東京・銀座にある日本を代表するレコーディングスタジオ「音響ハウス」。
創業が1974年という事で、もう今年で46年目に入ったようですね。
そんな「音響ハウス」さんのドキュメンタリー映画というのが制作され、福岡でも先週末から公開されたので、さっそく観に行ってきました。
私自身、2003年あたりまでおよそ20年に渡り音楽業界におりましたので、この「音響ハウス」のスタジオにも数百回以上、様々なジャンルのレコーディングに呼ばれて仕事をしていました。特にこの「音響ハウス」では、CM音楽の録音が多かったかな。
昔は、スタジオの現場でシンセサイザーの音色をプログラミングしたり、アレンジされた譜面をコンピューターに入力(これを当時は「打ち込み」と呼んでいました)したりする仕事というのがあったんです。私はもともとギタリストだったんですが、いつの間にかシンセサイザーの仕事の方が忙しくなってしまい、以後ギターは全然弾く機会が無くなってしまいました。真面目に続けていればギターのキャリアも48年以上になるんですけどねえ(笑)
ですから算命学の勉強も、行く先々のスタジオのロビーなどで、自分の出番の無い時間にやったりしていたんです。まあ当時は殆ど毎日のようにスタジオで仕事をしていましたから、私生活というのは算命学の勉強ばかりで、それ以外は全然思い出せない、殆ど無いに等しいような状態でした。
あれからもう、いつの間にか20年も経ってしまったんですね。
この映画に出演されている皆さん、どこかで一度は顔を合わせたことのある方々ばかりなんですが、映像を通して久しぶりにお姿を拝見したら、みんなすごいジジイになってたんでビックリ(笑)
私が音楽業界を離れる事になったのは、やはり算命学の普及発展に命を懸けようと決心したからなんですが、そのお陰で物凄い苦労をする羽目になってしまい、それでもなんとか無事に今日までやって来れたのは、簡単に言えば運が良かったからなんだと思います。
この20年間、本当に色々なことがありましたからねえ。自分の会社を清算し、一家離散、人からの裏切り、破産の危機などを乗り越えながら、それでも算命学の仕事を続けてきたのは、
「この素晴らしい算命学をなんとか世の中に伝え広めたい」という信念、ただそれだけ。
お金になるとかならないとかそういうことは全部後回しにして、老後のことなども何にも考えずにここまで続けてきました。気が付けば算命学と出会ってからもう33年、算命学を仕事にしてから23年になります。
この映画を観ながら、あのままずっと音楽の世界に残っていたら、今ごろはどうなっていただろう? なんて思ってみたりもしました。
算命学の仕事を継続しながら、また音楽活動を再開するのもありかな?
音楽制作のキャリアを活かして、福岡の音楽シーンを活性化させるような事、出来ないかなあ。
・・・なあんて、色々考え始めています。
この映画、自分の残りの人生を考える上で、何かしらのきっかけを与えてくれたのかもしれません。
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