リカレント(学び直し) | 【ゆの里通信】お水を生かした癒しの場

【ゆの里通信】お水を生かした癒しの場

「伝える」から「伝わる」へ
日々、考えている「お水」のまわりの出来事を綴っていきます

今年は「ゆの里」開業35年目の節目に
なります。

節分がすぎて新しい年に入り、
いろいろなところで今年は
例年以上に変化の年、始まりの年だと
言われていますが、そんな時こそ、
過去を振り返り、
今の立ち位置を確認したくなります。

コロナの時期、盛んに言われている
言葉の一つに「免疫」がありますね。
免疫力をつけてコロナウイルスを
寄せ付けず、あるいはかかっても
免疫力があれば、自覚症状はなく
軽症で済むなど、私たちの
免疫力が問われています。

この免疫という言葉を
私たちに平易に、わかりやすく解説して
くださったのがあのベストセラー
『免疫革命』の著書・安保徹さんです。

安保先生は2002年秋、「ゆの里」を来館し、
約400名ものお客様の前で、この免疫の話を
してくださいました。
『免疫革命』が、まだ世に出る前です。

安保先生の『免疫革命』より先に
先生を世の中に押し出した著書が
実はあるのです。
それが、写真の『未来免疫学』。

この本の編集に携わったのは、「ゆの里」とも
ご縁が深い般若心経の研究者でも知られた
重松昭春さんのお嬢さん
重松伸枝さんです。編集者を経験した者から
言わせていただくと、編集者次第で
その本の佇まいが決まるといっても
過言じゃないくらい、担当編集者の
存在は本づくりに大きく影響します。

重松さんが編集されたこの本は、
今、読み返しても一般の私たちが
わかりやすいという以上に、
専門書としても多くの医療従事者から
支持を受けたということが
よくわかる細部の配慮が光っています。

宿泊施設「このの」にも貸し出し用として
置いていますのでぜひ、お読みください。
安保先生の十八番、
自律神経と「顆粒球」「リンパ球」の関係が
本当によくわかり、ここから先生が
有名になられたことが味わえます。

それにしても「ゆの里」って、
すごい人たちが交流してきた場なのだと
改めて思います。
重岡社長が「お水のお話会」で
35年の歴史をぎゅっと圧縮して
わずか3時間半足らずで語り、
毎回、新しい情報が上書きされるので
時間に収まらないと嘆くのは、
さもありなん。

あの話の中に登場しない
多くのエピソードが「ゆの里」には、
キラキラと鎖で繋がっているように
あるのですから。

永島は入社9年目に突入しました。
35年の歴史から見たら
まだ4分の1足らず。でもでも
これからの新しい歴史を作る場に
立ち会える者として、
「ゆの里」を通して、あらゆることを
学び直したいと思います。

流行りの言葉、
リカレントには学び直しの他に
「循環」という意味もあるとか。
まさに、お水の振る舞いと同じ。
繰り返し、循環しながら
軌跡を残して経験を蓄積していく。

「ゆの里」は、私にとって
学舎(まなびや)なのですね。