの治療の副作用による指先の痛みや腫れは、普通に感じてしまうし、引き続きの悩みです。

あとは全身の痒みもキツい副作用です。保湿と軟膏と、冷却。痒いのも地味につらいですよね。


こんな状況でも、少しでも、ピアノの前に座りたくなってしまいます。
今は、ショパンのノクターン18番の1ページ目を、ゆっくり譜読みしています。


手指はもちろん、まともに動かないし、
足先も感覚が鈍っていて、ペダルも踏めてないような感じ。

でも嬉しいのです。

頭の中で鳴る、優しい旋律が心地よいから。

↓私が好きな演奏は、ヤクブ・クシュリクさん(ポーランド)。

2021年ショパン国際コンクール第4位、マズルカ賞受賞。




週明けて、長女の幼稚園時代のバス停の先輩ママさん達とランチしてきました。

「花論珈琲茶房」にて。北海道を中心に展開するカフェですが、なぜか近所にあります。


甘いピクルスを添えたパストラミビーフのパニーニを頂きながら、


竹炭抹茶ロールとホットコーヒー。


お昼前から夕方まで、ソファ席でゆっくり。

病気のことを忘れる時間も必要。


3人で会いましたが、偶然、上の子達がみんな同じ高校なので、高校ネタでも盛り上がれました。



お店から出る時、手すりのない、ちょっとした段差で一歩を進みあぐねていると、ママ友さんが「つかまって!」と、スッと手を差し出してくれました。


日常の中に、咄嗟のあたたかなお心遣いが、本当に身に沁みてありがたいです。