井上浩二の「現在(いま)を考える。」
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広い日本をもっと上手く活かしませんか?

千葉県の鴨川にも温泉があるんですね。知らなかった。先日、息子と二人で「天津小湊温泉 城崎の源泉の湯」というところに行ってきました。効能的には温泉なのですが、あまり温泉という感じがなかったのが個人的には残念。でも、宿中屋さんのおもてなし、料理は最高でした。河豚のコースに伊勢海老の刺身とアワビステーキも付いて、箸が止まらない。1泊で体重が増えたのではと心配になるほどでした。
 
活かし方次第
私が大学生の頃は、何度か鴨川にもドライブで来たことがあったのですが、それ以来なので40年ぶりぐらい。息子とも色々と立ち寄ってみたのですが、中でも素晴らしかったのが四方木不動滝です。車を停めてから15分ぐらい歩くのですが、その散策路がとっても素敵。もののけ姫の「こだま」が出てきそうな森を抜けると、不動尊が祭られてあってその先にシシ神が住んでいそうな滝が。紅葉の季節はきっともっと大勢の人がいるのだと思いますが、先日は私達だけ。最近は、どこに行っても外国人さん達で込み合っているところが多い中、自然を満喫できるこんな素敵なところがあるんだと驚きました。
こんな素敵なところ、このままであって欲しいと思いつつも、町の事を考えるとやはり何とかならないかと考えてしまいました。滝への道中、見かけたのはかなり荒廃した多くの空き家。土砂崩れで長らく通行止めのままのような道路も。限界集落の危機にあるというのもよく分かります。東京から電車で来るのはかなり不便ですが、車だと1~2時間。海も近い、ジビエも楽しめる、そして喧騒から離れられる環境。しかも、土地はとっても安い。どんな事が出来るだろうと考えてまず頭に浮かんだのは、知り合いが経営している人気スポット「ぶどうのたね」。福岡のうきは市にあるのですが、まだ世の中であまり知られていない作家さん達の作品を集めたギャラリーとレストランを自然の地を上手く利用して配置していて、自然を感じながらゆったりとした時間を楽しめる。こういう空間だったら、この地にもとってもしっくり来る。インバウンドで外国人だらけになって騒がしいところ増えている今だからこそ、日本人が日本の良さを楽しめる場にしていくのも一つの方法なのではないかと思いました。滝への道すがら、キジやイタチとも出会ったのですが、そういう環境を残したままでやれることがあるように思います。海鮮とジビエの両方を楽しめるレストランなんて言うのも面白い。働く場を選ばないIT系企業の宿泊施設付きサテライトオフィスなんて言うのも面白いんじゃないかと思ったりもしました。ただ、やるのは簡単じゃないですよね。ぶどうのたねも、オーナーさんが額に汗して作家さん達との関係作りをしたり、お料理を考えたりしてこんなに素敵なところになったわけです。私が知り合ったのは20年近く前なのですが、その時はまだまだ小さかった。それから色々な工夫をして、うきは市という正直柿畑しかないようなところに日本中から人が来るような人気スポットになるまで成長させた。そこには、オーナーの強いこだわり、意志と努力を感ぜざるを得ません。そんな志を持つ人を行政と力のある企業が上手く後押ししてくれれば、こういうところでも新たな芽が育つように思うのですが。
日本は狭い島国なんて言いますが、局所集中しているだけで活用しきれていない素敵なところはまだまだ沢山ある。ちょっと小旅行をしただけで何もわかっていないオッサンの戯言かもしれませんが、一捻りすると出来る面白い企てがあるんじゃないかと妄想してしまいました。
20260329_鴨川温泉旅行
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