井上浩二の「現在(いま)を考える。」
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日本にスパイは必要だと思いますか?

皆さんは、VIVANTはご覧になっていますか?私は、お酒の友として毎週楽しんでいます。(今週、来週は休みですが。)ただ、やっぱり1stシーズンの方がずっと面白かったと個人的には思っています。不思議な設定で始まり、別班の秘密が明かされ、父と子の悲しい運命がドラマを創り出す。展開もスピード感もとっても良かった。しかし、2ndシーズンは・・・お金をかけているのは分かりますが、話の展開も遅いし、仕込みを思いっきり感じさせる小難しく作り込んだストーリーがイマイチ。しかし、一杯飲みながら気軽に日曜の夜を締めるのには悪くない。そんな感じで楽しんでいるのですが、先日ちょっと考えちゃう記事が。「ドラマVIVANTが描く外交官スパイ 現実に広がる情報戦」というタイトル。日経の記事で取り上げるぐらいだから実際にそんな傾向があるのか?はたまた日経でもインプを上げたい記者のおふざけか、なんて思いながら読んでみました。

 

大事な税金をここに使うか?
記事では、主にロシアのスパイ活動が今でも活発に行われ、欧州各国はウクライナ戦争が始まった2022年から既に400名の情報局員を国外追放したという事が報じられていました。ま、ロシアと言えば旧ソ連のKGBがとっても有名。ソ連の崩壊、その後国力と領土を回復するための活動を政府中心に取り組んでいるロシアですから、違法な活動も含めた諜報活動は続いているのでしょうね。KGB以外では、CIAやMI6なんかも有名ですね。国際紛争に関わっている国々は、やはり諜報活動は必須なのかな。紛争がなくなれば良いのですが、現実にはそうはなっていないから致し方ないのだと思います。更に、経済面やAI技術競争で対立する大国も政治を絡めて手を打っているから、そういうところでもスパイの活躍が必要なのかな。合法な情報入手に基づいて政策を考えることはもちろん必要ですが、違法な活動はこの世から消えてなくなれば良いと個人的には思います。(夢想ですが。)ま、いずれにせよ、上記のような国々ではスパイ活動はこれまでも行われており、状況が変わればその強化が図られるのは今に始まったことではないですよね。では、何故今こんなことを新聞で書くのか?記事では、

 

ロシアの情報機関はその後、頻繁に国境を越えて移動しても怪しまれない貿易会社の社員や研究者といった協力者の利用を増やしているとみられる。各国でも、堺雅人さんが演じる「VIVANT」の主人公・乃木憂助のように商社員の身分を活用したケースは珍しくない。

 

なんて少し面白おかしく書いた上で、最後に

 

高市早苗政権は国家情報局の設置など情報機能の強化を掲げており、外交カバー要員の拡充につながる可能性もある。

 

と結んでいます。これがイシューだったんですね。だったら、記事の頭に書いたらいいのに、なんて思っちゃったりしました。まさか日本政府がVIVANTみたいなことをやるとは思わないのですが、そうでなくても台所事情が厳しい日本がスパイ活動強化により多くの税金を投入するとしたら・・・個人的には大反対です。念には念を入れて、多少の防衛力強化は分からなくもありません。ただ、他国が日本に武力攻撃を仕掛けるというのは非現実的だと思います。もしそんな事をする国があったら、その火種は凄惨な結末を迎えると思います。流石に狂人が出てきたら別ですが、常識的にはあり得ない。日本は、憲法で定める平和国家。その日本が諜報活動を強化する、違法な行為も辞さないというのであれば、それはどこかの国の手先になるようなものなのでしょうね。紛争を抱える、あるいはそのリスクのある他国では今はまだスパイ活動が必要なのだと思いますが、置かれた状況の異なる日本が他国の動きを見て、その強化をもし図ろうとしているのであれば愚の骨頂ですね。自ら警戒され、紛争に巻き込まれる状況を作るようなものだと思います。スパイ映画やVIVANTのようなドラマは、日本ではフィクションとして酒の友であり続けて欲しいものです。
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