昨日5/14(木)、抗がん剤3クール目の投与を受けました。
実は、主治医の先生にお会いするまでは、今回の投与は延期してもらおうと意志を固めていました。
もし、今回も投与して、副作用が、麻痺がもっと強く出たなら。もう歩けなくなると思い怖くなりました。
ところが。
この2日前に、胸部CT&脳MRI(共に造影剤使用)検査を受け、この日に結果を聞きました。
なんと、肺内の癌細胞(たくさんある)が、消えているものもあれば、薄くなっているものもあったのです。
(脳については今回も無事、ありがたいことに転移ありませんでした)
ここ1年半くらい、つらい治療が続く割りに、あまり効果がなかったし、更に副作用で手足の痛みや麻痺も強く出て、正直つらくなっていました。
なので今回、ここまで治療効果があったのは劇的で、一気に投与続行へ気持ちが吹き返したのでした。
ただ、主人は「家でも、身体がよろけて危険なことがよくある。家族として見ていられない。せめてもう2週間ほど様子を見て延期させたい」
話し合いが続き、結局、痺れの原因である「パクリタキセル」という薬剤を30%減薬に変更で、4剤投与となりました。
この日の病院も待ち時間が長く、診察も話し合いが長く続いたので、ようやく12時半に点滴開始→18時半に点滴終了。
続いて、白血球値の低下防止のためのジーラスタ ボディポッド(お腹に刺す自動投薬装置。27時間後に自分で針を抜く)を装着してもらい、会計、お薬をもらって19時に病院を出ました。朝6時半に家を出て、やはり長い一日でした。
主人は、病院が終わる頃に会社から戻ってきてくれて、一緒に今回はタクシーで帰宅しました。
今は、投与初期におこる倦怠感や軽い吐き気などの症状があるので、処方された吐き気止めを飲んで、ゆっくり過ごしています。
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さて、投与の2日前に行われた検査の日。友人の1人が病院まで会いに来てくれました。
幼稚園〜中学まで同じの幼馴染で、彼女とは中学のとき同じ吹奏楽部で、楽器(トランペット)も一緒でした。会うのは、このとき以来↓
GW中に連絡をくれて「体調が落ち着いてる期間、お茶でもどうかな?浦和まで行くよ!12日とか、どう?」と。
「体調は落ち着いてる時期なんだけど、その日は午前中に2つ検査、午後イチに皮膚科の予約があってさー」なんて言っていたら、「じゃあ、私が病院に行く!」と。
「大学病院の待ち時間が読めないことは重々承知だし、待ち時間に隣に座って、話し相手にでもなって、退屈な待ち時間が少しでも紛れるかもしれないなら、行く! でも疲れちゃうだろうし、気が進まなかったら、遠慮なく断って!」と。
いやいや、こちらこそ病院に来てもらうなんて申し訳なさ過ぎる!と言ったけれど、私も『会いたい人に会える時に会う』のは、とても重要な信条だと思う。
自分からだったら、この状況でなかなか切り出す勇気は無いだろうなぁと思い、そんな申し出をしてくれる友人の勇気に感謝して、「本当に当日、気が向いたら!」と、病院で会うことになりました。
友人は、11時過ぎに病院に来てくれました。
検査に入っていた私は予め場所を伝えておき、11時半前に2つ目の検査が終わり、合流できました。
院内のカフェ・ド・クリエで、パスタのランチセットを一緒に、とても楽しいおしゃべりができました。そして、午後の皮膚科の待ち時間と、会計の待ち時間までも。本当に感謝したいです。
私は娘が2人だけど、友人は息子くんが2人。
私の娘たちが、性格的に男子に近いと指摘されたり笑。
娘たち2人とも受験生、友人の小6ご次男も中受するので、受験生あるあるな話だったり。
実家や親の話題だったり。
病気の話題についても、一般的に友人等と会った時、医療従事のお仕事や病の経験をしていなければ扱いづらい話だろうと、なんとなく避けることも多い中で、(それが大人の気遣いのようなものだと、自分でも思ってしまうし)、
彼女は、様子を伺いながらも率直に聞いてくるし、きっとそれが自らの知識にもなって、相手への更なる寄り添いに繋がっているのだろうなぁ、と、会うたびに感じます。
いつも楽しく会話をしながらも、心から敬服しています。
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ここからはピアノのこと。
もし、抗がん剤を投与したなら、また体調不良や麻痺の悪化が出たなら、ピアノもしばらく弾けないかもと、前日の5/15に自宅の電子ピアノで練習し、2曲の動画を撮りました。
間違いだらけで、お聴かせしていいのか、わからないですが。
・ショパン「ノクターン18番 Op.62-2」
まだまだ練習中で、最初の1ページ目のみです。
・シューマン 子供の情景「見知らぬ国と人々」
シューマンの曲は、3月のリサイタルで聴いた三浦謙司さんの演奏に感動して、自分でも弾いてみたくなりました。素敵に弾くのは程遠くとも、弾いていて、とても癒される曲です。
我ながら、よくこの状態でピアノを弾くよなぁと思います。指先は、痛みもあるけど、麻痺で動き自体がすごく鈍くて遅いです。
例えば、日常生活で。マグカップを片手で持っていると、無意識に手首がクニャッと折れ曲がってしまって、中身が溢れることが、よくあります。
力が入らないせいで。必ず意識を集中して、両手で支えていないと。
足の感覚も麻痺していて、指1本1本の感覚がなく、固まっているように感じます。痛みは感じるのに、不思議です。なので、ペダルも踏めている時もあれば、足がペダルから落ちたり、踏みっぱなしで気づかないこともあります。
全くコントロールできないので、ウナコルダまで使うのは考えられなくなりました。
今まで弾けた曲が弾けなくなってしまったのも多く、ピアノを弾いても正直がっかりすることばかりですが、頭で鳴る好きな演奏の音が、ピアノに向かわせる、と言うことなのかな。
ちなみに、私が今練習しているショパン「ノクターン18番」で最も好きな演奏は、少し前の記事でも載せましたが、ヤクブ・クシュリクさん(ポーランド)です↓
2021年ショパン国際コンクールでの演奏。この時、第4位とマズルカ賞受賞です。
どの演奏も素晴らしいですが、ポロネーズ5番も大好きで、よく聴いています↓
今回、私が動画を撮ったのは、他にも理由があります。
GWに、主人と次女で外を歩いていたら、ピアノの先生に偶然お会いしました。
先生に、現状をお話しし、ピアノをなかなか弾ける状況にないこと、前回のレッスンで今後やりたい曲としてお話ししたショパンのノクターン18番を、少しずつ練習しているけれど、弾き方が合っているかわからず…、本当はレッスンに伺えたら良いですが、まだ見て頂ける指状態にない…と話すと、「気軽に動画を送ってくださったらアドバイスしますよ」と仰ってくださいました。
もちろん、レッスンに伺うのを目標にしたいですが、それ以来、少しずつでも練習を頑張るきっかけとなったのでした。
ある日の、ちょっとした出来事が、自分に影響をもたらしてくれることがあります。
そんな毎日を、取りこぼさず大切にしたいし、そういう暮らしができていることが、とてもありがたいと感じます。
長くなりましたが、お読みくださったり、お聴きくださった皆さま、どうもありがとうございました。

























