ようこそパセリ日記へ
人は感情で動いている
先日義父の誕生日会で私と奥さんは財布をプレゼントしました。これが義父にとっては物凄く嬉しかった様で非常に喜んでくれました。決して高価なハイブランドの物を渡した訳ではありません。ここで物の価値は値段では無い事を改めて感じました。
ただそこには心温まるエピソードがありました。今回プレゼントに財布を選んだ理由は、義母からの小言がきっかけとなりました。義父が日頃持ち歩いている財布は、かなり使い込んでいる様に見える物でした。味が出てきたといえばそれまでですが、義母は何度も買い替えを勧めていました。しかし、義父はその度に強く反発して買い替えようとはしませんでした。義母はその事を娘である奥さんに話したのでした。
実は義父が使っている財布は、何年も前に娘である奥さんがプレゼントした物だったのです。この時点でもの凄く心が温まりました。義父にとっては『娘からのプレゼント』に価値を感じていたのです。
大切に使ってくれている事はすごく嬉しい反面、頑なに使い続ける義父は今後買い替える事は無いのだろうと考えた時、改めて娘である奥さんからプレゼントする事でそれが可能になると考えました。
結果的にはプレゼントに大変満足して喜んでくれました。すぐに中身を入れ替えると言って財布を取りに行く程でした。後々使っていた物をどうするかという話になったのですが、捨てる事は出来ないとの事でレシート入れに使うと意気揚々に言っていました。
物の価値は値段では決まらない。これが腑に落ちる瞬間に立ち会えて幸せな気持ちになりました。人生の満足度は価値をどこに置くかで大きく変わるという事です。あなたはどこに価値を置いていますか?